東野幸治『27時間テレビ』ほぼごっつVS鬼連チャン対決を語る

東野幸治『27時間テレビ』ほぼごっつVS鬼連チャン対決を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2023年7月28日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で『27時間テレビ』を振り返り。ほぼごっつチームと鬼連チャンチームの対決について話していました。

(東野幸治)無事、1週間も終わりまして。なんか『27時間テレビ』、ええかっこでどなりましたけども。別に僕の番組でも何でもなく(笑)。ゲストで呼ばれてやったっていうことですから。聞いた方からすると「はあ? お前、何様や? 千鳥さん、かまいたちさん、ダイアンさんが一生懸命やって。お前はなんにもしてへんやろ?」って言われたら「ああ、そうですわ」としか言えませんけれども。

ただ、僕も僕なりに大変だったんですよ。というのは初日が土曜日。10時ぐらいから11時半ぐらいのタイムテーブルでほぼごっつ。その前に午前中、大阪で『正義のミカタ』を1時間半やって。終わってカンテレに行って、『ちゃちゃ入れマンデー』を2本撮りして。休憩がなんか30分弱ぐらいで2本撮りして。ほんで、東京に戻ってきて。そのままフジテレビに行けば1時間半前の入り。だから一応リハというか、スタジオに行って。なんか「チームファイト」っていう昔やっていた、体を使って対決するっていう。

『27時間テレビ』のMCチームと、言うたら松本さん率いるほぼごっつチームで対決するっていうセットを見ながら……とか。時間に余裕を持って1時間半前入りなんですけど。その『ちゃちゃ入れマンデー』が終わって新幹線に乗り込んだら、どう考えても2時間10分前ぐらいに入っちゃうんで。「じゃあ1回、ちょっと金・土と1泊2日やったから。1回帰って荷物だけ置いて。ほんでタクシーで行かしてもらいます」って言って。ほんで、マネージャーと別れて1回、家に帰って荷物を置いて。

で、いつもの東京の仕事用のちっちゃいカバンに荷物を入れ替えて。ほんで、言うたらこの時間、夜やったら渋谷辺りに住んでるんでタクシーを拾って。高速で乗って。ほんでお台場で降りて……っていうとだいたい15分ぐらいですか? ぐらいなんで。で、8時半入りやから8時10分、15分ぐらい。あんまり早く行くと、なんかすげえかっこ悪いなと思って。「張り切ってるな」っていう(笑)。昔、今田耕司さんも大事な仕事の時はもう血気盛んやから、自分の車で行くけれども。早う着きすぎてお台場を3周したことがあるっていう(笑)。

「今、行ったら恥ずかしい」と思って。ほんで俺もだからちょっとなかなかグッと、もういつでも行きたいけど15分ぐらい、家の中のね、玄関ところでウロウロしながら、とか。もう靴履いてるけど。出たらいいけど。「ちょっと早いな」とか思いながら。いつもはだからタクシーを呼ぼうか、どうしようかって。でも、なんかその道も空いてるし、すぐにつかまるやろうと思って。で、だいたい8時10分、15分ぐらいに道に出てタクシーを拾おうと思う。

ほんで案の定、2分、3分ぐらいで1台の車が来たから手を上げる。「すいません。お台場のフジテレビまでお願いします」「ああ、かしこまりました」って言って。で、僕も静かに目を閉じる。ほんで、今日のそういう体使う企画。あっち向いてホイ。で、負けたらなんか生クリームが飛んで来るとか。人間ボウリングみたいなんをやる。「さあ、どうなることかな? 大丈夫なんかな? 誰が仕切るの? みんな、どんなテンションなの?」みたいなことを考えながら5分、10分して。で、なんかいつものフジテレビに行ってる体感と違うんで、パッと目を開けたら……全く知らん景色やったんですよ(笑)。

(渡辺あつむ)ええっ?

(東野幸治)今まで何度も渋谷から高速に乗ってお台場に行ったんですけど。その運転手さんは下道でフジテレビに行こうとしてたんですよ。ほんでこれ、たぶん東京の人しかわかんないですけど、そんな奴はいないんですよ。

(渡辺あつむ)はい。

(東野幸治)「えっ、ここどこですか?」って言ったら「あの、フジテレビに向かってるんですけど」「なんで高速に乗らなかったんですか?」「いや、お客さんから高速に乗ってくれという指示がなかったんで」「ええっ……ちょ、ちょっと、急いでくださいよ!」って(笑)。めちゃめちゃ時間かかって。で、なんかチームマネージャーから「大変申し訳ございません。今、どのあたりにいるんでしょうか?」みたいな。ちょっと何やったら松本さんの、言うたらほぼごっつチームで一番後輩の俺が「かなわんな。これ、急に『27時間テレビ』に呼ばれて。こっちももう家に帰って寝たいのに……」っていう風なテンションと思われる時間帯に入るみたいな感じだから。

「ちょっと! とにかく急いでくださいよ!」って。で、ずっと下道。だからレインボーブリッジを通らんと、レインボーブリッジの下のあのグルーッていうところ。わかる? レインボーブリッジの下があって。レインボーブリッジができる前に、東京湾をグルーッて。だから、ゴイゴイスーですよ。

(渡辺あつむ)ええっ? ああ、動き的には?

(東野幸治)動き的にはゴイゴイスーみたいな道をグルーッと回って行くんですよ。ほんで、もうずっと下道で。「幸先悪いな」って。こんな幸先悪いこと、ある?

(渡辺あつむ)あそこ、グルーッとは、渡らないですよね?

(東野幸治)いや、あれは渡らへんと思うし。当たり前やねんけど……車多い方のケツを走るのよね。なんかこう、自分の人生とか勝手に照らし合わせるのよ。「なんで右、走らへんねん? なんで詰まってる方を走んねん?」って。もっと人生みたいにググググッて行きたい気持ちはね、あるけども。あんまり言うとだからこれ、あかんなって思ってグッとこらえるけど、なかなか進まんのよ。

で、レインボーブリッジの下をグルーッと回っていったらもう完全に、10分ほど遅刻ですよ。なおかつ、下道やから。まあまあ100歩譲って高速料金の700円、500円。だから安いからええかなと思ったら、普段よりちょい高めやねん。結局、遠回りして。「なんや、それ?」って思いながらフジテレビに入ったら、マネージャーさんがなんかずっとね、エレベーターのところで待ってて。「すいません。楽屋の前にちょっとスタジオに来てください」みたいなことを言われて。もう、時間がないから。

で、スタジオにバーッと駆け上がったらその大本番に向かっての総合演出の方、ディレクター、アシスタントディレクター。それから言ったらシミュレーションするスタッフの方なんかな? NSCの方なんか、ちょっとわかりませんけど。なんかゼッケンに名前を書いて、どうで。で、本番は三つするゲームを二つがなんかやったけれども。順番に説明するところの最後の言ったら人間ボウリングの前で、我らが兄貴、今田耕司さん1人がずっと腕を組んでいるっていう。で、パッと見たらそれ以外、誰もいない(笑)。「あれっ?」と思って。

現場説明に今田耕司しかいない

(東野幸治)で、後で聞いたんやけど。「あれ? 今田さんだけなんすか?」って。で、今田さんも人がボウリングの球になって。で、ローションで落ちていくのを見ながら「うーん……ちょっと滑りが弱いな」みたいなことを言いながら。みんな、昔の『ごっつええ感じ』のセットを作った方とかもいらっしゃったんで。「いや、年齢もあるんで。怪我をしてもいけないんで、安全に配慮してます」とか。ほんで、スタッフが「こんな風になりますよ」っていう。

『笑っていいとも!』の曜日対抗のゲーム合戦、あるじゃないですか。ああいうのって、僕は実は『いいとも』のレギュラーになったこと、あるんですけど。で、あつむくんも『いいとも』の作家をやっていたことある。あれ、ほんまにようできたシステムですよね。本番1時間前に、『いいとも』のセットの前。観覧客のところにタモリさん中心に曜日メンバー。で、その時の担当ディレクター。ほんでいいとも青年隊がタモリさんの後ろでちょっとマッサージ、肩を揉んだり話をしながら、そこのチーフADさんとADさんが「こんなコーナーですよ」みたいなのを全部、やってくれるんですよ。

言葉で説明するより、百聞は一見にしかずでやって。「ああ、そういうことね」みたいな感じでわかった上で、本番するっていう。生放送で、時間ないタレントさんが全員が集まって。ちょっと何となく皆さんが意識を共有できる感じでやるっていう。その感じをたぶんね、もちろん代々やってるから、わかってるんですけど。そこにだから今田さん1人がいてて。ほんで、こっちも急いでブワーッて行ったら、なんかそれはほんこんさんとか、板尾さんとか、キムとか。松本さんはもうちょっと遅いから、松本さんはたぶんおれへんなと思って。

で、行ったら今田さん1人で。「うーん。ちょっと滑りがな……」みたいなこと言いながらやっていく。で、ゴロゴロと転がっていったらピンの音があんまりせえへん。それはやっぱり、怪我しちゃいけないから柔らかい感じになっている。「うーん、音ないんか。まあ、そらそうか」って言いながら自問自答して本番に向けて集中してる感じ。で、俺もパッと見て「ああ、こんな感じなんですかね」みたいなこと言いながら説明を受ける。

ほんならもう板尾さん、キム、ほんこんさんはいない。「これ、どうなってんのやろうな」と思ってリハも……一応、リハというか、見て、確認して、下降りていって。で、楽屋に行って。ほんなら板尾さんがおったから「ああ、板尾さん」って言って。廊下のところで。「リハ、なんで来なかったんですか?」って言ったら、「いや、楽屋にパソコンがあって。それでスタッフがやってるリハ映像があったから、それを見てん」「ああ、そうですか……」って。

で、ほんこんさんがいたから「ほんこんさん、あれ、リハとかは?」「ああ、なんか映像をな……」「あれ?」って。結局、キムに聞いてもキムもそうで。もう、誰も上がってきてない。「これ、大丈夫なん?」みたいな感じで。要は、今田さんだけがずっと「うーん……」っていう感じになっていて。ほんで、俺もこうしながら「大丈夫かな?」と思って。ほんで「松本さん、入られました」みたいなことになって。「ああ、入った? じゃあ、挨拶を……」「松本さん、なんかもう面倒くさいから、全員の挨拶は断ってるんです」みたいなことをチームマネージャーが言うから。

「いやいや、違うねん。こっちはもうこれから、『27時間テレビ』のほぼごっつチームでやるから。一応、松本さんに『時間あるんやったらスタジオに行って見た方がええんちゃいますか?』とか、こんなですよっていう状況をこっちも言わなあかん」と思って。それでワーッて行ったら松本さんがもう入る早々になんか焼肉弁当を食べてて。「うん」みたいな。

「いや、松本さん、ちょっとセット、見た方がいいんちゃいますかね? ちょっとなんか滑りが弱かったみたいな、なんかそんな感じで……」「ええわ……」「ああ、わかりました」って(笑)。「まあまあ、しょうがないしな」って(笑)。なんか、「わかりました」みたいな。ちょっとわざと変な空気にして、なんとなくふわっとして。「じゃあ本番、お願いします!」って。松本さんが「もうええわ。見に行くのも」って言っていたことを今田さんにも一瞬、言おうかな思ったけど。今田さんの言うたらね、「うーん」っていう姿があるから。「今田さん、松本さん、こう言っていましたよ」って言おうかなと思ったけど。なんか、それは言わん方がええかな?って(笑)。

(渡辺あつむ)大人です(笑)。

(東野幸治)大人やね(笑)。っていう感じで、本番30分ぐらい前でみんな、ジャージに着替えながら上に上がっていって。だからほぼほぼ、それぞれがどんな打ち合わせをしているのかわからん感じで始まって。で、いざ始まったら、「ああ、スタジオにお客さんがいてんねや」とかいう感じで。ほんで、乱入してくる形で1時間半ぐらいですかね? やるんですけど。だからなんか「面白いな」思ったんが、俺は『マルコポロリ!』でダイアンとか、千鳥とかとよく絡んでたから、なんかその空気感みたいなのがあるじゃないですか。

でもなんか『酒のツマミ』とかで絡んでる松本さんと千鳥の空気感とか、関係性によって全然違うねんなっていうのがすごい今回新鮮で。だから『酒のツマミ』ってだいたいいつも金曜日って移動してるから。俺、見たことないのよ。だから松本さんと千鳥ってどんな感じでしゃべってんのか俺、ほぼほぼ初めて横で見て。

「ああ、こんなフランクなんや」って思って。こういう感じなんだって。で、今田さんは今田さんでたぶん関西のABCの『今ちゃんの「実は…」』っていうので、たぶんレギュラー番組で千鳥が出てたりとか、ダイアンも出ていたから。「ああ、今田さんと千鳥ってこんな感じなんや」とか、そういう発見が一番面白くて。

それぞれの関係性が見えて面白い

(東野幸治)で、なんかなんとなく……その我々のほぼごっつチームはそれで1時間半で終わるんですけど。なんかちょいちょい見ていくと、なんか関係性というか。その話の流れでいうと、俺は昔、『歌スタ!!』っていう番組やってて。

<書き起こしおわり>

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