安住紳一郎 6年ぶり開催の「にち10ミニマムロト2」を振り返る

安住紳一郎 6年ぶり開催の「にち10ミニマムロト2」を振り返る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2023年6月25日放送のニッポン放送『安住紳一郎の日曜天国』の中で6年ぶりに開催した名物企画「にち10ミニマムロト2」を振り返っていました。

(安住紳一郎)さて、先週ですけれども。にち10ミニマムロト2を行いました。6年ぶりということでした。これまで、2009年から始めまして2017年まで9回連続で行ってきたんですけども。しばらくお休みしていました。久しぶりに、何となくこういう大型企画をやりまして、なんだか興奮のうちに、あっという間に過ぎたなという感じですが。

(中澤有美子)本当に。

(安住紳一郎)また一方で最近、ラジオは生ではなく後ほどいろいろなメディアを通じて聞くっていう方が増えましたよね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)なので、後からリアルタイムではなく聞いている人にとってはなんだか、ちょっとね。参加できない抽選会を延々聞くっていうことになりましたね。

(中澤有美子)手が出せないものですね。

(安住紳一郎)やっぱり6年経って、ずいぶんとラジオの聞かれ方も変わったなっていう感じですが。基本的にはリアルタイムで聞いていない人のことは二の次に考えていますから。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)いやいや、これはね……本当に最近、ほら。やっぱりね、AMラジオで聞くよりも、YouTubeとか、他の……Voicyとかね。よくわからないけれども、いろいろありますでしょう? Radikoとかね。ああいうもので聞いてる人が増えていて。そちらのお客さんを大事にするっていう傾向があるんですよ。仕方ありませんね。世界の趨勢ですからね。なんですけども、私はここではっきり申し上げておきたいと思いますね。リアルタイムで聞いてるお客さんが一番でございますね。だって、そんなこと言ったら私たちも生放送でやる意味、なくなっちゃうじゃんね? そんなこと言ったら私も堂々と平日の水曜日の午後2時ぐらいから収録したいわ。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)ねえ。「なんで30代、40代の私の大事な人生の日曜をずっと、このAMラジオに捧げてきたと思ってんのよ?」っていう気持ちはあるよね。ごめんなさい。急にいい大人が大きな声を出して。知らないよ、本当に。おかしくない? 中澤さんだって、娘さんと過ごしたかった週末の日曜日もあるでしょう? ねえ。娘さんが泣いて「お母さん、日曜日になんで……なんでうちだけ日曜日、お母さんがいないの?」なんて言ってさ、泣いた子がもう16歳か17歳でしょう? なんて説明しますか? ねえ。

(中澤有美子)そうですね。もう「行かなくていいの?」って言いますね(笑)。

(安住紳一郎)ねえ。「おかしいでしょ?」っていう話なので。まあ、聞いてくださってる皆さん方はありがたいなという風には思ってますけども。違いますかね? 違いますね?

(中澤有美子)いや、思い起こせばそうです。

(安住紳一郎)そうですよね。なので、こうやってリアルタイムで聞いている皆さん方が参加できる企画というのが生放送らしくていいなということでございました。

(中澤有美子)そうでしたね。

リアルタイムに聞いている方々を大事にする企画

(安住紳一郎)当選番号が「安住の83」という数字に決まりました。元々、ミニマムロト2ということで「00」から「99」までの100通りの中から好きな数字を選んでもらって、時間内にメールを送ってくださって。それで番組の一番最後に私がスタジオで0から9まで目が振られている正10面体サイコロを二つ、スタジオで振って。それで数字が決まって。その数字に応募した人が全員にさくらんぼの当選が決まるという仕組みなんですけれども。

最近は少し、聞いてくださる方が増えて。100通りではなかなかさくらんぼが当たらないということで、今回からは200通りということで。好きな2桁の数字の前に「安住の組」か「中澤の組」か、それを書いて送ってほしいという風にルールを変更いたしました。なぜ最近、聞いてくれてる人が増えたか?っていうと、YouTubeやVoicyなど、様々なメディアが増えたことによって聞いてくれる方が増えています。ありがとうございます(笑)。

(中澤有美子)ありがとうございます。本当にそうです。ありがとうございます。

(安住紳一郎)ありがとうございます。本当にAMラジオの窮地を救ってくださったのは皆様方です。ありがとうございます。

(中澤有美子)本当に。Amazon Music、Googleなど。ありがとうございました。

(安住紳一郎)本当ですね。今、額が机につくぐらい、お辞儀をしています。

(中澤有美子)マイクにぶつかりそうになっています(笑)。

(安住紳一郎)マイクをよけながら……(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)ちょっとね、これまで9回やったやり方と違うので。これまでと同じやり方で応募してくださったっていう方が多くて、実は無効票が多かったということで、大変ご迷惑をおかけしました。私の説明が下手だった。そのことに尽きるわけなんですけれども。ちょっとね、「安住の組」「中澤の組」っていうのが私、宝くじの感じから「組」っていうのを自分でひらめいて言っていたんだけども。突然、「安住の組」って言われても聞き取れないよね。なので「安住の国」「中澤の国」っていう、出雲国とか黄泉の国の「国」って書いてくださった方が結構多くて。

(中澤有美子)結構いらしたんですね(笑)。

(安住紳一郎)結構いましたね。これは別に無効にはなってませんけども。なんかすごく迷惑をかけたなと反省しています。なんかちょっとね、スピリチュアルな感じ、するよね? なんか「えっ、こういうことやってるの? この番組……」みたいな。なんか、それぞれの国を決めなきゃいけないんだ。しかもチームじゃなくて、国って呼んでるみたいな。ちょっと嫌な感じがしますね?

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)「中澤の国を希望します」とかね。「中澤の国の79で」とか。なんかちょっと怖いっていうね。なんか教祖様でもいるのかな、みたいな感じがしました。あとは安住の組か中澤の組をサイコロを振る前に、私と中澤さんとがスタジオでじゃんけんをして決めるっていうので。その「じゃんけん」というニュアンスが余計で。「私はパーの72でお願いします」っていう、じゃんけんで書いてくれる方も何人かいらっしゃって。「うーん」みたいな。「へー」って思っちゃった。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「パーの72」って、ゴルフ場か! みたいな。「ベストグロス、出ました」みたいな。「パー72」ってなんか、いいなと思いましたけどね。「私はチョキの64」みたいな。「チョキの64? はあ……」みたいな感じでした。あと皆さん、気になるところですが。安住の組が49%。中澤組が51%ということで。やっぱり半々ぐらいにわかれましたね。私がね、「じゃんけんが弱い」って冒頭で言ったもんですから少し、だいぶ考え方を変えたっていう方も多かったかもしれませんけれども。ちょっとね、「弱い、弱い」と言いながら本番では勝つという、あからさまな口三味線を私が弾いてしまいましたが。ジャガーズ伝説ね。

(中澤有美子)ねえ。ジャガーズ伝説。

(安住紳一郎)私が少年野球の時に同点で引き分けになって。そしてホームベース上に9人、並ばされて。対戦チームとじゃんけんをして。うちのチームが5勝すれば勝ちが決まって、トーナメントの次に進出できるということで。4連勝した後、5連敗してしまい、その5連敗の中の1人が私だったという話をしましたね? いかに、そのじゃんけんに対してトラウマがあるかっていう話をしました。そうしましたらですね、私の母。北海道に住んでるんですけれども。昭和22年生まれ。1947年生まれでもう70をとうに過ぎてますけれども。珍しく連絡が入りまして。

私の母が今、通っている体操教室があるんだそうですが。まあ、ちょっと詳しくは知らないんですが。その体操教室で日曜日の夕方、同じ教室の横になったご婦人から、「安住アナウンサーのお母様ですよね?」って言われて。「はい、そうですが。なんでしょうか?」って言ったら、「先ほど、息子さんがラジオでお話になっていた少年野球のじゃんけんの4連勝の後からの5連敗の話ですが。うちの主人がその少年野球の監督をやっていて。安住さんと対戦した、5連勝した方のチームの監督だったんです」って話しかけられたっていう風に言ってました。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)そんな偶然があるんだなと思って。本当に人の縁は嬉しいなと思って。よく、そうやって覚えていてくださっていて、声をかけてくださったなと思いますけれども。ただ、放送を聞いてなかった私の母はちんぷんかんぷんで。「あなたが少年野球をやってて、4対5で負けた時の相手の監督さんがよく覚えていたねっていう話をされました」なんていう風に伝えてくれましたけどもね。

(中澤有美子)そうでしたかー。

(安住紳一郎)ちょっと私の母ももう年老いてますので。混乱するので。「いや、じゃんけんなんだけども」っていう話はしませんでした。

(中澤有美子)ああ、そうですね(笑)。

(安住紳一郎)やっぱりね、ちょっと向こうの勝った方のチームの監督さんも劇的な、ちょっと変わった例だったんで、覚えてたんでしょうね。ちょっとね、もう1回その監督さんと私は……もうね、50になりましたんで。40年前の出来事ですけども。もう一度、じゃんけんしたいなっていう気持ちはありますよね。

(中澤有美子)ああ、じゃんけんをね(笑)。勝ってみたい?

40年ぶりにジャガーズでじゃんけんリベンジしたい

(安住紳一郎)勝ちたいでしょうね(笑)。そして、あのトラウマから晴れてね。そうなるかな?っていうことですけどね。たまにほら。高校球児の皆さん方がね、少し大きくなられて。戦争や何かでうまく大会が開催できなかったっていうような皆さんがね、ちょっと集まってやったりしますもんね。あの時の9人、集めてほしいなと思って。今度はあっち向いてほいかなにかで全勝してやる、みたいなね。

(中澤有美子)楽しそうですね(笑)。

(安住紳一郎)どうでしょうかね? すいません。本当にありがとうございました。それから、できればね、メールアドレスひとつに対して1人分で応募してほしかったんですけども。これ、ちょっと私が先週言わなかったので、少し混乱していたようですけども。また開催する時にはきちんとルールを徹底して行いたいと思います。私の説明不足で混乱させてしまった部分が一部、あると思います。大変申し訳ありませんでした。

で、それぞれね、皆さんが何に投票したのか気になると思いますので。一覧表をTwitterに既に上げておりますので。気になる方はTwitterで見てみてください。番組終了後に番組のホームページでも一覧表を掲出いたしますので、興味のある方はぜひご覧ください。もうね、すごいよね。00から99で。しかも安住・中澤にそれぞれどれぐらいの数字が投票されたかということですよね。

今回、総数が1万497。で、有効票が9800ぐらいあると思いますけども。もう、ほぼドイツのエニグマ暗号みたいに。乱数表みたいになってますんで。でもちょっとね、自分と同じ数字、どれくらいの人方が投票したのか気になりますよね? で、「安住の83」が当選番号ということで、当選人数ですが。気になるところですが。当選人数が85人いらっしゃいました。100人以内に収まっていますので、フローズン紅秀峰2L、200g(2000円相当)のさくらんぼをこの85人の方にお送りしたいと思います。

問題なければ今日、スタッフからメールなどで連絡が行くと思います。ご確認ください。ただ時間外に応募された場合や、家族の人数が多いということで、少しあからさまにちょっとおかしいなっていう方は残念ながら83に投票された方でも、当選ではないという方がいらっしゃいますので、ご了承ください。そして悔しいのは83だけども、中澤さんの83にした人はもう本当、悔やんでも悔やみきれないということですよね。

(中澤有美子)そうですよね。組違い。

(安住紳一郎)宝くじのね、組違いっていうのはこれぐらいの気持ちなんだっていう風に書いてある方が多かったですけども。だいたいね、当選するとすぐ「私の方と思います。私が83を選んだ理由は……」っていう風に結構送ってくださる方がいるんですけども。「安住の83」と書いた方からの続報はほとんどなく。「中澤の83」って書いた人から恨みつらみのメールすごい来てます!

(中澤有美子)そうでしょうね(笑)。

(安住紳一郎)64人、いらっしゃいます。

(中澤有美子)本当に……せっかくね、こちらを選んでくださったのに。本当に申し訳ないですね。

(安住紳一郎)いやいやいや、中澤さんが「申し訳ない」って言うことはないんですけれども。むしろ私が勝って申し訳ないっていうか。私が「弱い」と言いながら買ったということが申し訳ないっていうことなんですけれども。なかなかね……また私が8月3日が誕生日なので。「83」っていう数字が少し、なにか偶然とはいえ、ちょっとした引きみたいなものがあったようなんですけども。そこをね、あえて中澤組にしたっていうことで。なかなかね、思考が整理つかなくて。「安住、許さねえ!」とか「番組を二度と聞かねえ!」とか、それぐらいの……なんかあるみたい。うん。「泣き崩れました」っていうね。

(中澤有美子)ああーっ!

(安住紳一郎)ですよね。ことでした。「83」までいってたのに……っていうことですよね。ということですね。いろいろ、真剣にやるからこそ、こういうね、恨みつらみも生まれますね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)生放送らしい感じでよかったと思います。

(中澤有美子)胸が痛い……。

(安住紳一郎)本当にね、当たって嬉しい。外れて納得っていうことだもんね。85人の方にさくらんぼ、届くと思います。どうぞお楽しみにしていただきたいと思います。

<書き起こしおわり>

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