さらば森田と佐久間宣行 芸人に仲の良さを過度に求める風潮を語る

さらば森田「文春がまた東ブクロを狙っている」という噂を聞いて恐怖した話 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

さらば青春の光の森田さんと佐久間宣行さんが2024年1月24日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で最近のお客さんが芸人に対して「仲の良さ」を過度に求めているような風潮について話していました。

(佐久間宣行)メールです。「2年前、この番組に森田さんが来た時はブクロさんのことをすごい褒めちぎっていました。ブクロさんは森田さんを褒めることはあるんですか?」。ああ、たしかに。

(東ブクロ)面と向かっては別にないですね。そんなね。えっ、褒めなあかん時間ですか?

(佐久間宣行)「スター性がある。やっぱりそれはあるわ」っていう話をしていたのね。要はブクロがいなくても結果的にブクロの話になっちゃうから。そういう人っているじゃん、みたいな話になっていたの。どっちかっていうと。

(森田哲矢)そうよ。俺はお前のことを結構、メディアとかでも褒めるけど。お前は全然褒めへんやん?っていうことですよ。

(東ブクロ)いやいや、いらんやろ? 別にそんな、褒められてもしゃあないやん? わざわざ俺が……。

(森田哲矢)いや、聞いてみたいよ。どういう褒めをするのか、みたいなのは聞いてみたいやん?

(東ブクロ)聞いてみたいですか?

(佐久間宣行)聞いてみたい。

(東ブクロ)いや、そらネタの面ではね、もう100、森田ですから。そのへんはやっぱり全幅の信頼は置いてますし。

(佐久間宣行)森田の作るネタのどの部分が好きなの? どういうところが好きなの?

(東ブクロ)いや、やっぱりね、根が意地悪なところがあるのでね。それを何とか、オブラートに包みながら。でも根本ではここが面白いでしょ?っていうのを指し示しながら進めていくのはなかなか他のコント師はできないことですね。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ!

(森田哲矢)おい、お前! 何回か、どこかでそれ、しゃべっているやろ?

(東ブクロ)しゃべっているか!

(森田哲矢)お前、結構よどみなくまとめたよな? なんか……(笑)。

(佐久間宣行)笑いと悪意のバランスが……しかも、でもブクロが共感をできるの方向性だから。要は「あいつ、おかしいな」とか思うことが一緒ってことでしょう?

(東ブクロ)まあまあ、そこの根の部分が一緒なのかもしれないですけど。やっぱりでも「そこまで行くとわかりにくいで」っていう時は僕は、言いますけどね。「ちょっとこれはあんまりちゃうか?」っていうのは。でも、こいつはそれを飲み込むんで。だから結構、自分の意思を貫きつつも人の意見も受け入れるんで。そこはやっぱりすごいですよ。あんまりそういうのは、ないっすよね?

(佐久間宣行)ああ、そうか。

(森田哲矢)今のブロックはたぶん、どこでも言ってないな? ちょっと結構、たどたどしかった。

(東ブクロ)今、探しながらや。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ!

(森田哲矢)さっきのはよどみなく言えてたな?

(東ブクロ)さっきのも、言うてへんよ。

(佐久間宣行)言う機会、ないもんな(笑)。

(東ブクロ)言うか? そんな、人に聞かれて。

(佐久間宣行)本当、本当。個別でお互いのことを褒めてるのは、おぎやはぎだけだから(笑)。

(森田・ブクロ)フハハハハハハハハッ!

お互いのことを褒めまくるおぎやはぎ

(佐久間宣行)おぎやはぎと打ち上げやっていて、テーブルが違って。小木さんのテーブルで矢作さんことを褒めていて。それをある程度聞いたなと思って矢作さんのテーブルに行ったら、そっちでは小木さんのことを褒めたことあったよ(笑)。

(東ブクロ)すげえコンビやな(笑)。

(森田哲矢)すごいっすよね。あそこだけはマジもんっすもんね。

(佐久間宣行)あそこだけ本当にマジもん。

(森田哲矢)ねえ。ブランディングとかでもないっすよね。羨ましいっすけどね。あそこまでいくと。

(佐久間宣行)いや、ブランディングじゃないよ。だって劇団ひとりと打ち合わせしていて。「隣のおぎやはぎの楽屋、うるせえな」と思って見たら、バイクの雑誌を見ながら2人でキャッキャ話しているんだよ?(笑)。

(東ブクロ)趣味嗜好も一緒やな(笑)。

(森田哲矢)すごいっすよね。なんでなんやろうな? それってもう、人間性なんすかね? 普通、コンビなんて一緒におりたくないっていう。それが普通じゃないすか。

(佐久間宣行)当然、そう。

(森田哲矢)むしろ楽屋も分けてくれた方がありがたいっていうのが普通じゃないですか。

(佐久間宣行)だってさ、これはウエストランド井口がこの間、『あちこちオードリー』で言ってたんだけど。芸人に対して仲の良さを欲する人の人たちに対して言っていたのが「じゃああなたは職場のプロジェクトリーダーと仲がいいですか? あなたもプライベートで会いたくないでしょう? それと芸人も一緒なんですよ」って言っていて。井口、うまいこと言うなって思ったんだけども。そういうことだもんね?

(森田哲矢)そういうことですよ。今日だって、俺がタバコを吸いに行って、帰ってきたらブクロが今度はタバコを吸いに行く。ブクロが帰ってきたら、俺がタバコを吸いに行く。2人で楽屋におる時間なんて別に、なあ? そんなにいらんっちゃいらんっていうか。

(東ブクロ)そんなしゃべらないですからね。だからよっぽど……ほんまに合うんでしょうね。しゃべることも、趣味も。じゃないと、無理ですもんね。

(森田哲矢)お笑いのお客さんはなんで「仲がいい」を求めるんですかね?

(佐久間宣行)わからない。そうだよね。それはオードリーもウエストランドも悩んでいた。悩んでたっていうか、なんでだろうね?って……「俺たちの間に入ってくるなよ。なんで俺たちの間に入ってこようとするんだ? 俺たちはこれでいいんだから」って。

(森田哲矢)はいはい。俺たち、ダウンタウンさんとかを見てたから、なんか「仲良くしない方がいいんじゃないか。そっちの方がかっこいい」みたいなことやったんですかね。たぶん。

(佐久間宣行)そうね。でも、おぎやはぎとバナナマンは最初っから仲が良かったからなー。

(森田哲矢)それはすごいっすよ。あの時代に。

(佐久間宣行)あの時代にね。たしかに。

(森田哲矢)ちょっと逆張りじゃないですけど。そんな感じじゃないですか。それ、すごいよなと思う。

(佐久間宣行)だからやっぱり矢作さんと設楽さんの人間性じゃない? 一番は。矢作さん、とにかく人を褒めるのが好きなのよ。日村さんもだけど。飲むととにかく「佐久間さん、最近面白かった芸人、誰?」って。俺が人を褒めるのも聞きたがるし。だから、根っからのいい人間なんじゃないの?(笑)。

(森田哲矢)だから今日、『さらばBAR』っていう配信をやってるんですけど。ミキの亜生が来てくれて。それで思い出したんですけど。ミキも、言ったら兄弟じゃないですか。ミキがなんで人気が出たか? 知ってます? 亜生がなんで人気出たかって。

(佐久間宣行)わかんない。

(森田哲矢)「お兄ちゃん」って言うんですよ。まあ、言うたらBLとか、女性は好きじゃないですか。「お兄ちゃん」っていうワード、女性はめっちゃ好きなんですよ。だから亜生が昴生のことを「お兄ちゃん、お兄ちゃん」って言うのが女子はめっちゃ好きなんですって。

(佐久間宣行)ああ、しかも仲良く見えるってこと?

ミキが人気が出た理由は「お兄ちゃん」呼び

(森田哲矢)そう。だからもう、それに気づいた瞬間に見取り図の盛山と2人で「お兄ちゃん」って呼び合うことにしたんですよ。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ!

(東ブクロ)関係ないやんか、その2人は(笑)。

(森田哲矢)俺ら2人で「お兄ちゃん」とかって(笑)。「お兄ちゃん」って呼んでたら人気が出るんちゃうか? みたいな。でも、ミキの人気に火がついたのもちょっと1個、それはあるんじゃないかっていうのはあって。で、兄弟で仲が良いじゃないですか。

(佐久間宣行)(東ブクロに)だって森田の方が年上でしょう?

(森田哲矢)お前、俺をお兄ちゃんって呼べや!

(東ブクロ)なんでお兄ちゃんって呼ばなあかんねん?(笑)。それはいよいよ気持ち悪なるって(笑)。なんかあったんかって思うやん、それは。

(森田哲矢)めっちゃ人気出るで?

(東ブクロ)いやいや、ないって!

(佐久間宣行)お兄ちゃん(笑)。

(森田哲矢)その代わり、俺も人気ほしいからお前のことをお兄ちゃんって呼ぶで?

(東ブクロ)わけわからんやろ! 2人でお兄ちゃんって。

(佐久間宣行)あと(マネージャーの)山根さんのことをお父さんって呼んで(笑)。

(東ブクロ)「あいつら、家族でやっているな」って?(笑)。気持ち悪い事務所や(笑)。

(森田哲矢)気持ち悪い……事務所内で「お兄ちゃん」とか「お父ちゃん」って……(笑)。

(佐久間宣行)「父ちゃん」って呼ぶのなんて、本当に紳助さん絡みの人しかいないよね?(笑)。

(森田哲矢)上地さんしかいない。「父ちゃん」って……(笑)。でも、それはあるんじゃないか?っていうね。

<書き起こしおわり>

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