(R-指定)なんやったらシャワー浴びながら走れるみたいな。ブワーッて走っていて。「うわっ、ロコ、やべえ!」って思って。ガチロコ、やばいのよ。
(DJ松永)たしかに。日本の冬にもたまにガチロコ、いるもんね。「嘘?」って思うよね。
(R-指定)もうほんまの嵐の中でも余裕で走っていて。で、奥さんの携帯で調べて。「あと何分ぐらいでこれ、俺たちのホテルに着くの?」って見たら「あと50分」って出て。「ああ、もう無理無理!」ってなって。「どこかで降りたい」ってなっているけど、次のショッピングモールみたいなところまでも30分ぐらいかかるから。「じゃあ、そこまで我慢して。目的地からはだいぶ遠いけど、とにかく建物に入ろう! とにかく建物に入らんと、ほんまに危ない!」っていうことになって。で、そこでなんとか降りれたんやけど……なんかその、さっきまで「10 minutes」とか言っていた運転手のことがだんだん腹立ってきて。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! まあ、そうなるよな(笑)。
(R-指定)「そんなわけないやろ? お前も降ってきた時点で山に登って絶景を見に行くルートは諦めて、市内の安全な平面だけ回っていけよ。さっきお前、山に登ったせいで霧で前も見えへん。風でグラグラ。めっちゃ寒かったし、ビチョビチョになったし。そこで『10 minutes』ってお前、どんな神経で?」って。
(DJ松永)でも本当そうだよな(笑)。
(R-指定)ガチ勢と思って、サービス精神なんか知らんけども。で、曲とかでもジェイ・Zとリアーナの『Umbrella』とかかけてて。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! なちー!
運転手の小粋な選曲『Umbrella』
(R-指定)そうそう。粋な選曲。DJしてくれるのよ。
(DJ松永)そこで域なのもうぜえな(笑)。
(R-指定)うぜえだけ。でも、なんかショッピングセンターに着いて。で、運転手さんが「10 minutes」っつったからバーッて降りていって。お金も払って。「もう降ります。Over」みたいな。「もう無理」みたいな感じで言って。運転手さんも「うーん。ここで終わりですか?」みたいな感じ。「こっからやけどな。楽しいのは?」みたいな。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! んなわけあるか!(笑)。
(R-指定)「街に降りてきてから。あのきつい山での嵐の後の街なのにな」って。
(DJ松永)ブルーライン、いかつすぎるって。
(R-指定)いかつい。俺ら家族、降りたけども。後の3人、まだ乗っていて。あいつら、マジでガチ勢よ。あいつらもガチロコやったっていう。
(DJ松永)ガチロコ、いかれてるね!
(R-指定)で、そのショッピングセンターに入って。とにかく、全身ビチョビチョなわけよ。俺も奥さんも。ただ、子供だけは全く濡れてなくて。カッパと服でなんとか……なんやったら、もうぐっすり寝ていて。大雨でバリバリッてなっていた中でもぐっすり寝ていて。「ああ、よかった」みたいな。でもビチョビチョやったから。とりあえず、そのショッピングモールに入ったら、もう冷房がね、アメリカ冷房というか。やっぱりハワイのガチロコ相手の冷房やから、マジで寒い!
(DJ松永)きっつ!
(R-指定)「あかん! これ、ほんまにあかん!」って。俺も奥さんも唇、紫になりながら。「どうする? どうする?」ってなって。もう、タオル回したら凍るぐらい寒い。で、ズブズブのまんま、ショッピングモールを見渡したらメイシーズっていう、いろんな服が売っている……わからんけど、日本で言うしまむら的な? 日本のしまむら的なんかな? いろんな、安そうな服が置いてあるところに行って。「とりあえず、靴も含め全身の着替えを買おうぜ」っつって。バーッて全部、適当に。「しまむらやから、もうこんなもんやろう」ってバーッて買ったら、それが6万ぐらい。全部で。
(DJ松永)高え……。
(R-指定)「うわっ、円安、グロい!」ってなって。
(DJ松永)うわー、日本円、感じる!
円安のグロさを実感
(R-指定)なんかその、ハワイ旅行で多少、ブリンブリンな気持ちを味わおうとしたけど。割とそっちの現実の方に面食らっちゃって。ほんでだからもう、あれよ。恋しくなったから。もう、早う日本に帰りたかったんやろうな。そのショッピングモールにあった、神座を食べた。で、その神座も6000円ぐらいしたわ(笑)。
(DJ松永)高い! マジで? 神座が6000円!?
(R-指定)高いって! どうなってんねん!(笑)。
<書き起こしおわり>