ハライチ岩井Switch版『スーパーマリオRPG』をやって後悔したことを語る

ハライチ岩井Switch版『スーパーマリオRPG』をやって後悔したことを語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2023年12月7日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中でNintendo Switchで発売された『スーパーマリオRPG』についてトーク。スーパーファミコン版をやりまくっていたという岩井さんがプレイして感じた後悔について話していました。

(岩井勇気)まあ澤部さん、結婚10周年、経ったのかなんだか知らないですけども。まあこっちはね、久々にNintendo Switchをやった話しますけどね(笑)。

(澤部佑)あなたも結婚したのに……Nintendo Switchを久々にやった話?

(岩井勇気)久々にやった話ですね。なかなか電源が入らなくてね。電池がなくなりすぎてて。

(澤部佑)うわー、もう始まってるわー。「久々にNintendo Switchをした話」が(笑)。

(岩井勇気)電池なくなりすぎてると、すぐ起動しないからね。

(澤部佑)完全に切れてたらね。

(岩井勇気)ずっと充電しないとね。久々に充電して、やりましてね。やりたいゲームが1個、あったんですね。出たんですよ。『マリオRPG』ですよね。

(澤部佑)はい、出たね。

(岩井勇気)出ました。もう『マリオRPG』なんて、俺らがまだ小学生の頃……昔、スーパーファミコンのソフトでやってたんですよね。やったこと、ありますか?

(澤部佑)俺ね、ないんだよな。友達がやってるのを見に行ってたりはしたね。

(岩井勇気)俺はね、10回以上クリアしてるの。

(澤部佑)ええっ?

(岩井勇気)めちゃくちゃ面白いからね。たぶんスーパーファミコンのソフトの売り上げ20位以内ぐらいに入ってるんじゃないかな? 

(澤部佑)めちゃくちゃ人気だったんだ。

(岩井勇気)それがだから、Switch版で新しく出たゲームなんですけどね。で、元々の『マリオRPG』は小学校高学年ぐらいの時かな? やっていて。突然、出たんですよね。マリオのRPGっていうのが。それまでさ、マリオでやってたのなんか、ずっと横スクロールのやつだったから。アクションゲームで。その派生で『ドクターマリオ』とか、なんかちょっとシミュレーション的なやつがあったりして。それでね、RPGなんていうものはそれまで全くなかったの。で、マリオのRPGが出る時に、なんとね、当時『ファイナルファンタジー』を作っていたスクウェア……今はスクウェア・エニックスってなってますけど。エニックスっていう、ドラクエを作っている会社と合併してスクウェア・エニックスになったんですけども。その前身のスクウェアと任天堂がタッグを組んで『マリオRPG』を作るみたいな。

(澤部佑)もう、夢の。

(岩井勇気)「これ、すごすぎないか?」ってあの頃、なったんだよな。

(澤部佑)考えられないわけだもんね。本当のライバルのね。

任天堂のスクウェアの夢のタッグ

(岩井勇気)で、バチバチなのかと思ったら、手を組んで。それでマリオでRPGを作ってきて。「すごすぎるだろ、これ!」ってなって。わいたんだよな。同級生の中で。で、任天堂がRPGを作るってなった時に、まさかスクウェアに頼めるなんて!っていうね。

(澤部佑)そういうことだよね。

(岩井勇気)で、やっぱりそれはもう、マリオの人脈がすげえなっていうことで。

(澤部佑)「マリオの人脈」?

(岩井勇気)コネクション、すごいなっていうことですよね。やっぱりマリオ、業界が長いだけありますよね。

(澤部佑)うん? 別に自分で行ったわけじゃないけど。マリオ。

(岩井勇気)すごいっすよね。で、マリオがやっぱりスクウェアの上の人と飲みに行ったりしたんだろうね。たぶんね。

(澤部佑)日本酒、一升瓶で持って行って?

(岩井勇気)接待をしてね。

(澤部佑)いやいや、それは任天堂の社員さんが……。

(岩井勇気)いい店に連れて行ってさ。で、酔っ払ってきたらの出し物的に火の玉を投げてみたりさ(笑)。

(澤部佑)ああ、フラワーで?

(岩井勇気)そう。それで火の玉を投げてみたりして、盛り上げたりなんかしてね。「ピーチ。ほら、一番奥のあの人の横、座らせてもらいなさい」なんて。

(澤部佑)よくないね、マリオ。よくない接待してるね。

(岩井勇気)「座らせてもらいなさい。ほら。あ、すいません。そこ、いいですか?」なんて。「ほら、キノピオ。次の店、押さえてある? 個室の……あそこよ。キノピオ。電話しておいて?」って。

(澤部佑)キノピオをこき使って。かわいそうに。

(岩井勇気)「ちょっとノコノコの亀の甲羅に入れた酒、一気いかせてもらいまーす!」って。

(澤部佑)ああ、よくない! よくない飲み会、やってますね!(笑)。マリオが。そんなやつなのか?

(岩井勇気)その感じだよね。接待、接待でさ。

(澤部佑)マリオもベテランだからな。

(岩井勇気)そうやって、スクウェアと任天堂で『マリオRPG』を作ったとは思うんですけどもね。

(澤部佑)違いますけどね。

(岩井勇気)まあ、それがね、面白かったね! 本当に。その当時のスーパーファミコンのやつ、めっちゃ面白くてね。で、「やっぱりスクウェアが入っているだけのことはあるな」っていうね。ちゃんとRPGとして、しっかり面白いんだよね。で、RPG以外の、戦闘とか以外の通常のフィールドみたいなところは、ちゃんとアクション的な要素があるんだよね。ジャンプしたりとか、飛び移ったりとか、そういう要素もちゃんと入っていて。謎解きみたいにもなっていてね。「ここ行ったら、何かがあって……」とか「スイッチを押して」みたいな。ゲームとして、もう完成されていたわけ。いろんなゲームの要素が詰めこまれていて。

(澤部佑)小学生が楽しめるみたいな?

(岩井勇気)いや、大人も全然大丈夫だね。結構戦闘……RPG要素はちょっと難しいところがあったりして。「さすがだな!」って思って。で、キャラクターもマリオ、ピーチ、キノピオ。で、オリジナルキャラが仲間で2体ぐらい出てきて。あとクッパがね、いい働きをするんだよな。ストーリーに絡んできて。仲間になってとか、いい働きをするんですけれども。それはもう本当、相当いい接待をしたんだろうなっていう風に思いましたね。

(澤部佑)接待? 誰が誰に?

(岩井勇気)マリオがスクウェアにいい接待をしたんだなって。めちゃくちゃいい店に連れていったんだなっていう風に思って。ただ『マリオRPG』、これ、ルイージが全然出てこないんだよ。ルイージ、全然出てこないの。

(澤部佑)なんで?

(岩井勇気)ルイージだけ本編、一切出てこないからね。

(澤部佑)一切出てこない? えっ?

ルイージが全然出てこない

(岩井勇気)ルイージはもう存在すら、語られてないんだよね。本当にその世界で。

(澤部佑)かわいそう。なんで?

(岩井勇気)「これはもうルイージ、やったな」と俺は思ったの。

(澤部佑)なんで? なにが?

(岩井勇気)「接待に来なかった」とか、そういうことで。

(澤部佑)そもそも、来なかったの?

(岩井勇気)もしくは、来たけど酔っ払いすぎてて、スクウェアの人たちに「俺、まあでも、ドラクエ派っすから」とか言ったり。

(澤部佑)うわっ、最悪……。

(岩井勇気)そう。酔っ払ってね。ベロベロになって。「俺、ドラクエ派っすからね?」って。

(澤部佑)そんな、当時は一番のライバルでしょうから。

(岩井勇気)一番バチバチだったよ。たぶん、そのタイプだったと思うんだよね。ルイージは。酔っ払っちゃうと。

(澤部佑)しょうがないやつだね。ルイージは。

(岩井勇気)そう。酔って……でも、ノリがいいから。酔っ払うと。最初はすごいしゃべって、ちょっと気に入られだすんだけども。酔っ払ってあるところから、一線を越えてきちゃうタイプなんだよね。「結局FFって、マニアに刺さるだけですもんね」とかね。

(澤部佑)なにを言っちゃってるんだよ、ルイージは。

(岩井勇気)「作れるんすか? 俺らで面白いRPGを? 行けるんすか?」って。で、めっちゃめちゃ下ネタの歌詞に変えた飲み曲みたいなのをカラオケで歌いだしてね。

(澤部佑)最悪です。ピーチも引いてたでしょう?

(岩井勇気)ピーチ、引いてるよ。笑ってるけど、引いてるよね。で、向こうの連れてきた女の子たちにもね、ルイージはセクハラしてね。

(澤部佑)最低だな……。

(岩井勇気)で、最終的にちょっと喧嘩になるからね。向こうの人と。

(澤部佑)うわっ! それは、言わないの? マリオは。「おい!」って。

(岩井勇気)マリオは「すみませんね、こいつ……」って。

(澤部佑)結局、身内だから(笑)。あんまり言えないのかな? 甘くなっちゃうのかな?

(岩井勇気)で、そんなのをやったから、やっぱり出番がなくなった。干されたんだなっていうね。そう。確実にやっぱりこの時は俺、干されてると思うの。なぜなら、スーファミ版のエンディングにだけルイージ、出てくるんだけど。ちょっとだけ出てくるんだけど。それはみんながエンディングでエレクトリカルパレードみたいな、電飾がついた乗り物でパレードを横スクロールでするエンディングなんだけども。それの一番前で、歩きでそれを誘導してるやつなの。ルイージって(笑)。

(澤部佑)かわいそうに(笑)。

(岩井勇気)それをやらされてるんだよね。「これは干されているな」って。

(澤部佑)干されたのか。当時、単純に人気がなかったのかな?

(岩井勇気)いやいや、そんなことないと思うよ。いろんな作品には出てたから。俺、ちょっと疑問に思ったのよ。「えっ、どこでルイージ、出るんだろう?」と思ったら、最後に誘導役で……。

(澤部佑)切ない……。

(岩井勇気)だから「これはちょっとやらかしてるな」と思いながら。それで新しい『マリオRPG』を始めたんですよね。で、最初のね、一番冒頭のシーン。このピーチがクッパにさらわれるんですよ。で、マリオが「助けに行くぞ!」ってジャンプして始まるんだよね。スーパーファミコン版は。それがもう完全に、ちょっと3Dになっていて。別角度……なんか3次元の角度で再現されているのよ。

(澤部佑)ああ、でも同じ感じのが進化してるんだ。

「懐かしい! すげえ!」(岩井)

(岩井勇気)で、絵がきれいになっていて。「懐かしい!」みたいな。「すげえ!」みたいな。で、やりだして、進めていったら、もういろいろね、「わかるわー! 覚えてるわ、これ! すげえ!」みたいな。「うわっ、ここ、完全に再現されてる! うわっ、あったあった、これ!」みたいな。そんなの連発。

(澤部佑)たまらないね。その体験は。

(岩井勇気)「ああ、この謎! 覚えてるわ。これでしょう? これでしょう? ああ、ほら! ほら、そうだよ!」っつって。「そうだよね。ほら、ここに隠れたアイテム、あったもんね。ほら、あったあった」みたいな。「出た! このパスワードね。パスワードのこれ、わかるわー。このパスワード。はい、当たった!」みたいな。「うわうわうわ、すげえな。これも再現されてるんだ」「ああ、敵。これ、弱点だったよね? ああ、よかったよかった。倒せた」みたいな。

(澤部佑)楽しんでる……。

(岩井勇気)「あれ? これ、全部一緒じゃない?」ってなって(笑)。

(澤部佑)まあまあ、そうか。

(岩井勇気)「これ、全部一緒じゃね?」って。もう全部、一緒すぎるのよ。なんか(笑)。

(澤部佑)まあ、完全再現ってなると、そうだよね。そうか。

(岩井勇気)なんか、謎とかは変わっていても、いいじゃん? でも全部、一緒なのよ。

(澤部佑)わかってちゃうんだ。そんなに覚えてるんだ。

(岩井勇気)あのね、覚えてるの。全部一緒で。なんか絵はきれいになってるんだけど、ストーリーと、セリフも一緒だし。謎解きも一緒だし。マップも完全に一緒なのよ。で、マップの縮尺も一緒なのよ。距離とかも。だから全部一緒なの。本当に。だからスーファミのをやってるのと一緒。絵がきれいになってるだけ。で、俺ももう10回以上クリアしてるから、全部の攻略がわかっちゃっていて。8時間ぐらいでクリアしちゃったのよ。全クリ。

(澤部佑)ええっ? 早っ!

(岩井勇気)俺も「早っ!」ってなって。「うわっ、なにこれ?」って。で、エンディングが流れてきたんだけども、そこでルイージがパレードを誘導してて(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ!

(岩井勇気)「一緒じゃん! こいつ、ずっと干されてるじゃん!」って(笑)。「まだ干されてるんかい!」って思って。で、裏面もクリアしちゃって。「うわっ、終わっちゃった」っていうね。だから俺、本当後悔したよね。小学校の頃、『マリオRPG』をやりすぎたよ(笑)。

(澤部佑)やりすぎたことによって起きた弊害。しょうがないなー。

(岩井勇気)本当に……パスワード、集めなくてもパスワードがわかっちゃうっていう(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! ああ、あるのか。そういうのが。最悪ですね(笑)。

<書き起こしおわり>

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