小泉今日子さんと近田春夫さんが2024年2月24日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』の中で前回放送で扱った松尾潔さんの著書『おれの歌を止めるな』についてのトークの反響を紹介していました。
(小泉今日子)メッセージをいろいろといただいているので、今夜もご紹介します。「近田さん、小泉さん、こんばんは。前回の放送を聞きました。お二人が真剣に芸能界やテレビのことを語っている姿勢に心が洗われた気持ちになりました。これからもそのままでいてください。大人として凛とした態度を取れる人が今、日本に足りていない気がしていて」。本当ですね。松尾潔さんの本についてお話をしたんですけども。
(近田春夫)そうなんですよ。
(小泉今日子)その後でまた、それがいろいろとニュースになっていましたね。
(近田春夫)でもさ、そうやってね、取り上げてくださることは本当にありがたいですけども。我々の言っていることは、普通のことですよね?
(小泉今日子)そうですよ。わざわざニュースにすることでもないんじゃない?っていう。
(近田春夫)そこがね、なんかがっくり来ちゃうんだよね。
わざわざニュースにすることもない、普通のこと
(小泉今日子)そうですね。なんかね。私もいつも、思うんですよ。よく「コメントをください」って新聞社の方とかいろんな雑誌の方とかに言われるんだけども。「政治について」とか。「いやいや、どうして私の言葉を借りて書きたいの?」ってなるの。「記者の人が自分の思いを自分で書いたらいいのに……」って思うんです。
(近田春夫)全くそれは同意見ですね。
(小泉今日子)ずっとそういうことになっちゃっていて。
(近田春夫)だから、そのシステムっていうか……もう、古いんですよ。
(小泉今日子)ねえ。昔はでも、名物記者さんとかいたと思うんですよね。いろんなところに。そういう人も、あんまり見えてこなくなっちゃったですね。
(近田春夫)だから昔以上にさ、なんていうか、本当は今、発言はしやすくなっている時代だと思うんですよ。
(小泉今日子)場所が多いからね。
(近田春夫)あと、記者の人とかでもさ、別に自由に言える時代だと思うんですよ。それをなんか、妙にみんな自粛しているっていうか。
(小泉今日子)そこがなんか、ひとつの構造みたいになっちゃっているんじゃないの?っていう。コンプライアンス構造にね。
(近田春夫)でもなんかちょっとね、なんていうんだろう? 「羹に懲りて膾を吹く」っていう言葉があるじゃないですか。熱いものを食べて熱かったからって、冷たいものもフーフー吹いて冷まそうとしちゃうっていう。それと同じで、なんかちょっと過剰になっている気もするな。
(小泉今日子)そうですね。
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このあと深夜3時から✨
近田春夫×小泉今日子がナビゲート?
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映画監督の #BILLY さんが担当❣️#maadspin pic.twitter.com/922gAvhbCH— J-WAVE TOKYO M.A.A.D SPIN (@MAADSPIN) February 24, 2024
<書き起こしおわり>