東野幸治 オリックス不遇時代の思い出と過剰なファンサービスを語る

東野幸治 オリックス不遇時代の思い出と過剰なファンサービスを語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2023年11月3日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で日本シリーズで阪神と戦うオリックスバファローズについてトーク。不遇時代の切ないエピソードや、それによって発生している過剰なファンサービスについて話していました。

(東野幸治)いや、もちろんだから、いよいよ(日本シリーズ第6戦が)明日ですから。なんとかね、勝たなきゃいけないけど……もう怖くて。「どうしよう?」思って。やっぱりもう、怖いのよ。いざ……応援する側がこの気持ちやのに、そのピッチャーとか内野手とか、マウンドに行く人の覚悟とか、すごいよね。

(てつじ)明日はたぶん山本が出てくるんですよ。たぶん、それが国内最後の登板やと思いますわ。たぶん来シーズンは大リーグに行くと思うんで。山本の勇姿を目に焼き付けましょうよ。

(東野幸治)もちろん、焼き付けますけども。俺の中では明日、山本が勝つ。完投する。もしくは6回、7回まで投げる。そんな時、誰が次やるの? もうおれへんよ。ピッチャー、どうすんの? 次、宇田川が登場したら俺、もう号泣……「うわーんっ!」って。

(てつじ)登場だけで泣いたらダメですよ(笑)。

(東野幸治)いや、泣いてまうで?

(てつじ)阪神もそういうことがあったんですよ。湯浅っていう、WBCに選ばれたけど、結構調子崩して。ずっと登板なかったんが、日本シリーズで帰ってきたんですよ。逆転する前にバシッと抑えたピッチャー。

(東野幸治)抑えた。あれで空気、変わった。

(てつじ)だからそういうのが、明日の宇田川になってるんですよ。そうじゃないと、日本一になれないんですよ。一緒に乗り越えましょうよ! 登板して泣いてる場合ちゃいまっせ!

(東野幸治)いやいやいやいやいやいや、すいません(笑)。いやいや、でも……だからメンタルが大丈夫?

(渡辺あつむ)いや、宇田川さんで勝った後にもう1回、『あちこちオードリー』を。もうどんだけおもろいか(笑)。

(東野幸治)いやいや、そうか。

(てつじ)乗り越えんと。だって、7戦まであるんで。

(東野幸治)俺、だって正直明日ね、勝って。タイになって。最後の試合もどこかで山本、投げると思うのよ。1イニングぐらいは。ベンチに入って……ぐらいの。全員がそれで。なんやったら田嶋もスタンバイしているし。宮城、田嶋山本、平野っていう。みんな行ける。まあ、明日の試合で勝てばですけど。いや、だから誰が間、平野さんとの繋ぎ役で投げるのか?っていうのが……投げてるようで投げられなかった、小木田っていうピッチャーがいてるんですけども。身長低いし。でもなんか、変な投げ方なんよね。テイクバックが少ないっていうか。なんか……。

(てつじ)シャッて投げて。

(東野幸治)シャッて投げて。だからあの人ぐらいしかもう、おれへんのちゃうかなっていう状態ですけど。ちょっと決戦になるんで、どうなるのか?っていうことですけど。いや、あつむくん、ここまでの話を聞いてまだ、阪神を応援しちゃいますか?

(渡辺あつむ)いや、なんかね、それを最初から聞いていたら、だいぶ変わりました。東野さんにもそのオリックスを勧めていただいていたし。そういう気持ちで……まあ、フラットに関西対決を楽しもうと。ただ、僕はオリックス寄りだと思っていて。そしたらなんか知らんけど、「あれ? 俺、阪神を応援してるな?」ってなって。で、僕も一応、その理由を知りたいから、1時間考えたんです。なぜ、阪神なのか? で、見てて。僕、ほんまに知らんかったから。オリックスの選手、シュッとした人、いっぱいおって。

(東野幸治)いっぱいおる。

(渡辺あつむ)で、ニュースでなんかK-POPの、BTSのメイクみたいなんをして、グッズ出してるんでしょう? 写真。イケメン写真を。っていうオリックス。その一方のタイガースの皆さんは……。

(東野幸治)岡田監督を筆頭に。

(渡辺あつむ)まあ、いい意味でその土の香りがするっていうか。そこかな? そこの差が……。

(東野幸治)それはね、ほんまに一過性の一部を見てるだけで。なぜ、オリックスの選手がBTSとかK-POPのアイドルのような写真撮ったりとか、かっこよくなったりしたのか? その理由は言うたら、不遇の時代がずーっと続いていたからです。阪神はもうとにかく人気球団やから、何もせんでもいい。これ、岡田師匠が言ってましたけども。言うたらグリーンスタジアム神戸が本拠地の時。言うたら、もう天然芝のね、球場ですよ。イチローが「天然芝がいい」言うから、「わかりました!」って天然芝の球場を作った。でも客が集まれへん。どうするか?って、ペットデーをする。

(渡辺あつむ)ペットデー?

(東野幸治)だから自分のペットと一緒に試合後とか、試合前とか、そこで散歩できるんですよ?

(渡辺あつむ)えっ、ドッグラン的な?

(東野幸治)ドッグラン。

(渡辺あつむ)えっ、球場で?

球場がドッグラン状態のペットデー

(東野幸治)客に来てもらうために。ほんだらそこで犬がいっぱいマーキングして芝が枯れるとか……(笑)。そんなこと知らんのに、なにがシュッとしたって……。

(渡辺あつむ)そのシュッとした写真のグッズも、資金集め?

(東野幸治)とにかく客に来てほしい。だから、よう見てほしい。明日もわかると思うけど。オリックスファン、ブワーッて映ると思うんですよ。とにかく、こんなにいろんなユニフォームを作って、売りたいんか?っていうぐらい(笑)。

(てつじ)緑色のやつとか。

(東野幸治)黒、緑、白、紺……(笑)。

(てつじ)本当、歴史があるから。阪急の帽子かぶったりとか、近鉄の帽子かぶったりとかして(笑)。めちゃめちゃなんすよ(笑)。

(東野幸治)でもとにかく、いろんなユニフォームを作るのは、買ってほしいのよ。あの手、この手で。阪神はだいたいもう、統一やけど。あと、阪急の帽子なんててっちゃん、おれへんやないか? いまだに近鉄バファローズって思ってる頑固な親父とか……(笑)。もうあれ、なんとかしてくれ!

(てつじ)「バファローズ」なんでね。

(東野幸治)「バファローズや!」いうて。こっちは親会社、オリックスで。阪急からの流れ。「資本はこっちやねん!」っていう。

(てつじ)「近鉄やないよ」と。

(東野幸治)絶対にいてるねん。近鉄の帽子をかぶって、もう頑固な、嫁に嫌われているおっさんな!(笑)。

(てつじ)まだ「猛牛打線」言いますから(笑)。

(東野幸治)だからそういうオリ姫っていう女性ファンも集めなあかんし。とにかく、できることは何でもやるから、選手も乗り気で、コスプレも吹田の主婦とか。宇田川もね、芦谷のマダムとかね。とにかく、話題になることはもう何でも、サービス精神旺盛にやってくれるっていう。そこよ!

吹田の主婦と芦屋のマダム

(渡辺あつむ)じゃあ、それを踏まえて明日……。

(東野幸治)『旅猿』のロケでちょっとね、グリーンスタジアム神戸、使わしてくださいって電話するじゃないですか。ほんならオリックス側の、言うたら担当の方が……阪神やったらね、俺が「『旅猿』で阪神のロケ、させてください」って言ったとしても、「急に言われても無理です」って言われる。人気球団やから。1月、2月かかって、いろいろな議題の中でやる・やれへんを決める。で、オリックスはその日に電話したら「ああ、いいですよ。始球式、投げますか?」みたいな(笑)。「いや、いいです、いいです」「グリーンスタジアム神戸なんですけど……」「いや、京セラで試合やっているから。始球式、なんぼでも投げてくださいよ。なんやったら山本、ちょっとピッチングも教えますよ?」みたいな。めちゃくちゃ、優しいのよ!

(渡辺あつむ)なるほど、わかりました。

(東野幸治)それを、わかってほしいよね。

(渡辺あつむ)てつじさん、これ、東野さんの解説、合うてますか?

(てつじ)めちゃめちゃ合っています。で、これは何がすごいか?って言うと、リーグ優勝でV3しているチームやっていう。V3をしても、まだここまでせんといかん。じゃあ、何をしたらええねん?っていう。ちなみに去年の日本一のチームですからね?

(東野幸治)そうよ。

(渡辺あつむ)だからアイドルさんが握手会疲れしているのと一緒で、オリックスの皆さんもファンサービスで……。

(東野幸治)それで盛り上げるっていう。だから言うたら、関西は阪神、阪神って言うけど、ちょっとでも客入ってほしいっていうことで、チーム一丸となってやってんのよ。本当に……だから言うてるよ? バックステージで。「なんでスカート、履かなあかんねん」とか。「なんやねん? 吹田の主婦って?」とか。

(てつじ)ほんまのファンへの恩返しって、言うたら優勝なんですよ。一番の恩返ししてるのに、まだ求めるか?っていう(笑)。

(東野幸治)そうよね(笑)。そういうことをちょっと……。

(てつじ)まだやるんですよ。もう1回、掴んだファンは離したくないんですよ。

(東野幸治)っていう、だから人気の差があるっていうところで。でも我々としてはちょっと応援したい。だから『マルコポロリ!』でパ・リーグ残酷物語で金村さんとか、近鉄とか、阪急ブレーブスの悲しい、自虐的な漫談を聞いて。ちょっとパ・リーグを応援しようってのが始まりやもんね。10年以上前に。そこからが始まりなんですよ。

(てつじ)ただ阪神のファンの層が厚いんですよ。もう今やったら渡辺謙さんがね、来てるんですよ。

(東野幸治)そうそうそう。こっちはもう、たむけんやから。

(てつじ)たむけん(笑)。

阪神ファン=渡辺謙 オリックスファン=たむけん

(東野幸治)たむけんは……たむけん、あいつは真面目にやってくれているのよ。ただ、Twitterでアメリカに行く前、日本で、言うたら少ないオリックスファンと喧嘩してんのよ。「なんや、たむけん。お前、オリックスなんてビジネスファンやろ? ほんまのファンちゃうやろう?」「誰に抜かしとんねん! こっちは試合見てるっちゅうねん!」とか。ファン同士で喧嘩したりとかしてるから。あんまり、よろしくないよね。だから、そういう意味で言うと……岡村くんがファンになってくれたから。でも岡村くんはラオウ、99番やから。「杉本、応援します」って言って。それで同じように2人とも足を怪我して(笑)。

(てつじ)おかしいなー(笑)。

<書き起こしおわり>

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