友近 渡辺徹を追悼する

ナイツ 渡辺徹を追悼する シン・ラジオ-ヒューマニスタは、かく語りき -

友近さんが2022年12月2日放送のbayfm『シン・ラジオ-ヒューマニスタは、かく語りき』の中で亡くなった渡辺徹さんを追悼していました。

(友近)皆さん、どうもおはようございました。友近です。今日は12月2日ということなんですけれども。今日、朝からちょっと悲しいニュース、訃報が入りまして。渡辺徹さんがお亡くなりになられました。61歳ということで。私、徹さんとは結構、親交があったんですよね。この芸能界の中でも、もちろんバラエティ番組とかでも親交はあったんですけども。

ここ数年は徹さんがプロデュースする徹座という舞台に毎年、オファーしてくださって。出させてもらっていて。で、徹さんが好きな芸人さんに徹さん自らがオファーをして。徹さんがプロデュースして、ネタを披露して。その後に、みんなで大喜利とかしながら。あとは徹さんの名曲『約束』をみんなで大合唱するっていう、すごい温かい、なのにすごくその空間が上質で温かくて。お笑いのハートウォーミングな空気に包まれる、そういうイベントが毎年秋に行われてたんですね。

渡辺徹プロデュースイベント・徹座

(友近)で、私も毎回、それに出させてもらっていて。今年は9月に開催予定ではあったんですけれども。スケジュールと劇場のいろんなスケジュールが空いてないということで。「来年、また開催しますから待っていてくださいね」というメールとかもいただいてたりとか。で、今年10月にある、ご自身が出演される舞台のご案内もいただいたりとか。もう本当に30歳の頃に病気になられて。そこから、入院したりとか、また元気になられたとかを繰り返されていたんですけれども。

それでも、郁恵さんがね、すごく食生活とかも気をつけて。いろいろ支えて。家族の支えで、入退院を繰り返してたけども、元気にされてたんで。私も安心はしてたんですね。で、お痩せになったっていうのはもちろん、何年かあったんですけど。それでも、いつも舞台もやられるし。で、冗談めいたメールとかもいつもくださったりとか。とにかく、人を楽しませるのがお好きで。で、我々芸人も「徹さんのためなら、楽しいことをしたいよね」っていう。そういう、本当にあんまり芸能界でもいらっしゃらない、そういう存在の方だったんですよね。

で、また郁恵さんもそのイベントの時はですね、かいがいしく、裏方で……我々の差し入れとかを用意してくださったりとか。楽屋割のところの名前のところの横にメッセージ書いてくれたりとか。「ご夫婦でたぶん、おもてなし精神で私たちをすごく迎え入れてくれているんだろうな。温かい夫婦だな」って皆さんでよくしゃべってたんですけども。まさか、ちょっとまだまだ信じられなくて。ショックで。

で、郁恵さんにもどういうお言葉をかけたらいいのかなってちょっと……まだちょっと私自身も信じられない状況ではあるんですけど。郁恵さんも舞台もされてますし。息子さんも芸能活動されてますし。おそらく気丈に振舞ってされていると思うんですけれども。まあでも本当に、残されたご家族の方もね、無理せずに。お体に気をつけて、これからもちょっと生活はしていただきたいなと思うんですけれども。

演芸が大好きだった渡辺徹さん

(友近)でも、本当にいろいろ思い返すとね、やっぱり演芸が好きな方なんですよね。とにかくネタが好き。お笑いが好き。だからみんなと一緒にハッピーになって。お客さんも一緒にハッピーになろうぜという、そんな思いの方が早く逝っちゃうっていうのはちょっと、信じられないんですけれども。でも、もう我々もね、徹座という企画のものはなくなるかもしれないんですけども。でも、徹さんがいらっしゃらなくてもなにか、みんなで毎年ね、徹さん思いながら何か、できたらいいななんてことも、ちょっと仲間と考えたいなと思っております。はい。ご冥福をお祈りします。

<書き起こしおわり>

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