サンドウィッチマン 能登半島地震・東北魂トイレトレーラー派遣を語る

サンドウィッチマン 能登半島地震・東北魂トイレトレーラー派遣を語る ザ・ラジオショー

サンドウィッチマンのお二人が2024年1月6日放送のニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー』の中で東北魂義援金で購入し気仙沼市に寄贈したトイレトレーラーが能登半島地震の被災地、輪島市の避難所、輪島市市立鳳至小学校に向かって移動中であることを話していました。

(伊達みきお)地震が1月1日、夕方4時10分頃ですか。石川県能登半島地方を震源とする最大震度7の地震が発生したということで。東京も揺れましたね。僕は必ず、すぐテレビをつけて。震源地を調べるんですけどね。なんか癖で……癖だね。あの東日本大震災から。「また東北の方かな?」とか思いながらね。そしたら今度は北陸で、最大震度7ですから。本当に東日本大震災と同じ規模の地震だよね。で、今回は津波もありましたし。被害も大きいですね。僕らも能登はね、『帰れマンデー』でもロケに行ったりとか。あと穴水町は営業で行ってるんですよ。落語会で。

(富澤たけし)ああ、本当?

(伊達みきお)「本当」って(笑)。落語会で。穴水はね、大相撲の遠藤の地元だったと思いますね。たしか。

(富澤たけし)ああ、行ってるんだ。

(伊達みきお)行ってるんですよ。たしか、日帰りですよ。結構、行くのも大変なんだよ。で、いいところでね。そこも今回、被災地になっております。でね、ブログとかでも書いたんですけど。東北魂義援金という、東日本大震災があってからすぐに僕らが開設した義援金口座なんですけどもね。何年か前から、現金でずっと各県、被災県の知事にね、手渡ししてきましたけれども。それを物にしようとということで、トイレトレーラーっていうね、トイレのトレーラーがあるんですよ。牽引される……なんていうの? 後ろの部分っていうのかな? そこに水洗トイレが。

(富澤たけし)引っ張る車がないと動けないみたいな。

(伊達みきお)そうそう。でも、タイヤが付いていて、どこにでも移動できますっていうトイレ。それを気仙沼市に我々、東北魂義援金として寄贈させてもらったんですけれども。で、それがずっと気仙沼にあって。で、今回この北陸の地震でね、「ちょっと持っていってもらえませんか? 移動、できないんですかね?」って。まあ、すはっきり言って遠いんですけどね。太平洋から日本海までだから。そしたら、「気仙沼としてもそれは今、考えてました」っていうことで。それで今、向かっているんですよ。今ね、石川県の輪島市の、輪島市市立鳳至小学校っていうところに今、向かっているいう。

(富澤たけし)避難場所になっているところかな?

輪島市市立鳳至小学校に向かっている

(伊達みきお)そう。避難場所で。600人ぐらいの方が避難されている場所なんですって。で、その避難所には仮設トイレが今、3台設置されていて。要するに、たぶんですけども工事現場とかにあるようなトイレだと思います。それも相当、早いなと思います。そこに3台、設置されてるっていうのはね。ただ、600人近くの方が避難をされているので。まあ、足りないよね。

(富澤たけし)たぶんね。

(伊達みきお)なので、輪島市の方と気仙沼市の方が話し合いをして。行政同士でね。で、場所を決めて、輪島市立鳳至小学校に今、向かっています。本来ならば昨日、着く予定だったんですけれども。やっぱりね、道路状況があまり良くないということで。

(富澤たけし)道がね。だいぶ、ひびとか入ってましたし。

(伊達みきお)で、瓦礫もあって。周辺道路の道幅がすごく狭くなっていて。トイレトレーラーの進入が困難だという判断もあって。いろいろ再度、調整して。この鳳至市小学校になったみたいですね。

(富澤たけし)ゆっくり向かってるっていう感じなんでしょうね。

(伊達みきお)でも着実に向かっているということでございます。トイレ、我慢というのも一番大変ですからね。特に女性もね。

(富澤たけし)そう。そこから病気になっちゃったりもするし。あと、たぶんあそこの個室だったら授乳とかもできるのかな?

(伊達みきお)結構広めのね、個室になっていますし。ぜひ、活用していただきたいなと思います。まあ、我々が東北の避難所を回った時に「一番大変なのはトイレなんです」というのはもういろんな方から聞いて。トイレ、匂いもすごいし、まず足りない。要するに皆さん、体育館とかに避難するから。体育館って、そんなにトイレ、ないじゃんね。

(富澤たけし)ないし。水が流れないとなると、なかなかの不衛生な状態になっちゃうんだよね。

(伊達みきお)そうなんですよ。それはもう直接聞いていたので。義援金を何に使おうかね?ってなった時に「ああ、トイレ、いいね。トイレトレーラー、いいじゃん」っつって。それで決めたんですけど。まあ本来ならね、そのトイレトレーラーがそうやって活動しないのが一番なんですけれども。今回、初めてね被災地に入って。

(富澤たけし)なんか他の県にもちょこちょこ、あるみたいだね。

日本国内に何十台程度しかないトイレトレーラー

(伊達みきお)なんかね、日本に何十台かしかないらしいですよ。少ないらしくて。大阪にもあって、大阪からも今、北陸に向かっていて。もう着いたのかな? わかんないけどね。だからああいうのって、もっといっぱいあったらいいのにね。

(富澤たけし)ねえ。導入すりゃいいのにって思うんですけどね。

(伊達みきお)でね、あんまり日本では作ってないらしいんだよね。

(富澤たけし)なんか、権利的なのがあるのかもしんないけど。

(伊達みきお)だから我々のその東北魂トイレトレーラーも外国製なんですよ。実は。

(富澤たけし)結構ね、時間かかって。

(伊達みきお)そう。作って発注してから相当時間がかかってね。日本のメーカーも作れると思うんだけどね。

(富澤たけし)なんかね、もうちょっとここらへんのことを日本で進めて欲しいなっていうのはあるよね。海外で作るとなると結構高くなっちゃうし。

(伊達みきお)そうなのよ。本当は何台も作りたかったんだけどね、そうもいかなくて。

(富澤たけし)行くのはいいけどさ、道路が悪くてさ、パンクしたりするとさ……。

(伊達みきお)そう。その警戒もあるって。

(富澤たけし)そこでね、トイレを始めることになるから。その場所でね。

(伊達みきお)ねえ。まあ、その場所でもトイレは稼働するわけだけども。

(富澤たけし)でも「あれ、邪魔だろう?」ってなるからね。

(伊達みきお)渋滞を巻き起こしちゃうしね。なので、簡単には被災地に入れない状況だということなので。ボランティアとかね、「今すぐ行って手伝いたい!」という方もたくさんいらっしゃると思うんですが。ちょっと一瞬、様子を見た方がいいかもね。今はたどり着かないみたいですよ。

(富澤たけし)うんうん。そこの市だったりがね、たぶん募集をしたりすると思うんでね。それをちゃんと聞いてから行った方が。そうしないと、逆に迷惑になっちゃうんでね。

<書き起こしおわり>

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