（YZERR）俺、ひとつだけ思うのがさ、なんかブーンバップの人たち、ブーンバップが好きな人たちって……まあ、それはいいと思うんだよ。もちろん、それは人の趣味だしさ。俺たちもこういう音楽が好きで。いろんな音楽から影響を受けて。まあ、サウス（南部）の音楽から影響を受けたりしてさ。
（Tiji Jojo）まあ、いろいろあるからね。
（YZERR）でもなんで、ブーンバップの人たちってさ、トラップとかをやってる人とかさ、オートチューンに対してあんなにもさ、ずっと意見が鋭いんだろうな？
（Benjazzy）っていうか、ブーンバップっていうか、細分化した時に今でもブーンバップの人はいるわけで。でもそれって、90’sの思考じゃん？ 最新のことを目の敵にしているなんていうのはさ。
（YZERR）日本では多いよね。
（Benjazzy）あれは普通に化石発言じゃないですか。
（YZERR）まあ、ヤング老害だよな。俺、思うんだけども。「好きじゃない」っていうのは正しいと思います。受け入れられないっていうのは。
（Benjazzy）うん、それは全然わかる。
（YZERR）で、その年代の、自分が好きな音楽を聞くっていうのも、楽しみじゃん？
（Benjazzy）スタイルとしてね、それをずっと磨けばいいだけだもんね。
オートチューンという手法を否定する人たち
（YZERR）だし、自分がラップをやってなくてもね。でもさ、オートチューンを否定し始めたらさ、世界中で今、活躍してるアーティストのことを、ほぼほぼ否定することになるよ？ それより自分の方が正しいっていうことじゃん。でもそういう奴って、トラップとかができないから……妬みに近いじゃん？ だって（ジャパニーズ マゲニーズ）JAGGLAとかもさ、ラップはかっこいいじゃん？ 普通にさ。でもさ、JAGGLAとかって1回、トラップをやってみようとして無理だった人じゃん？ できなかったタイプの人じゃん、あの人って。
（Benjazzy）まあね。
（YZERR）「挑戦はしてみたんですけど、できませんでした」みたいなさ。だから、あれじゃない？ 次、誰でもいいから。バダサイでもいいから、トラップのビートに乗って1人で曲を作って俺に出してみ？ できないでしょう？
（Benjazzy）本当にね、時代とかっていう前にカルチャーの1個だもんね。そのビートのアプローチが変わるのは。
（YZERR）それをやればいいなと思うけどね。まあね。そんなもんかなー？
（Tiji Jojo）まあ、進化していくものだからね。ヒップホップっていうものはね。それがたしかに真髄ではあるよね。
（YZERR）で、その中で「好き・嫌い」は自分でチョイスしていけばいいじゃない？
（Benjazzy）それはあの人たちだけに言っているわけじゃなくて、シーン全体でもそういう傾向にあるじゃんね。
（YZERR）そのオートチューンがどうのこうのって言ったことのあるラッパー、まともじゃないぜ？ 世論が……「これを言ったら自分が受け入れられる。その層のファン層が取れる」と思って言ってるだけで。
（Benjazzy）本当に……iPhoneを否定してるのと一緒だからね。時代としては。
（中略）
（YZERR）っていうか、BAD HOPのアルバムも2月9日……ちょっとね、本当にいろんなことがあって遅くなってしまったんですけど。出るんで。1人1人ソロもね、入れようかなと思っていて。その中からBenjazzyの1曲を。Benjazzyからどうぞ。
（Benjazzy）Benjazzyで『DOG YEAR』。
Benjazzy『DOG YEAR』
（YZERR）お前……金魚のフンにしてはラップ、めちゃくちゃうまいな？
（Tiji Jojo）フハハハハハハハハッ！
（Benjazzy）金魚のフンしてはね。結構、堅い方だよね？ 1週間、出なかった系のフンだよね。
（YZERR）1週間、出なかった方の金魚のフンだ。
（Benjazzy）これ、まだミックス前なんだけども。ビートもChaki Zuluさんに。
（YZERR）Chaki Zuluさんもすごいよ。
（Tiji Jojo）ビートチェンジしたところ、めちゃめちゃかっこよかったな！
（Benjazzy）Chaki Zuluさんが天才。
（YZERR）お前もすごいよ。そんなのにな、ラップがどうのこうのって……素人に言われたくないよな？ 素人側の意見だからいいんだけども。あの眼鏡は素人だろう、あいつ？
（Benjazzy）まあな。便秘でごめん。堅くてごめんな。
（YZERR）まあいいよ。リバトークね。おっ、「Benjazzy、新曲えぐすぎる」って来てるよ？
（Benjazzy）ありがとうございます。というかアルバム正直、俺らしかまだ聞いてないわけじゃん？ 相当、内容としてやばいけどね。
（YZERR）すごいことになってると思うよ。本当に、自分自身の全てを詰め込んでるなっていう。でも本当にね、東京ドーム。2月19日。すごいチケットも売れて、とんでもない……本当に皆さんに感謝してますっていう。本当にね、最後までちょっとアルバムもこんだけ伸びちゃったけど。結果ね、発表できて、最後まで駆け抜けるんで。皆さん、応援よろしくお願いします。
（Benjazzy）お願いします。
（Tiji Jojo）お願いします。ぜひ。
（YZERR）あともうちょいで本当に解散するんだもんな。
（Benjazzy）今度から「BAD HOPのBenjazzyです」って言わないってことだもんね？
（YZERR）金魚のフンの前にな。
（Benjazzy）Benjazzyの「ベン」は「便」にするよ？ 「便jazzy」にするよ。
（Tiji Jojo）フハハハハハハハハッ！
（Benjazzy）そっちにしてやるよ。
（YZERR）それ、お前の兄貴が地元の飲み屋でサインを書く時にお前のふりしてやってたやり方だもんな？ Benjazzyの「ベン」をな。
（Benjazzy）そこだけは本当に触れたくない……。
（YZERR）そうか。ごめんな（笑）。
（Tiji Jojo）すぐにそうやって出てくるっていうことは、やっぱり血がつながっているんだな。あ、ごめんな？
（Benjazzy）やめろよ……。
（YZERR）でもまあ本当に、来週もあるんで、皆さん楽しみにしてください。もうね、これはあんまり話を引っ張ってもしょうがないからあれだけど。最終的に言いたいのは、あんまりみんなでまとまってじゃなくて。ちゃんと主張したい時は、大人なんだから1人でしましょうねっていうことですね。そんな感じで、皆さんね、ミュージックビデオも出たんで、楽しんでください。来週のリバートークもガッツリ話していきたいんで、今日もありがとうございました。
＜書き起こしおわり＞
