東野幸治さんが2023年9月22日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で最終回まで見た韓国ドラマ『ムービング』についてトーク。2023年エンタメ作品の中で最高得点の98点をつけるほど面白かったと話していました。
（東野幸治）さあ、見事！ オリックス、パ・リーグ3連覇、おめでとうございます！ 。東野幸治のホンモノラジオ！ どうも、よろしくお願いします。東野幸治です。今夜も1時間、よろしくお願いします。私の話を聞いてくれるのは、この方。
（渡辺あつむ）渡辺あつむです。
（東野幸治）よろしくお願いします。さあ、ラジオを聞いてる方の中でね、オリックスファンが何人いらっしゃるか、わかりませんけれども。オリックスが見事、パ・リーグを3連覇しまして。2位のロッテを倒しまして、見事優勝したんです。あつむくんはそんなに野球は普段見ませんし。オリックスの中継、NHKのBSでやってたんすけれども、もちろん見てないってことですよね？
（渡辺あつむ）すいません（笑）。
（東野幸治）いえいえ。どういたしまして。本当に……だから京セラ、ドームもたくさん人が入って。ずっと負けてたんですけども、逆転しまして。一気にウワッと球場が盛り上がって見事、優勝したんですけども。仕事終わりで、意外と最初の方から見れて。オリックスファンで僕が言うのもなんですけど、今シーズン、ちゃんとオリックスの試合を見たのは2度目ぐらいで。ファンとしてもまだね、言うたら、ますだおかだの岡田師匠みたいに全試合、1回から9回まで見るっていうね、あの仙人の域にはまだ達していないビギナーファンとしましてはちょっと言うのもおこがましいというか。旧Twitter、Xではね、臨場感たっぷりに見てる感じで。「わっ、勝った！」とか「1点、入った！」とか言ってましたけど。あれも見ながら……僕、なんでしょうか？ 我慢できずに『ムービング』の最終話を3話、見ながら……。
（渡辺あつむ）ええっ？ 忙し！
（東野幸治）テレビつけて。オリックスの試合つけてて。で、なんかあったら振りかえるっていう。で、とにかく『ムービング』の18話、19話、20話を水曜日だったんで。夕方配信されたんで。とにかくそれが見たいっていうことで結局、両方取って。で、一応オリックスファンを謳ってますし。なんでしょうか？ オフシリーズ、仕事に1本でもありつけたらなということで、旧Twitter、Xのところにね、「1点入った！」とか。所詮、僕なんて本当にこんなゲスい人間で本当に申し訳ないんですけど。とにかくオリックスの優勝も喜んでいるし、『ムービング』がもう学校のところですごい超能力合戦がえげつないことになってまして！ 見ました？
（渡辺あつむ）見ました。
（東野幸治）いや、ほんまに……誰が見てるの？ おい。誰が見てんねん？ いや、『VIVANT』も大変素晴らしいです。『VIVANT』が面白いのはもう十分、わかります。でも誰か、「『ムービング』、いいよ」とか「『ムービング』、すごいね」って、誰1人……Disney+ってそんな夢、ないんですか？ だからあれがDisney+じゃなかったら、地上波やったもっと、すごくなったりとか。もしかしたらAmazonとか……また新規やから。Disney+は。でもとにかく……これ、毎回言うてますけれども。超能力合戦の物語で。主人公のぽっちゃりした……毎週言ってますけども、もう1回、言わせてください。
ぽっちゃりした男の子と、転校してきた女の子。それの言うたらピュアな恋の学園ラブストーリーで始まる。だけれども、それぞれの親には過去につらい歴史がある。なぜなら子供たちも能力者で、お父さんもお母さんも能力者。そのお母さんお父さんの15年前、20年前に彼らは一体どんな仕事をしていたのか？ 国からどんな命令をされて仕事をしていたのか？っていうのがダダダダダッ！って出てくる。その一方で、アメリカから送られてきた能力者と戦ったりとか。なぜか北の方からの能力者が来たり。それがどんどんどんどん繋がっていき……。
なんなら「おはようございます（アニョハセヨ）」って言ってたバスの運転手まで、まさかそうじゃないか？ 学校の中には果たしてそういう能力者がいるのか？ 様々なことがどんどんどんどん絡み合って。中にはですね、「メー！」の怪力のおっさんもやってきて。とにかくすごくなって最後、母校・高校で最終決戦みたいになるところで……あの一番最後に出てきたおっさんが俺、一番好きやわ。手をパーン！って、柏手。相撲で言う柏手をパーン！ってやる能力者がいてるんですけど。
で、この『ムービング』のすごいのは、正義の方の、主役グループの方の幼い頃の話とか昔の話を振り返るんですけれども。それ以外の、北の能力者の若い時の話もそれぞれ振り返ってくれて。それぞれに守るべきものがあり、それぞれに家族があって、それを背負って戦っている。その柏手のパンのおっさん、いてるんですよ。吉本新喜劇のやなぎ浩二さんみたいな方なんですけども。とにかく、そういう能力者やけども、北のそういう悪い人らに捕まって。洞穴みたいなところでずっと暮らしてるから、昼間はまぶしいからサングラスをかけなあかんっていう（笑）。で、床をバンバンしたら、どんどん振動していくみたいなやつが車のトランクから……これ、ネタバレになりますけど現れて。そこから一体、どうなるか？ とかっていうのを見ながら、オリックス対ロッテを見る。
ほんで、言うたらその学校で一体どうなったのか？ そしてその後、卒業式っていう最終話もあって。「ええっ？ これ、どうなるの？ 次、シーズン2、あるの？ ないの？」って言いながらドキドキドキドキしまして。ほんで無事、完走して今、8月、9月。もうすぐ10月なんですけど。2023年の最高得点、98点です。
（渡辺あつむ）おおーっ！
2023年の最高得点・98点
（東野幸治）僕はずっと、こまめに点数をつけてますけども。最高得点の98点。現在、ナンバーワン作品として認定しまして。で、なんでしょうか？ インスタの方にもちょっと宣伝して。で、コメント欄が18件っていう……。
（渡辺あつむ）あら？
（東野幸治）「あれ？ 少なっ……」って。ほんで次の日もしつこくもう1回、やるっていう。
（渡辺あつむ）「なにかの手違いや」と？
（東野幸治）「なんかの間違いや。そんなわけない」って。50万人ぐらいフォロワーいててコメント18件。「見てみますね」「まだ途中です」「感動しました」。みんな、コメント薄いんです（笑）。ほんで、「これはおかしい」と思って次の日かな？ 次の次の日かな？ もう1回、かぶせました。たぶん12件ぐらい。減ってて。「もうええねん」って。「それよりもかっこいい芸能人とか、お笑いさんとか写して！」みたいな感じになって、ちょっともうしょんぼりしてるっていうところでございますけども。
やってるじゃないですか。このホンモノラジオで。言うたら、みんなで集まって、50人ぐらいでやってるじゃないですか。Bondee。それで一応、俺もそれでやるんですけど。書き込み欄を見てたら、きんたまおさんやったかな？ 長崎県あたりで酪農をされてる方。一生懸命働いてる方ですけども。僕があまりにも『ムービング』のことを話すから、きんたまおさんも思わず筆をとったというか。「僕はDisney+に入るお金もありませんが、今日のラジオで話を聞きます」っていう。
（渡辺あつむ）うん。見る気なし！
（東野幸治）いや、見たいのよ。見たいけど、金額的に、金銭的に……1月はちっちゃいかもしれんけど。それが12ヶ月とか1年、2年、3年になったらもうバカにならんから。大人の決断で入らないっていう決断を。なんで「ラジオ、楽しみに聞いてます」っていうので僕もしゃべりましたけれども。もうこんな虚しいことない。どうか誰か、NetflixとかAmazon Primeで『ムービング』はちょっと、半年とか1年遅れでいいんで。なんでも韓国で一番お金がかかったドラマやっていう話も聞きますし。
（渡辺あつむ）ああー、すごかったもんなー。
（東野幸治）いや、すごいでしょう？
（渡辺あつむ）CGが、ねえ。
（東野幸治）CGがすごいし。言うたら主人公のぽっちゃりした男の子のお父さん。そのお父さんのことも最後の方でダダダダッて出てくるんですよ。で、「ええっ？」ってなって。一体これ、どうなることや？ みたいなところもあるんで。ぜひぜひ皆さん、『ムービング』。よかったらね、もうこんなことを言うのもなんやけども。なんか誰か、知り合いの人とか……違法はダメですけど。なんとかしてみてほしいなとちょっと、思うんですけれども。
（渡辺あつむ）あの、東野さん？ オリックス優勝の話は、これどうなってます？
（東野幸治）いや、オリックス優勝は……感じた。背中で感じた。
（渡辺あつむ）背中で（笑）。
好きなものに挟まれる幸せな時間
『#ムービング』(Disney +)全20話完走。
問答無用の骨太人間ドラマ大傑作！「超能力バトル」という王道ながら、根底にある「親世代の負の因果を、子の世代でどう断ち切るか」という極めて現代的な主題。誠実に登場人物の造形を掘り下げ、それぞれが背負う「宿命」を形成させている pic.twitter.com/CJbQFDNUZQ
— mr (@itaequmx) September 23, 2023
（東野幸治）『ムービング』は正面から見て、後ろからオリックスよ。こんな幸せなこと、ないで？ 両方、好きなものに挟まれるっていうのは幸せでございます。あと、ネットニュースもちょっといじってるというか。阪神タイガースが優勝して、道頓堀に警官が何百人って言うて。で、オリックス優勝したら警官が2人みたいなね。絶対いじってますよね？ 絶対いじってるやん？ で、まあまあ、お互いがクライマックスシリーズを勝ち上がって日本シリーズに行くっていうのがもう最高の日本シリーズになる。それは楽しみですし、ぜひぜひ行きたいと思います。「行きたいな」と思いましたけれども。改めて先週、あつむくんにも言いましたけども。いまだ、日本テレビから相撲のチケットの話、一切来ません。すまん！ こんなかっこ悪いこと、ないっすよ？
（渡辺あつむ）いや、大丈夫です、大丈夫です（笑）。
（東野幸治）先々場所、「俺、言うとくわ。日本テレビ、ズブズブやから。偉いさんもちょっと知ってるんで。チケットもらえるように手配する。もちろんお金は払うけど」みたいなこと、言いまでしょう？
（渡辺あつむ）はい。
（東野幸治）で、たぶん期待してくれたと思うし。あつむくんのことやからいろいろね、勉強したりとか。相撲のことをより楽しく、前向きに見るためにいろいろ情報を仕入れたりとか。大一番の相撲を見たりとかして勉強してたと思うけれども、いまだ連絡がないので、ちょっと今回は……俺も恥ずかしいよ？
（渡辺あつむ）はい。にわかにさえ、なれない（笑）。
（東野幸治）なれない。させてくれない（笑）。明後日、その方に会うんです。会うんですけれども、自分からは言いません。「どうなってました？ あれ、忘れてます？ 大相撲。両国。チケットくれるって……2名分。後輩と。言いましたよね？ なんか全然連絡ないんですけど。こっちからするのも悪いかなと思って、しなかったんですけど。忘れました？」とは言えません（笑）。
（渡辺あつむ）そんなやつ、大嫌いです（笑）。
（東野幸治）向こうが「あっ、ごめんごめん。忘れて！」「えっ、何がですか？」って言います（笑）。「えっ、何がですか？ あっ、そんなん、言ってましたね！」って。フハハハハハハハハッ！
（渡辺あつむ）その時の演技は上手いねんなー。
（東野幸治）いや、めちゃくちゃ上手い。絶対気づけへんと思う。「そんなん、言うてましたね。えっ、あれ、ギリ行けるんですか？ あ、もう無理ですよね？ えっ、千秋楽、行ける？ ほんまですか！ いや、無理しなくてもいいのに、本当に。今、どうなってるんですか、相撲？」みたいな（笑）。ってなればね、また連絡しますけど。おそらくですけれども、それどころじゃない。もう日本テレビも上に下に、大変やと思いますから。ちょっと今回の方はちょっと相撲を諦めてもらうということでございますけど。
＜書き起こしおわり＞