安住紳一郎さんが2023年11月26日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で子供の頃、タクシーやバスの運転手になりたいと思っていたことについてトーク。レンタカーで大型車両を借りた際、バス運転手的な気分を味わった興奮を話していました。
(安住紳一郎)さて、今日のメッセージはこちらです。「最近、買ったもの」。練馬区の50歳女性の方、ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)「最近、買ったものはたこ焼き器です。学生の頃、たこ焼き屋さんでアルバイトを始めましたが、2日でクビになってしまいました。最初にレジ係をやらされたのですが私、接客は不得意で全然できなかったんです。本当はたこ焼き作りをやりたくてアルバイトを始めたんですけど、30年前の夢を今、やっとかなえました」。
(中澤有美子)30年、経ったんですね。
(安住紳一郎)よかったね。いや、たこ焼き屋さんは憧れるよねね。あの焼き方はね。
(中澤有美子)手際がね、よくて。
(安住紳一郎)ずっと見ちゃうもんね。あの針金のようなね、千枚通しみたいなのでチャキチャキチャキッてね。なんであれでできるのか、みたいな感じですよね。あれがやりたくて入ったんだけれど、接客に回されてクビになっちゃったっていう。
(中澤有美子)不本意でしょうね。
(安住紳一郎)不本意でしょうね。本当、不本意だよね。「悔しいです!」っていう感じだよね。で、ようやく家でたこ焼き器を買って、夢を実現できたっていうことですよ。練馬区の方ですよ。本当に。最高。いいよね。
(中澤有美子)ねえ。
(安住紳一郎)すごくいい。私、バスの運転手・タクシーの運転手に小さい時、すごい憧れていて。当然、オートマ限定しか持ってないんで、そんな夢には程遠く。ただ、レンタカーを借りる時に、ちょうどいいサイズのレンタカーが全部、出払っていて。「今日、すいません。ディーゼルの大きなワンボックスしかないんです」なんて言われて。で、本当に後ろが席がなくて。荷台がズーン、みたいな。で、一応普通免許で運転できるっていうハイエースかキャラバンなのか、ちょっとわからなかったんだけど。「それだったらありますけど、使いますか? ちょっと値段、高いですけど」「いいです、いいです」って。で、ちょっとね、普通免許で運転できるとはいえ、大きいじゃん? で、内輪差とかもすごいしさ。
(中澤有美子)自信、ない。
(安住紳一郎)自信ないよね? で、ちょっとドキドキして。「大丈夫かな?」と思って近くの駐車場で駐車の練習とかしてね。そこで大丈夫だなと思って。意外に慎重なところ、あるから。
(中澤有美子)そうです、そうです。公道に出る前にね。
(安住紳一郎)たださ、やっぱりあれなんだよね。ディーゼルだからさ、エンジンがボンボンボンボンッてなっているし。乗る時にちょっと、運転席が高いから。窓枠のところのピラーのところの取っ手につかまったりして。飛び乗ったりとかなきゃいけないのよ。片足ずつ。「あれ? ちょっとバスの運転手みがある!」と思って。
(中澤有美子)運転手みがある!
「ちょっとバスの運転手みがある!」
(安住紳一郎)で、あのボンボンボンボンッてさ、ディーゼルだからさ。ブンブンブンブンッて。もう全然違うのよ。ドンデンズンデンボンデンッて。で、動く時もゴンッてちょっとノッキングとかしてね。オートマなんだけどさ。わざとノッキングさせたりして。ブブン、ブブン、デデイデイデイ……なんて。それで行ったら、バスの運転手みがあるから興奮してきちゃって。「これ、俺がやりたかったバスの運転手じゃん!」って思って。
(中澤有美子)ええ! うん!
(安住紳一郎)で、ちょっと田舎の方だったんでね。全くその関係ないバス停で……本当はいけないんですよ? バス停につけようとしてみたりとか(笑)。バス停の付近での駐停車は禁止されてるからね。本当はダメよ。炎上しちゃう。これ、フィクションですから。作り話だからね。そうそうそう。「へー!」って思って(笑)。わかるかな? この感じ!
(中澤有美子)それはよかった(笑)。
(安住紳一郎)よかった。いや、本当に全然違うんだ。ディーゼルエンジンだと。ブブブブブブブッて。ねえ。意外にこういうことあるから。人生ね。
(中澤有美子)そうですね。時を経て。
(安住紳一郎)そうそうそう。だって、無意味に乗り降りしちゃったもんね。
(中澤有美子)ああ、上を掴んでね(笑)。
(安住紳一郎)上を掴んで。トラックの運転手みたいに。意外にあれ、降りるのが難しいんですよ。
(中澤有美子)だと思うわ。足首グギッてなりそうだもん。
(安住紳一郎)足首よりもね、お尻。ちょっと降りる時に運転席、外側に両足を出して、滑り降りるようにスルッと降りるんだけど。意外にシートの角がお尻の尾てい骨とかに入って。「くっ!」とかなったりするから。降りる時にはちょっと前の方にジャンプして降りるぐらいがちょうどいいんだな、みたいな。うんうん。やりすぎると、前に手をついちゃうしさ。
(中澤有美子)かっこわるい(笑)。
(安住紳一郎)かっこわるいし。あと、ちょっと狭い駐車場だとさ、降りる時に隣の車の方にぶつかっちゃいけないから。真下に降りなきゃいけないから、意外に難しいの。プロのドライバーの人とかが聞いたら、本当にグーで殴りたくなるような、失笑のうんちくだと思いますけども(笑)。新鮮な気持ちで聞いてください。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)本当だよね。日常、車を運転してる人から見ると、びっくりっするよね。「何を言ってるんだ、このおじさん? 初歩中の初歩の話をしていらっしゃる」と思うよね。
(中略)
(安住紳一郎)メッセージをいただいております。先ほど、番組冒頭の私の話ですが。「ダンプのドライバーです」っていう方からいただきました。ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)目黒区の男性の方です。「先ほどの話、擬似バス運転手体験談。楽しさはよく理解できましたが、乗降時の特に降り方ですが、体の向きが逆です。降りる時は車内に体を向け、はしごを降りる感じで降ります。体を外に向けて安住氏のように飛び降りるのは安全のためにもご法度です。飛び降りて捻挫したり、他の車両に当たったりが意外に多いのです。安住氏の借りた車はまだ車高が低いと思うのですが、大型車両は車高も高いので、特に注意が必要です。どうぞ、ご安全に」。ありがとうございました!
(中澤有美子)ありがとうございます。
「安住氏の降り方は間違い」との指摘
(安住紳一郎)そうか。はしごのようにね、ちゃんと後ろ向きで降りるってことだよね。ついついね、目的地に着いた興奮で、あれだよね。飛び降りちゃうんだね。たしかに。パラシュート部隊みたいにさ、ワーッて飛び降りちゃうんですよね。そう。ご法度なんですって。失礼しましたしました。そうか。うん。
<書き起こしおわり>