爆笑問題・太田 オードリー若林の小説『青天』を絶賛する

爆笑問題・太田 オードリー若林の小説『青天』を絶賛する 爆笑問題カーボーイ

爆笑問題の太田さんが2026年2月24日放送のTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』の中でオードリー若林さんの小説『青天』についてトーク。その素晴らしさを話していました。

(太田光)本当にありがたかったです。そういう意味で言うと、これを思い出せたこととね、高橋源一郎さんには本当に感謝なんですけど。まあ、そういうのもあってそれで「ああ、良かったな」と思って。で、そういえばそこでも名前出たんですけど。オードリーの若林が今、最新作を出してるんですよ。『青天』っていう。

(田中裕二)ああ、はいはい。

(太田光)で、又吉も出していて。又吉のはまだ読めてないんだけど、オードリー若林の『青天』って、家で読んだんですよ。めちゃくちゃ面白いです! 名作です。

(田中裕二)ああ、そう? 高田先生も読んだって言ってたね。ラジオで。

(太田光)ああ、それは又吉の。

(田中裕二)それは又吉のか。

(太田光)そう言っていたけども。まあ、又吉のも俺、読みますよ。『生きとるわ』ってやつね。で、オードリー若林初の小説『青天』。これ、どういう意味か?っていうとアメリカンフットボールで……これは俺も知らなかったんだけど。バーン!ってタックルされて、飛ばされて、ひっくり返って仰向けになる。一番屈辱的なその状態を『青天』って言うらしいのね。

(田中裕二)ああ、はいはい。

(太田光)で、あいつはアメフト部だったから。その時の経験をもとに書いてるんだけど。第1クオーターから第4クオーターまであって、それを小説にしてるんだけど。高校時代のアメリカンフットボール部。まあ、中途半端な成績で。なんていうのかな? 全然歯が立たない強豪ではない高校生の主人公のアリっていう……「アリ」って呼ばれてる、アリみたいにちょこまか歩く主人公がいて。これ、若林がオーバーラップするんだけど。

これがランニングバックっていうね、俺も一番好きなポジションで。それはあいつがやってたポジションでもあるんだけど。クォーターバックっていうチームチームの司令塔からトスを受けて、ボールを持ってそのまま駆け抜けるっていうので。花形クォーターバックってことになってますが、俺が一番好きなポジションなんですよ。で、あいつはそれをやっていて。

で、読んだらね、まあとにかくそのアメリカンフットボールの選手たちが試合中、どういうことを考えてるかとか。それは俺にはわからないじゃん。でも俺、NFL大好きだから。この間もスーパーボウルとか見て。で、若林の解説もすごく的を射ているから。『NFL倶楽部』もよく見ているんだけど。「すごい! ああ、そうか。こういうこと考えて、こういう練習して、試合中にこういう風な感情の動きでやってるんだ!」っていう。これはたぶんね、アメリカンフットボールを題材にここまで書いた小説は日本にないと思います。

(田中裕二)ああ、そうなんだ。

(太田光)で、アメリカンフットボールっていうスポーツの面白さが全部、表現されていて。それでいて若林のあの、あいつのこう、なんていうか自分に対する屈折した思いであるとか、そういうものが「言葉じゃ足りないんだよ。ぶつかり合わなきゃわかんねえ」っていうところの……でもあいつ、言葉でいろいろ考えながらやってるけど。でも結局、答えはそこにはないっていうところとうまくこう、なっていて。ものすごい面白い! 素晴らしかったですよ。

(田中裕二)ああ、そう。すげえな!

(太田光)で、若林は今、なんか声が出ないんでしょう?

(田中裕二)ああ、なんか喉のね、あれで。なんか3週間ぐらいしゃべれないって。

(太田光)「ざまあみろ、バカ野郎!」と思うけども(笑)。

(田中裕二)なにが「ざまあみろ」だよ? 「ざまあみろ」じゃないだろ?(笑)。

(太田光)まあ、3週間ぐらいなんてことはないですから。まあまあ、あれだけ書けるやつはいないでしょうね。すごいですよ。天才ですよ。そういう意味じゃ。

(田中裕二)才能はすごい、集まるね。1人のところに。

(太田光)だから、あれだよな。又吉もそうだね。

(田中裕二)『生きとるわ』も面白いっていうね。

『青天』を読んで勇気づけられた

(太田光)『生きとるわ』もこれから読みますけどね。だからやっぱり、ああいうのがあると余計、勇気づけられて。特に俺もちょっと、ここのところ鬱屈してたんで。勇気づけられましたね。そういう意味で言うとね。あの若林にとって今、タックルをする部分っていうのはさ、「言葉じゃわかんない」っていうところでいろいろ考えるんだけど。あいつも。でもぶつかり合って相手に死ぬか、殺されるかみたいなところでやっている。そこでしかわかんないもの。言葉じゃないっていうところはもしかしたらですよ? これは俺の想像ですけど。オードリーが舞台に立って、お客の前に立つ時のあの笑いの量。やっぱりそこにたぶん、あいつはアメリカンフットボールに代わるものを漫才の中に見出したのかな?って思うと、漫才をやってる俺としてはすごく嬉しくなるような、そんな小説でしたね。ぜひお読みください!

青天
文藝春秋
生きとるわ
文藝春秋
高田文夫 オードリー若林の小説『青天』を読んで思い出したことを語る
高田文夫さんが2026年2月23日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中でオードリー若林さんの小説『青天』を読んで思い出したことについて話していました。

太田さんのオードリー若林さんに対する思いが伝わってくる、とても素敵なレビューでしたね。聞いているこちらもグッと来ました!

爆笑問題カーボーイ 2026年2月24日放送回

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