佐久間宣行『パストライブス／再会』を語る

佐久間宣行さんが2024年4月3日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で映画『パストライブス／再会』について、話していました。

（佐久間宣行）佐久間宣行です。最近、面白かったエンタメは映画『パストライブス／再会』です。佐久間です。『パストライブス／再会』は海外移住のために離れ離れになった韓国系アメリカ人が幼なじみの2人が24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いたアメリカ・韓国合作の大人のラブストーリーなんですけど。

まず、子供の頃をちょっと描いて。その後、7年後だかの2人をちょっとだけ描いて。さらに24年ぐらい経って大人になったけど結局、離れ離れで成就してなかった2人が再会するっていう、その数日を描いた話なんですけど。これ、すごく良かったですね。俺はね、今回のアカデミー賞候補の中でも「好み」っていう意味では一番で。

なんか、ほら。誰でもさ、選ばなかった人生に思いを馳せることはあるじゃないですか。時間は誰にでも平等だけど。「あの時、こうしていればな……」みたいなことって思ったりするじゃないですか。一度きりの人生のかけがえなさと残酷さを……この映画のたった2時間の間で人生1回分、生きたぐらい、感じさせてくれるという豊かな映画で。これ、最後は本当にね、泣けてきちゃうんですよね。夫の方が本当にね、情けないんですけどね。情けないけど……なんかもでも結構ね、いいなと思いますね。