東野幸治さんが2022年12月23日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で大河ドラマ『鎌倉殿の13人』最終回について話していました。
(東野幸治)(ワールドカップ決勝は)それはそれで面白いんすけど、『鎌倉殿』が面白かった! いやー、とにかく最後、一体どうなるか? 全く歴史、知らなかって。あの時代の話、知らなかったんですけども。小栗旬扮する北条義時が一体どうなっていくのか? そしてお姉ちゃんの北条政子。そして嫁。そして三浦っていう、なんかもうずっと敵か味方かわからん、のらりくらりしたやつと順番に相対しながら、エンディングに向かってくる感じがものすごく面白くて! 最後は「なに、この終わり方?」みたいな感じで終わっていく。あつむくん、見ました? 見てない?
(渡辺あつむ)はい……。
(東野幸治)ようそんな、うなずくわ。仕事や。ずっとうなずいてるから「いや、たしかあつむくん、見てなかったはずやな……」ってしゃべりながら思って。「あれ? もしかして俺の日々の『鎌倉殿』のメッセージが伝わって、ついに重い腰上げてラスト5話ぐらいから見て。『鎌倉殿』の最終列車に乗り込んでくれた感じのうなずきなのかな?」って思ったら、結局聞いた俺が嫌な思いするっていう(笑)。見てなかった? そんな、よう……嘘ばっかりやな?(笑)。だから落語家、嫌いなんや(笑)。
(渡辺あつむ)なんでやねん! ひっくるめるな!(笑)。すいません。あの、お正月に全部、見ようと……。
(東野幸治)ああ、見てくれる? 嬉しいわー!
(渡辺あつむ)うわっ、この先輩、ちょろいな……(笑)。
「最後にこんな終わり方、すんねや!」(東野幸治)
(東野幸治)フハハハハハハハハッ! いやいや、めちゃくちゃ面白くて。「最後にこんな終わり方、すんねや!」っていうのと。だから元テレ東の佐久間さんのYouTubeにちょっとお邪魔して。1年に1回お邪魔してるんですよ。そこでお互い、1年間見たやつの総括みたいなんで、好きだった作品をお互いに言い合うんですけど。やっぱりその『鎌倉殿』を紹介されて。
で、その収録の時は最終回の前。まだやってない段階でのお話だったから、よくわかってなかったけど。いろいろ佐久間さんから『鎌倉殿』の裏話を聞いたりとかして。「えっ? ええっ?」と思いながら。まあ、ようこんなに人を殺せるなっていう大河ドラマで。子供たちにすすめられない大河ドラマね。僕の中での印象としては、子供たちにすすめられへんぐらい、人が死んでいく大河ドラマで。
だから最後、どのようにして小栗旬くんが……最初はだから田舎の青年が、どんどんどんどん権力の上に上に上に上に登っていって。どんどんどんどん目つき悪くなっていって。どんどんどんどん意固地になって、どんどん孤立して。どんどん家族からも評判悪くなって、1人ぼっちになって。さあ、一体どうなるか?っていうお話で考えたら、最後本当に悲しい感じの終わり方で。お見事! 嬉しい!っていう感じもあるし。
(東野幸治)上手にその最終回、これはネタばらしになりますけど。一番最初に来年の大河ドラマ、徳川家康。松潤が徳川家康をするんですけども。上手に出てくるんですよ。ほんで、いい具合の番宣もあって……っていうこれ、お見事な『鎌倉殿』でした。
東野幸治エンタメ報告会2022
<書き起こしおわり>