星野源 モノラル音源の魅力を語る

星野源 モノラル音源の魅力を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2020年11月17日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でモノラル音源の魅力について話していました。

(星野源)さあ、そんな感じで1曲、お送りしましょう。この曲は昔から大好きで、ラジオでも結構かけているんですけども。「モノバージョン」っていうのをかけれるか?って聞いたら、音源があったみたいなんで。この頃の年代の音楽っていわゆるステレオが出だした頃で。ビートルズとかもそうですけど。モノラルからステレオへの移行期で。

で、そのステレオって最初はものすごく評判が悪かったんですよ。「ステレオで音楽を聞くなんて、音楽好きじゃない」みたいなことを言う人が当時はいて。当時はね。今はもう当たり前ですけども。あとはすごくミックスもよくなったり。ステレオ自体もよくなったりとかいろいろとありますけど。昔はモノラルの方がよかったっていう。

で、その頃、ビートルズとかはモノラルの時代にステレオも普及してきてステレオ版も作らなきゃいけなくなって。でも、みんな「モノラルの方が絶対にいい」って思っているから、ステレオの方はスタッフの人に任せて、自分たちはそれをチェックしないでリリースしたりしていたの。「たぶんステレオなんてすぐに終わってなくなるだろう」って思って。

こだわって作られていたモノラル版

そしたら今、ステレオが主流になってしまって、CDとかが出る時にはそのステレオ版の方しかCD化されなくて。モノ版が長らく聞けなかったりしていて。それで後に改めてモノBOXとかが出たりしたんだけども。

僕はその、モノラルで聞くのが大好きなんですよ。その頃、本人たちがこだわりを持ってミックスをしたのはモノ版だったりするので。でも、これからかけるビーチボーイズ。ビーチボーイズがどのぐらいモノ版にこだわっていたのか? ステレオ版がどうだったのか?っていうのはちょっとわかんないんですけど。ステレオ版も僕、大好きなんですけども。この曲をかけたいと思います。ザ・ビーチボーイズで『I Just Wasn’t Made For These Times』。

The Beach Boys『I Just Wasn’t Made For These Times(Mono)』

<書き起こしおわり>

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