中川家 M-1 2023を振り返る

高田文夫とナイツ 令和ロマンのM-1 2023優勝を語る ザ・ラジオショー

中川家のお二人が2023年12月29日放送のニッポン放送『中川家 ザ・ラジオショー』の中でM-1グランプリ2023を振り返っていました。

(中川剛)で、みんながジャッジしたんですか?

(中川礼二)「ジャッジ!」って(笑)。

(中川剛)「テテッ、テテッ、テテッ……ジャッジ!」って。

(中川礼二)やりましたよ(笑)。剛さんも見てたんでしょ?

(中川剛)僕はもう、がっちり見てました。もう敗者復活から見てました。

(中川礼二)続きでずっとやっていたもんね。今回は。

(中川剛)やっぱり、面白いですね。改めて、漫才って。いや、いいお仕事だと思います。ここまで来るのは……何組? 10組ですか。僕らの時は1600組分の1ですけど。今、8500でしょう? もう約8倍ですよ。俺らなんか今、ここに出てみ? たぶん敗者復活にも残ってないと思うわ。

(中川礼二)俺ら、3回戦ぐらいかな?(笑)。

(中川剛)3回戦ぐらいで落ちてるんちゃうかな? 令和ロマンもね、トップバッターから優勝で。すごいですよね。

今のM-1に中川家が出たら、3回戦落ち?

(中川礼二)よう受けてました。ほんまに、トップで。もうちょっと、ほんまに点数入れてもええんちゃうかなと思うぐらい、受けてましたね。令和ロマン、面白かったですね。特にあのくるまくんがね。

(中川剛)くるまくん、器用にね。すごいですよ。面白かったなー。

(中川礼二)シンプルでね、よかったかなと思いますよ。ほんまに。

(中川剛)ピザももう、進む、進む。ピザを食べながら。

(中川礼二)ああ、言うてたな(笑)。

(中川剛)それとコーラって言ってたんですけど、すいません。辛口ジンジャエールにしました。

(中川礼二)それはええよ。どっちでも(笑)。コーラでもジンジャエールでも。

(中川剛)パクパク食べながらM-1を見て。あれは贅沢な時間でしたね。

(中川礼二)いや、羨ましいよね。それは、ほんまに。

(中川剛)面白いですね。

(中川礼二)だいたい芸人はね、みんなそうやって見てるでしょう?

(中川剛)みんなで集まったりね。

(中川礼二)そう。みんなで集まって見たりとかね。

(中川剛)ああでもない、こうでもない言いながら。みんな、やっぱりお笑いマニアなんですよね。お笑い芸人って。好きすぎてね、もうしょうがないんですよ。

(中川礼二)いや、ほんまにそうやな。

(中川剛)で、失敗したところをいつまでもネチネチ言ってみたりね。「失敗しよった」とか……わかるんですよ。プロが見ると。「ああ、あそこ。変な間、開いた」とかね。そういうのがもう、楽しい(笑)。

(中川礼二)見てるとな(笑)。

(中川剛)だからスポーツ選手がスポーツ選手を見る時も、そんな感じなんかな? 言うやん。「なんか今日、ちょっと緊張してますね」って。俺、あれわかれへん。野球を見てても。なにが緊張してるのか。「ピッチャー、ちょっと緊張してますね」とか。やっぱりああいうのはお笑いと一緒で、同じ職業やとわかるねんな。

(中川礼二)わかるんやろうな。普段から、見ているからたぶんそうなんやろうね。いつもとちゃうっていうのは。でも、M-1なんか出たら、絶対にいつもとちゃうよね?

(中川剛)絶対ちゃうよ。ほんで「4分!」ってガッツリ念を押されてるしさ。で、最初に出ていって1分以内に受けへんかったらもう本人らもドキドキするやろうしね。で、僕らの見方って「ああ、もういい、いい。もう長い、長い」とか。「いい、いい。そこ、同じことを2回、言わんでええ」とか。なんやったら僕なんか「もうコンビ名、言わんでええって」とかテレビの前で言うてましたよ。「もうわかってるから。もったいないから。その時間。すぐネタに入った方が……出てきて、コンビ名はもうみんな、わかってんねんから」とか。ドキドキしながらね、見てますけども。

(中川礼二)敗者復活戦もなんかね、ブロックごとにわかれていて。で、最後は芸人審査員が決めて1組を上げるっていう。あれも場所、室内になったけど、もうちょっと……。

(中川剛)もうちょっと、なあ。ちゃんとした、密閉した空間でやってほしいな。あんな、ちょっと半分外みたいなのはやっぱりダメ!

(中川礼二)あれはダメよね。はっきり言うわ。

敗者復活戦は密閉した場所でやってほしい

(中川剛)あれとM-1の会場は全く違うから。M-1の会場みたいなところを作ってほしい。緊張感のある、密閉した場所を。

(中川礼二)ホールをね。だってあんなん、ショッピングモールの広場やんか。よくないよね? みんな、声張ってたでしょう? あれがね、もう調子をね、ちょっと惑わすんですよ。

(中川剛)テレビ画面を通したら全然違いますからね。ああいいうところをちゃんとやってほしいな。

(中川礼二)そう。スタッフはね。ほんまにこれ、聞いておいてほしい。ちゃんと漫才師にスポットライトを当ててくれと。

(中川剛)うん。ちゃんとした場所でやらせてほしい。僕はそれは、かわいそうやと思いますね。

(中川礼二)みんな、たぶんあれでやり方、変わったと思いますよ。

(中川剛)だから、ああいう半分外みたいなところで受けへんかっても、実はM-1会場やったら受けてたとか、あるからね。だから、芸人に迷いが生じるから、よくないと思うんですよ。

(中川礼二)よくないよ。1600人も入れんでええって。ほんまに、いらんって。やりにくい(笑)。

(中川剛)多すぎてもやりにくいしね。なんかそういうの、ちょっと芸人の立場になって……それはいろいろね、視聴率だ、見せ方だってテレビマンの人はあるとは思うんですけど。もっと芸人に寄り添ってほしいな。そのへんは。

(中川礼二)ネタを披露する部分はね。

(中川剛)大事な商品として扱ってほしいですね。なんか、荒っぽいですよね。ああいうのは。と、ちょっと今、文句を言ってますけども。

(中川礼二)まあ、ここはちょっと、ほんまに聞いてほしい。M-1の実行委員の方。

(中川剛)本当にそう思う。

(中川礼二)そんな中でも頑張ってね、みんなやってましたからね。

(中川剛)いや、面白かったですね。ドキドキして、いいですね。あの緊張感が面白いですね。

(中川礼二)面白いね。

(中略)

(中川剛)いいですね。緊張感ですね。やっぱり。

(中川礼二)そうね。

(中川剛)だから、あれよね。M-1で令和ロマンが1000万もらってる時に、救急車で運ばれてる人もおんねんで。俺、テレビを見ながらふと、そういうことを考えてたんですよね。

(中川礼二)そうやな。世の中な。ほんまやな。

(中川剛)ねえ。令和ロマンが1000万もらった瞬間に、借金でどうにもならんで落ち込んでるおっちゃんもおったんですよね。その瞬間、瞬間にね。

(中川礼二)そうそう。あとコンビニでね、クリスマスの帽子かぶって立ってる人とかも。

(中川剛)おるわけですよ。令和ロマンが1000万をもらってる時に。いやいやいや、なんかね、特殊ですね。我々の。まあ、野球選手もそうですけども。

(中川礼二)M-1自体が年々、特殊になってきてるから。

(中川剛)これ、特殊な仕事ですよ。

(中川礼二)もうね、さや香なんか自分らのやりたいやつをやるっていうね。あの大舞台であんなことをやるっていう。

(中川剛)いやいやいや、置きに行かなかったですね。1000万を取りにいかなかったですね。素晴らしいです。

(中川礼二)ほんま、年々ヒートアップすると思いますけどね。ここまで来れば。

(中川剛)でも、女性コンビはなかなか今回もやっぱりいなかったですね。まあ、THE Wのがあるからかな? あっちの方が。THE W。

(中川礼二)THE W……まあ、多くは語りません。THE Wに関しては(笑)。

(中川剛)まあ、僕もそうですけど(笑)。

(中川礼二)語るほどでもないというのが正直なところですね。なんか、印象に残ってるコンビとか、いてましたか?

「印象に残ったのはヤーレンズ」(剛)

(中川剛)ヤーレンズ。ねえ。テンポが早くて。

(中川礼二)あんなボケ、よう作るらんよね。いっぱい(笑)。

(中川剛)あんなにいっぱい、よう作らんわー。4分の間にあんないっぱい。

(中川礼二)そう。ほんまに。ねえ。

(中川剛)すごかったですねー。テンポよく。緊張しないねんね、みんな。

(中川礼二)してる様子はないね。

(中川剛)俺らの時、僕なんかもう手がガタガタ震えて、えずいてばっかりいましたけども。みんなね、ニコニコ笑って。CM行く前もなんか、ちょっとみんなでふざけてみたりとか、余裕があるもんね。

(中川礼二)俺らの時、絶対できへんもんね。あんなの。

(中川剛)できへん、できへん。誰もしゃべれんかったもんね。打ち上げも誰もしゃべってへんかったし。

(中川礼二)いや、違うんやな。

(中川剛)特殊な仕事ですわ。

(中川礼二)今は終わって、すぐに仕事やからね。チャンピオンになったら。

(中川剛)ああ、そう?

(中川礼二)行って、すぐ記者会見をやって。

(中川剛)休ませてあげてよー!

(中川礼二)そう。休まれへんのや。そこからずっとね、ネット系の番組でずっと、大反省会とか……。

(中川剛)俺なんか、終わってもう、すぐに帰ったよ?

(中川礼二)俺らの時、ほんまになんにもなかったよ。覚えてる?

(中川剛)覚えている。2800円しかなかった。で、「1000万、いつもらえるんですか?」って言うてね。今回、M-1の本を出した谷さんに言ったら「アホか! お前、そんなすぐに渡せるか!」って言われて。「僕、2800円しかないんです」「お前、2800円しかないんか? どうすんねん、明日?」「いや、明日、どうしましょう?」「知るか、アホ!」って。

(中川礼二)そこから、ホテルに帰るタクシー代がなかったんやもんな(笑)。

(中川剛)フハハハハハハハハッ!

(中川礼二)俺、マネージャーに借りたもん。情けなかったー(笑)。

M-1優勝した瞬間の持ち金が2800円

(中川剛)そこからね、1ヶ月ぐらいお金、なかったんですよ。で、なんかロケに行ってね。そこでも僕、お金借りましたわ。フジテレビの人に、5万。

(中川礼二)マジやもんな、ほんまに。

(中川剛)「返してね」って言われて。「はい!」って……情けない(笑)。全然金がなかった。服がなくてね。いや、情けないチャンピオンでしたわ。今はもう手厚くみんながフォローするでしょう?

(中川礼二)そう。で、マネージャーがもう1ヶ月先まで、100件の仕事が入りましたとか。

(中川剛)うわっ、すごい! 俺ら、次の日、休みやったからね。

(中川礼二)はい。休みでした。ゆっくり帰りました。

(中川剛)カレー食ったもん。

(中川礼二)俺、新幹線でゆっくり帰ってきたもん。で、グリーンじゃないから。で、B、Cの席が空いていたから、もう全部ベッドみたいにして、帰りました。もうなんにも、余韻もクソもない。で、次の日、スポーツ新聞を見たら写真もあらへん。東京版は。

(中川剛)そうですね。そんな時代でしたね。

(中川礼二)だから「中川家さん、初代ですごいですね」とか言われるけれども。そんなこと、言わんといてください。もう、違う大会。

(中川剛)違う大会です。1600ですから。少ない、少ない。予選もシャッ、シャッて終わっていたし。

(中川礼二)なんやったら我々、棄権のおそれあったからね。分数をオーバーして。全然資格なんかないですよ。

(中川剛)ないない。みんな、「1000万ウォン」とか言ってたからね。

(中川礼二)そうですよ。そういうボケして、軽く滑ってたんですよ。みんな。

(中川剛)「1000万ウォン、もらえるんですか?」みたいなこと言うてましたよ。全然今とは違いますから。

<書き起こしおわり>

中川家・礼二 M-1 2023冒頭の中国語ものまねを語る
中川家・礼二さんが2023年12月29日放送のニッポン放送『中川家 ザ・ラジオショー』の中でM-1 2023冒頭の審査員紹介の際に中国語ものまねを披露したことについて話していました。
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