近田春夫さんと吉田豪さんが2024年2月20日配信の『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』の中でジャニーズ性加害問題に対する山下達郎さんのコメントについて話していました。
(吉田豪)(コメントを読む)「ジャニーズ問題についての山下達郎のコメントはどう思われましたか?」。
(近田春夫)どういうコメントだったんだっけ?
(吉田豪)「恩義がどうのこうの」みたいなやつじゃないですか?
(近田春夫)ああー、そうね。結構古い人だなと思ったけどね。あの、大きく考えたらがっかりするコメントだよね。全体に。「ああ、そうなんだ」みたいな。「自分とは違うな」とは思ったけど。
(吉田豪)ですね。言っちゃえば近田さんもね、その仕事をしたりっていうので。恩義はあったりするでしょうからね。
(近田春夫)恩義は別に誰に対してもあるから。でも恩義とさ、その問題は別でしょう?
(吉田豪)もちろん。
(近田春夫)だから、お世話になったらさ、その人が殺人をしたとしてもさ、その人の味方をするのか?っていう。僕はやっぱりね、やったこととその人に対する関係っていうのは別のことだと思うんですよね。
(吉田豪)そうですね。だから「なるべく信じたい」ぐらいだったらわかるけれども。「何もしていない」って。
(近田春夫)そう。まだそれなら……言いようですけどね。だから、なんていうんですか? ダウンタウンの人の話とかをいろんな人がさ、「いや、あの人はいい人なのに。そんなことをするわけない」というようなことを言うじゃない? でもさ、ほとんど犯罪者は普段、いい人なんだよ。だからそのこととは別にしないと。
(吉田豪)そうなんですよ。凶悪な犯罪者はそんなにいないですからね。
ほとんどの犯罪者は普段は「いい人」
(近田春夫)普段から悪者っていうのはさ、ドラマの中にしかいないよ。だからさっき言ったように、その問題とこの問題っていうものを分けなきゃいけないところを分けず語ってしまう人が多すぎるっていうことですよね。
(吉田豪)まあね。「僕にはいい人でした」ぐらいのコメントはいいですけど。それで全体を語っちゃうのは危険ですよね。
(近田春夫)だからそれを語る人のことが、ある程度、その常識を持ってる人が見てるとね、「ああ、あの人は頭の悪い人だな」って思われちゃうよね。
(吉田豪)そうなんですよね。「ああ、そういうレベルのコメントをしちゃうんだ」っていう人、いますよね。
(近田春夫)それはあると思う。でも、そういう……だからさっき言った、論点が意識してないのにずれて行っちゃう人っていうのもそうだけどもさ。テレビを見ていて、「この人はちゃんと頭のいい人だな」って思える人っていうのは、俺が頭がいいせいか、だいたいの、ほとんどがバカに見えちゃうんだけど……。
(吉田豪)なるほど(笑)。まあ、気持ちはわかりますよ。
(近田春夫)わかるでしょう? だって、それを言うのは自由だもん。だって「自分が世界で一番頭がいいと思っている」っていうことだけで、はたから見たら「バカじゃねえの?」ってことだからさ。そこは相対的に考えないとね。
(吉田豪)「皆さん、気を遣うことが多いんだな」と思う方は多いですね。
(近田春夫)うん。気を遣っているのかな?
(吉田豪)だから、僕とか近田さんはしがらみが相当少ない方だから、自由に言えますけども。
(近田春夫)ああ、俺はないもん。
(吉田豪)「しがらみ的に言えないこと、多いんだろうな」とは思いますね。
(近田春夫)そんなしがらみ、作らなきゃいいのにね。
しがらみで言えない人が多い?
<書き起こしおわり>