友近『検索ちゃん』ネタ祭り ミス・フローレンスを語る

友近『検索ちゃん』ネタ祭り ミス・フローレンスを語る シン・ラジオ-ヒューマニスタは、かく語りき -

友近さんが2023年12月29日放送のbayfm『シン・ラジオ -ヒューマニスタは、かく語りき-』の中で2023年の『検索ちゃん』ネタ祭りを振り返り。「青春グラビティー」というタイトルでミス・フローレンスという往年のダンサーを演じたネタについて、話していました。

(友近)年に一度のね、もう自由に長尺でコントができる番組。テレビ朝日のね、『検索ちゃん』ネタスペシャル。これ12月22日かな? 放送されたんですけどもね。「見ました」ということでね、メールをいただいてます。「『検索ちゃん』見ましたよ。友近さんの出番を今か今かと待っていると、白髪で毛量多め。腰の曲がったおばあさんが現れましたね」。そう。初めてやるキャラで。初テレビ出し。2日前に仕上がって。2日間でちょっと練習しながらというネタだったんですけれどもね。

「(設定として)そこは老舗のナイトクラブでしたね。おばあさんは支配人のミスター・マーティンを相手に静かに語り始めます。あの『フラッシュダンス』の名シーン迷信よりも前に水をかぶった話とか、ビールをジンジャーエールで割ったカクテル、シャンディガフが生まれた日のこと。暗転の後、見覚えのある一脚の椅子。そこから驚きの展開が待ってましたね。これまで幾度となく友近さんによるゼログラビティを見てまいりました。が、さらに磨きがかかっていてかっこよすぎて笑いました」。あのね、マイケル・ジャクソンのこの曲げるやつですよ。

「足上げは高さがあってキレキレで、ステッキを用いたバトンの技も、長ネギを回していた千重子さんよりダイナミックに見えましたよ。あの可動域の広さ、普段からしっかりトレーニングされているのですね。司会の小池栄子さんも『かっこいい』と大絶賛してましたね。年の瀬にいいものを見せていただきました。まだまだ進化する友近さんの発表会を来年も楽しみにしてます」という。「発表会」という言い方。私もね、この発表会という言い方は今までしてなかったんですけど。この方もおっしゃってくれてますが。

新ネタの発表会

(友近)私がよく映画に出さしてもらってる監督の武正晴監督もよく単独ライブとか、水谷千重子、西尾一男、いろいろ見に来てくださるんですけど。「友近さんの発表会を見るのが楽しみ」っていうことで、発表会という表現をされる方がいて。はっとするんですよ。「ああ、たしかにそうやな」って。「単独ライブ」とかね、「ライブ」という言い方はよくしますけども。たしかに、お遊戯会とか発表会とか、小学校の時に使っていたあれ。そういうことやなと。初めて皆さんの前で発表する発表会。それが初めて……今回、新ネタをね、テレビでの発表会になったわけですけれどもね。まあ、ドキドキするんですよ。やっぱり新ネタを劇場とか、普段何回かやってテレビにかけるというのはよくあるんですけどね。『検索ちゃん』の場合はね、やっぱり長尺で新しいものを出したいなっていうのが自分の中であったりするので、いつも新ネタを大概、最近はやったりするんですけどね。

喜んでくださってよかった。こちらの方も「『検索ちゃん』、見ましたよ。年末の締めくくりに『検索ちゃん』、いいですね。元ダンサーの(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の)」。ありがとうございます。私がよくこのダジャレ、言いますからね。わかってくださっている。「かわいいおばあちゃん役、最高でしたね。日本語吹き替え映画のような世界観で小池栄子さんと同じく、私も感動しちゃいました。歩くのもやっとのおばあちゃんが久々に稽古場で若い頃のように踊るシーン、キレッキレでしたね。杖がバトンに早変わり。さすがバトンクラブの友近さん、見事な腕さばきでした」(笑)。そう。中学校の時、バトンクラブでしたから。

「観客の前でのダンスはネタよりも緊張しそうですよね。私も小学校5年生の時にバトンクラブでしたが、みんなの前で踊った集会は緊張で手が震えましたよ。MCの爆笑問題の太田さんがTBSの深夜のラジオで『検索ちゃん』を熱弁してました。唯一、友近さんのお名前を挙げてたんです。『また友近がわけのわかんないことをやって。どうすんだよ、これ!』って突っ込んでましたよ」っていうことで(笑)。「ミス・フローレンスが私の印象に残ってるってとても嬉しいですね」っていう。そう。ミス・フローレンスっていうね、名前だったんですけど。考えてなかったんですよ。

登場人物の名前はいろいろと言ってるんですよ。ミスター・マーティンとかね、ミスター・ジョンソンとかね。けど自分の名前はたしかに考えてなくて。『検索ちゃん』の収録中に「で、あんたの名前は何なの?」って言われて。「ああ、そういえば主役の私のキャラの名前、決めてなかったな」と思って。そこで思わず「ミス・フローレンスです」って言って(笑)。太田さんが振ってくれたから、即興ですけれど、名前を言ったんですよね。

主人公の名前は考えていなかった

(友近)こちらの方は面白いメール、くださってますね。「『検索ちゃん』ネタ祭りのミス・フローレンスのファンレターを書きました」ということで。面白いな! 「先日、深夜のTVプログラムで久しぶりにあなたを目にして、たまらずペンを取りました。懐かしかった。僕はあなたが大好きだった。1966年生まれの僕。あなたとはちょうど30歳違い。あなたのファンだというと親友のビリーには『お前のママより年上じゃないか』ってからかわれたけど、僕は気にしなかった。ディア ミス・フローレンス。あなたはずっと艶やかでセクシーだった。でも、クリントンが2回目に大統領になった年、あなたは僕の前から消えてしまった。僕は夜通し泣きながら42ストリートを1番街から12番街まで歩いた。ある意味、『ストリート・オブ・ファイヤー』。忘れられない夜だったよ。でも、ミス・フローレンスに再会できてとても嬉しい。もちろん、あそこで見たことは誰にも言わないよ。メールには書くけどね」っていう、おしゃれなメール!

ミス・フローレンスへのファンレター。これね、なんかいいね。実際、ミス・フローレンスがもういたかのように、こうやって手紙を書いてくださって。またこの方との世界観も今後、また広がりそうで。でも、広がっちゃダメなの。そこのいい思い出として、もうお互いの胸に秘めておきましょう、みたいなところもあるしね。いいですねー。おしゃれなことをしてくれまして。ありがとうございます。で、こちらの方も「見ました。先週の『検索ちゃん』ネタ祭りを拝見して、ずっと『この人、何やってんねん』と言い続けられる幸せな時間でした。あれで押し通そうとすると友近さんのパワフルさの後に、腸活イベントを紹介されていて、破天荒でしたね。また来年も『検索ちゃん』出演連続記録、更新してくださいね」。

(友近)そうなんですよ。19回目だったかな? 爆笑問題さんの以外では私が唯一、皆勤賞ということで。19年連続、出してもらってるというね、ネタ祭り。これはもうこれからもね、ぜひ新ネタでまたチャレンジしたいなと思うんですけども。で、こちらも「見ましたよ。小池栄子さんが『感動しちゃったよ』って言ってた通り、ミス・フローレンスの輝かしい時代の思い出。そして当時やっていた椅子を使ってのダンス。壮大なドラマを見て感動しました。しかし、自分の名前を決めてなかったんですね。太田さんに突っ込まれた時の顔がかわいらしかったですよ」ということで(笑)。「これだけの長尺のコントはテレビでは『検索ちゃん』でしかできないかと思います。すごく良かったです。そう思うと単独ライブが見たいな。期待してますよ」ということでね、いただきました。皆さん、『検索ちゃん』のいろいろ、ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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