(星野源)それと、あとね、そこでラジオのことをいろいろ思い出したわけ。そういえば、インターネットラジオっていうのをすごい見てたし。今もたまに見れる時は見るんだけど。それこそラジオっていうものがまた変わってきたよなっていうのを思って、それこそ『日曜天国』もYouTubeで、すぐに配信されて。
それを見て聞くことができている。でも安住さんは「生放送で聞いている人が一番です」っていう風に言い切っていて。それが超面白いなと思って。「YouTubeとかRadikoのタイムフリーより生の方が一番です」って言っていて。「なぜなら、私が生でやる必要がなくなるからです」って言っていて。「ああ、本当にそうだよな」ってすごい思うんだけど。
(星野源)でも、なんかそういう風に、いろんなラジオの状況が変わってきててよかったなって思いつつ……この間、すしらーめん《りく》くんのYouTubeの生配信っていうのを見たんですよ。YouTuberのね、あの《りく》くんっていう方が……もちろんみんな、知ってる人は多いと思うんですけど。
なんか、あれですよ。本当にいろんな実験っていうか、たとえば鉄をすごい熱して「ファイアーマリオは自力で本当にできるのか?」みたいな。あとは、腕にCO2でピシッて出るみたいなやつをつけて、瓦が割れるかとか。そういう超面白実験みたいなのをやっているYouTuberの方がいて。僕は好きで、それを見ていて。
その人が、10周年記念で24時間配信っていうのをやっていたんですよ。で、見てる人が何かをしたら、何かが起きますみたいな配信で。ちっちゃい部屋の中で生配信をしていて。今まで、自分が作ったビデオを見て、コメントとかしながらただ24時間……寝る時間もあるけど、基本24時間ずっとつけっぱなしみたいな、そういう生配信だったんです。で、視聴者がなにかしたら、なにかが起きますってやつで。
視聴者がなにかしたら、生配信にもなにかが起きる
(星野源)最初の頃はそれは明かされてないんだけど。後半、明かされたのは「チャンネル登録をすると、上からカラーボールが降ってくる」っていう。だからいろんな人がチャンネル登録した分だけ、上から《りく》くんの頭をめがけてポンッてカラーボールが落ちてくるっていう。あと、メンバーシップ登録すると、なんか黒服を着た仲間が出てきて。顔面に向かってクラッカーをバーン!ってやって、ギャーッみたいな。あと、スパチャでお金を送ると、CO2でビシャーッ!ってなるみたいな。
そのリアルタイム感っていうか。誰かが何かをやったら、その画面の中でマジで何かが起きるっていうのを人力で超頑張ってやっていて。なんかそれが、いっぱい会社がついたシステマティックなやり方じゃなくて。仲間内全員で……その《りく》くんの動画を見ている人はわかると思うけども。家族ぐるみでやっていて。家族……たぶんお父さんとかすごい関わってると思うんだけど。
なんかそういうのを超人力でやっていて。その人力だからこそ、なんていうか、見ている俺との心の距離感が圧倒的に近いわけ。なんて言えばいいの? それが、いろいろシステマティックすぎる場所だったり、会社をたくさん噛ませていたりっていう、そういうのじゃなくて。「これをやりたいんだよね」っていう、なんかその《りく》くんのアイディアのコアみたいなところと、その実際に行われてる何かっていうものの表現自体がめちゃめちゃ密接で。なんかね、やっぱりどんどんYouTuberとはいえ、お金がどんどん儲かってきたりすると、システマチックになっていく人も多いっていう風に俺は見ていて勝手に思うんだけど。
なんか、そうじゃなくて。その実験の大変さみたいなのでお金は使っていくんだけど。なんかその発想元のコアの感じみたいなのでは全然、距離は変えないみたいな感じがめちゃくちゃ面白くて。なんか、それこそ僕は超制作を頑張らなきゃいけない。仕事を頑張らなきゃいけないんで、ずっとつけながら仕事していたの。で、それが24時間経つ頃に……これね、アーカイブがあるから、見たい人はまた耳で「ああーっ!」ってやってほしいんだけど。終わり頃の話を今からしますよ?
で、その終わり頃っていうか、途中で700万人登録にあと1万人で行きそうっていうことになって。途中でなって、「これ、もしかしたらいけるかもしれないね」ってなって。で、その配信は9時半までに基本的に終わらせないと、その動画自体がYouTubeの仕様上、アーカイブができなくなるっていうことになっていて。だから、もうその動画は9時半で終わらなきゃいけないわけ。
で、でもそれに……元々、登録者数が700万人に行くように頑張ったわけじゃなくて。たまたま、そのタイミングでそうなって。「あれ? もしかしてこれ、行けるんじゃないか? でも、それが目的になっちゃうのは嫌だ」って言ってて。でも、視聴者のみんながそれをやってほしい。頑張っていきたいっていう感じになって。本当にマジでこれ、このままいったらちょうど9時半ぐらいに700万人、行くんじゃないか? みたいな感じになっていたわけ。その10分前ぐらいに。
それを僕はずっと流しながら、ずっと作業してたんだけど。もう途中から、作業をやめて。それをずっと見て。「これ、行くんじゃね? 行くんじゃね?」っていう風になって。その頃には、チャンネル登録者数が2万人ぐらい増えてるから。そのちっちゃい小屋の中がもう、顔しか出てないぐらいなの。もうカラーボールで埋まってしまって。もう、すごい量になっていて。
その見た目も面白いし。なんかそこで、それが実際にどうなったか?っていうのはもしよかったら見ていただきたいんですけど。それがあまりにも面白くて。久しぶりに腹筋が攣るほど笑ったの(笑)。いや、なんかこの感じって、あの時のA&Gの感じにちょっと似てるんだよなと思って。なんか、そこの距離感みたいなものが。でも今はやっぱりYouTubeとか、どんどん出てきて。また距離感みたいなののとらえ方が変わってきてるから、あれだけど。
あの時、病室で1人で見て、すごい近い距離でさ、なんかさいろいろ支えてもらっていたの。俺。あの感じの距離感となんか似てて、めちゃめちゃ感動したんですよね。
すしらーめん《りく》24時間配信
(星野源)本当に、ラジオをこうやってやってますけど。それこそSpotifyとかでさ、またこれも配信してたりするじゃん? だからなんかまた聞く人の距離感っていうのは変わっていくだろうなって思うし。Spotifyなら海外で聞けたりもするわけじゃん? いろんな人が……海外にいる日本人も聞けるし。だからなんか、こういうタイミングでラジオをやれているのはすごい嬉しいなと思ったし。大事にしないとなとは思ってたんですけど。
なんか《りく》くんのあれを見て、もうそういうことをやらないといけないのかな?っていうか。なんか、音声だけの楽しさみたいなのを追求はしていこうとこれからも思ってるんですけど。なんか、またいろいろラジオのあり方は変わってくるな、なんて思って。面白かったというお話でした。よかったら皆さん、ぜひ見ていただきたいのと。あとA&Gね、ずっとやってますから。
俺はもうずっと言ってるんすけどね。勝手に関係者の人に言ってるんですけど。「画質を上げてほしい」ということは言っているんですけども、頑なに上がらないんですよね。でもそれもね、持ち味だとは思うので。
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<書き起こしおわり>