R-指定さんが2024年2月19日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中で妻子とともに行ったはじめてのハワイ旅行についてトーク。そこでハワイの洗礼を浴びてしまったことを話していました。
(R-指定)俺もさ、1年、いろいろ変わって。休んでる間にいろいろ、自由な時間というか。割とできるようになってね。久しぶりに……何年ぶりやろな? 旅行、行きましたよ。
(DJ松永)えっ、旅行、行ったんだ? 知らなかった。
(R-指定)ほんまに年末から年明け、ちょっとしばらく休み、あったじゃないでか。その間にハワイ、行きました。
(DJ松永)うわっ! ザ・海外旅行じゃん! へー! ハワイ、行ったの?
(R-指定)海外、行きたいなって。それこそ、新婚旅行とかも行けてなかったから。ちょうどバチバチ忙しい時期やったから。まあだから「行きますか」っつっていろいろ調べてたんやけど。まあ、なんか俺が海外旅行初心者すぎるから。「まあまあ、ハワイか」ってなって。
(DJ松永)まあ、日本人になじみのあるところだし。
(R-指定)ほぼほぼ、日本の人がすごい観光しやすいっていうのもあって。ハワイに行って。で、なんか4泊ぐらいしたんすけど。割ともう、一瞬でしたね。いろいろやろうと思ってたんですけど、思っていた以上にもう、1日1日がすぐ終わりましたね。初日、着いて。ショッピングモールに繋がってるホテルみたいなところに泊まったんすけども。そのショッピングモールでちょっとだけ買い物をして。そしたらもう、子供が寝る時間やから。子供と奥さんが寝て。
(DJ松永)何時ぐらい?
(R-指定)もう9時ぐらいには寝た。で、俺だけ夜型やから。「どうしよう?」と思って。ウロウロ歩き回って、ドンキ見つけて。
(DJ松永)ええっ?
(R-指定)「あっ、ドンキある!」と思って。ハワイ、ドンキあるんすよ。
(DJ松永)ハワイのヤンキーが? キティサン、プージャンの?
(R-指定)カマハンの2ケツの? そんなの、おれへんって!
(DJ松永)駐輪場に?
(R-指定)ほんで、IQOS?
(DJ松永)IQOS吸って。
(R-指定)いや、おらんかったよ。ハワイのドンキは。
(DJ松永)マジで?
ドンキにハワイヤンキーはいない
(R-指定)逆になんか、すごい渋いおじいちゃんたちが3人で外で溜まってたりとかしたけど。ハワイヤンキーはおれへんかったな。まあ、とにかく結構広くて。ずっとそこをウロウロしたりとか、楽しいんだんやけど。それこそ、ビーチに行ったり。いろいろ……泳いでみたりとかもしたんすけども。
(DJ松永)ああ、海で?
(R-指定)でも3日目ぐらいの時に、トロリーっていうバスがあるんですよ。ハワイ、移動手段はほぼバスやったんです。歩くか、バスかでほぼ移動して。レンタカーという手段もあったんやけど、俺が無免許で。奥さんは免許を持ってるけど、そんなに運転したことない。で、道もわからへんからバスが一番いいか、みたいなんでバス移動してたんやけど。これ、普通のバスじゃなくて観光用のバスなんですよ。トロリーって。だから結構、観光名所みたいなところを回って。そこでちょっと止まって。その運転手さんが「10 minutes」とか言って、その10分間で観光名所で写真を撮ったりとか、買い物したりして。で、また乗って、別の観光名所に連れていってくれるみたいな。で、それが三つぐらい、線があって。その三つの線でほぼハワイを1周できるみたいな。
(DJ松永)すげえ! 便利だね。
(R-指定)めっちゃ便利で。でもたしかにいろいろ観光するんやったら、これが一番いいか。1ヶ所にそんな長くおることもないし、みたいなんで。それで結構いろいろと行ったんですよ。それこそ映画の撮影地とか……『ジュラシック・パーク』とか『キングコング』とかを撮影してるような、すごいいいロケーションのところを見に行ったりとかして。
(DJ松永)めっちゃ観光してるじゃん。
(R-指定)結構ね、したんですけど。1個、ブルーラインっていうトロリーに乗ったんですよ。レッドライン、グリーンライン、ブルーラインっていう三つあるうちの、ブルーラインっていうのが一番長く乗っていられるやつで。一番、海とか、山の上とかの絶景を楽しめる。一番、景色的にやばめなザ・ハワイみたいな。
(DJ松永)いいコースなんだ。
(R-指定)そうそう。そういうところを見せてくれるやつで。「じゃあ、それに乗ろか」っつって。お昼過ぎぐらいに乗って。で、そのトロリーっていうバスが、全面オープンなんですよ。屋根があって、柱だけあって。あとは全部、風もワーッて気持ちよく入ってくるし。だから、ディズニーのバスみたいな、ほんまに観光用のバスで。で、外向き側に座って流れていく景色も見れる。どっち方向でも見れるし。で、後ろも全然、景色がめっちゃ見れて。だから運転席だけサイドもあるみたいな。だから屋根があるだけで、サイドからも全部、見放題やし。開放感が最高っていう。
それで乗っていてたんですけど……なんか最初は結構、「景色、きれいやな!」とか。子供とか抱っこをしながら見ていたんですけども、途中でなんか、雨が降ってきて。でもなんか、小雨ぐらいやったら全然気持ちいいんですよ。風が吹き抜けて。で、「いいな」って言ってたら、どんどん雨が強うなってきて。で、雨が強うなってきたら信号で止まった時に運転手さんが後ろにバーッとカッパみたいなんを渡してくれるんですよ。無料で。で、そのカッパ、レインコートを着込んで。でもなんか、レインコートを着たぐらいでいいかなと思っていたら、どんどん土砂降りに……。
(DJ松永)マジで?(笑)。
(R-指定)で、よく天気予報を見たら「土砂降りでっせ」って書いてあったんですよ。どうりでおかしいなって思って。その大人気のトロリー、ブルーラインに俺ら家族を含めて4人しかおらんかって。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!
(R-指定)みんな、知ってたんよ。だから運転手さんももう、レインコートを用意してたんよ。で、レインコートを着て、トロリーもグイグイ進むわけですけど、雨はもうどんどん強なっていって。で、そのレインコートに当たる雨の音がバリバリバリッ! バリバリバリバリバリッ!って。
(DJ松永)そんなレベル? マジで?(笑)。
(R-指定)そう。風と雨でバリバリバリッ! バリバリバリッ!って。で、風で頭までかぶってるフードのレインコートのビニールに顔面ずっと両方、ビンタされてるぐらいのバチバチバチッ!っていう状態で。で、俺は子供を抱っこ紐で抱っこしているから。レインコートの中に子供がおるんやけど。そのバーッていう音がうるさすぎて。「耳、危ない」と思って子供の耳を押さえながら、ずっと丸まっていて。景色も何もないわけですよ。雨に打たれながらで。
(DJ松永)もう子供を守ることに?
大雨の中、必死で子供を守る
(R-指定)その5分前までは「多少の雨とか風も気持ちええな。開放感があって」って言っていたけども。今はもう必死になって。バリバリバリバリッ!ってなって。で、トロリーはどんどんどんどん、山の上に登っていくんですけど。
(DJ松永)えっ、そこから? 行くの?
(R-指定)だからその運転手さんも「この大雨が降るって知っていた状態で乗ってきたお前たち4人を俺は戦士だと認める。連れてったるわ。こいつら、ガチ勢や。じゃあ、俺も行かな!」みたいな。
(DJ松永)ハワイガチ勢?(笑)。
(R-指定)「ああ、ハワイガチ勢ね? こんな天気の中でも……」って。
(DJ松永)「雨の、嵐の中のハワイを楽しむ系の」って。
(R-指定)雨のブルーライントロリーを選ぶという、もう1周回って。100回ぐらい行ってのあえての猛者4人……「よっしゃ、わしも行ったろやないか!」ということで、運転手さんもグイグイ進んでいくんですよ。で、運転手さんのお気に入りの曲とかもガンガン流れてる状態でバーッて行って。山の上に登っていくたんびに、ほんまのやばい雨で、ほんまに高い山を登ってくから、その霧でほぼ前とか、見えない状態で。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! なにやってんの?(笑)。
(R-指定)だから俺たち乗客4人はその猛烈な風と雨に打たれて、真っ白な景色の中。ほんで山を登って行くから、どんどん寒うなっていって。ガチ勢中のガチ勢よ。ほんで、それで山の頂上に着いて。たぶん、晴れてたらめっちゃくちゃきれいなのよ。海がすごいんですけども。崖の上で、霧まみれで雨が降ってるから。なんか神話の最後みたいな。もうラグナロク。最終決戦を行うみたいな場所にバーッと止まって。で、その運転手さんが「10 minutes」とか言うんやけども(笑)。「いや、いらんて。ここで俺ら、降りて写真、撮らへんって!」って。で。「10 minutes」って言われたけども、俺たち乗客4人はもう「1歩も降りへん」っていう意思表示。俺たち、10分とかもいいから。とにかく早く、消化だけして……というか、ほんまは戻ってほしいねん。「10 minutes」っつってもう、動けへんから。
(DJ松永)誰のための「10 minutes」なんだよ、それ?
(R-指定)で、次にバーッと行って。で、また別の絶景のところを。でも、ちろんそこもラグナロク状態。そこももう、世界の終末状態で。雨がブワーッてなって、霧もすごくて。そこでもまた「10 minutes」って。「いや、もういい、いい……」って。
(DJ松永)意地になっているのかよ? 「10 minutes」なわけないじゃん。みんな、様子を見ればわかるじゃん?
(R-指定)で、またその次に止まった時に俺たちが降りへんのを察して。俺たちのところに来て。で、そのバスの座っている位置……こっち、こっち、こっちって俺たちに指示してきて。「そこだったらあんまり濡れないよ」みたいな意味で。「Rain, window…」みたいなことを言ってくれるんですけども。その、山の上やから雨は入ってけえへんけど、風は入ってくるし、めちゃくちゃ寒いわけですよ。
で、もうそろそろ生命の危機というか。ほんまに危ないってなって。ほんで、それで山を下りていくターンになったから。「ああ、よしよしよし。もう帰れるわ」ってなって。で、山をどんどん降りていったら、その住宅地みたいなんが見えてくるんですよ。「おお、やった! やっと文明に……よっしゃ、よっしゃ!」って。さっきまで、神話の中やったから。山と海と荒れた大地と悪天候で。「やっと文明、見えてきた!」と思って住宅街みたいなところに降りていったら、なんかその、大雨の中で上裸でランニングしてる人、めっちゃ多いんやんか。
(DJ松永)ええっ? なんで?
(R-指定)「えっ、待って? これ、ハワイでは日常茶飯事ってこと?」って。
(DJ松永)えっ、なんで? 走っているの?
(R-指定)当たり前みたいに走っているのよ。
(DJ松永)上裸なの?