マヂカルラブリー村上さんが2023年6月8日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』の中でドラマ『だが、情熱はある』のM-1グランプリ2008敗者復活戦シーンに出演した際の模様を話していました。
（村上）野田さん、そんなことよりもちょっと……『だが、情熱はある』、見ました？
（野田クリスタル）まだ俺、最新話は見れていないんだよ。
（村上）最新話じゃなくて、その1個前でも私、出てませんでした？
（野田クリスタル）一瞬ね、最後に。
（村上）ありがとうございます。私、出たんですよ。すごいでしょう？
（野田クリスタル）あれはここで『だが、情熱はある』の話をした時には、もう決まっていたの？
（村上）全く決まってないですね。だから、ここのラジオで言ったよね？ 2話か3話ぐらいの時じゃない？ その時に「『だが、情熱はある』、面白すぎるわ。若林さんにいろいろ聞きたいわ」みたいな話をして。で、それを聞いていた『だが、情熱はある』の脚本家、今井太郎という男がいて。
（野田クリスタル）それこそ、囲碁将棋の作家をやっていた。
（村上）そうです。囲碁将棋の座付きみたいな。
（野田クリスタル）それでいつの間にか、デカい存在になっていたという。
（村上）まあシュッとしたおしゃれイケメン男ですけれども。今井太郎ちゃんが、僕のなんかの現場に挨拶みたいなのをしに来てくれたのよ。わざわざ。「ラジオで言ってくれてありがとうございます」みたいな。で、その時に「太郎ちゃんの作業的には今、どの辺をやってんの？」みたいに聞いたら「2008の敗者復活のあたりを今、書いてるんです」って言っていて。それで、僕たちもあの現場にいるじゃないですか。で、しかもオードリーさんが呼ばれた時に僕、結構ちゃんとカメラに映っているんですよ。だから「ちょっと出してよ。映してよ」って言って。
（野田クリスタル）ああ、それはちょっと面白いね。「本物じゃん」って。
（村上）「本物が1人だけ映ってるぞ！」みたいな。
（野田クリスタル）しかも、風貌も変わってないからね。
（村上）ほぼ変わってない。黒縁眼鏡にすれば、もうあの時の僕だから。だから「チラッと映してよ。出してよ」って言ったら、本当にちゃんと役までくれて。
（野田クリスタル）ああ、そこから？ その、ゴリ押したっていうこと？
（村上）ゴリ押したわけじゃない。ゴリ押してはいない。「ちょっと、出してよ」みたいなの、あるじゃん？
（野田クリスタル）壁ドンして？
（村上）そんな……それはパワハラじゃないですか。完全なる。そうじゃなくて。僕と太郎ちゃんって、上下もないですから。「いやー、出してよー」「いやいやー」みたいなの、あるじゃないですか。なんか、雑談ぐらいの感じですよ。そしたら、その場に（マヂカルラブリーマネージャーの）両國くんもいて。本当に「スケジュール、どうなってます？ 次、ここの日にこれ、撮るんですけど……」みたいなのが始まって。で、ちょうど僕も行けるみたいになって。「じゃあとりあえず、やりましょう。行けます！」みたいになって、呼んでくれているのよ。「言うもんだな」って思って。
言ってみたら、出演できた
だが、情熱はあるファンのマヂラブの村上さんだ
出れて良かったね、村上さん!!#だが情熱はある pic.twitter.com/SEubYY7Son— 黒髪乙女論争a.k.a.ラムダ (@iframuda) May 28, 2023
（野田クリスタル）逆に言うと、今井くんがすごい権力を持っているっていうことじゃない？（笑）。
（村上）僕もそのドラマの中でのヒエラルキーを知らないんですけど。脚本家ってそんな、キャスティングにまで影響を？（笑）。
（野田クリスタル）じゃあ、囲碁将棋も出れたんじゃないの？ 囲碁将棋だって、2008のあの場所にいたでしょう？
（村上）います。
（野田クリスタル）いたでしょう？ 囲碁将棋に最初に声をかけるべきだったんじゃない？ 今井くんは。
（村上）あと、僕はちょっと見れてないんですけど。ちょっと遅れて現場に入ってるんですよ。前の仕事があったんで。で、はりけ〜んずさんがちゃんとMCとしてやっているのよ。敗者復活戦の会場で。で、あの会場もすごいちゃんと再現されているんだよ。
（野田クリスタル）大井競馬場で実際に撮っていたんだっけ？
（村上）ええとね、現場は違うんだけども。セットみたいな……「下克上」って書いてあるセットがあって。その横に、テントみたいなの、あったじゃないですか。
（野田クリスタル）一時待機場ね。バスで移動して、一時待機する場所ね。
（村上）中に26のテーブルとかがいくつか置いてあって、みたいな。で、そのテントの中に香盤が貼ってあったんですって。それがもう、当時のまんまのやつだったらしいです。ブレーメンとかも書いてあるらしいです（笑）。
（野田クリスタル）マジで？ ああ、ブレーメンもそうだったなー。
（村上）パプア。とかもいたらしいです（笑）。
（野田クリスタル）取り寄せたのかな？
（村上）だからあの時の香盤をどうにかして調べて。その紙を貼ってくれていたらしいです。僕はちょっと間に合わなかったですけども。
（野田クリスタル）見たいな、それ。
（村上）めっちゃ見たいよね？ どの順番で出たかとか、僕は覚えてないもん。
（野田クリスタル）あの日に関していうと、調子良かったしな。
（村上）めっちゃ受けた気がするんだよ。
（野田クリスタル）俺、ドキドキしてたもん。だって、最後まで。正直なことを言うと「オードリー」って呼ばれた時に……あれ、難しいじゃん？ 敗者復活って、呼ばれた人をみんなで送り出す声援をするんですよ。で、あの敗者復活の時って、実は数人はもう死ぬほどへこんでるんですよ。へこんでいるけども、でも送り出さなきゃっていうので、「おおお……うおーっ！」って自らを頑張って奮い立たせるから。それが起きたのが2008の僕らでしたね。もうマヂカルラブリー、結構受けて。しかもこれ、前年がちょうどサンドさんが敗者復活から上がって優勝しているから。
（村上）そう。だから「下克上」って書いてあったし。
（野田クリスタル）「あるぞ！ 這い上がり」って思ったら、オードリーさんが行って。決勝、みんなであそこで見てさ。
（村上）観覧席みたいなところでね。
（野田クリスタル）あの時……それまで、2007まで、ああいうキャラクターを入れた人がM-1に出るっていうのが本当になかったから。みんな、「決勝でどんな目に遭うんだ？」って思っていて。
（村上）ああ、それは思ったね。「ありなんだ」って思ったよね。オードリーさんが行った時にね。
（野田クリスタル）そうそう。で、決勝でネタをやって、めっちゃ受けているのを見て「ありなんだ！」って全員が思ったんだよね。
（村上）多かったもんね。そういう人も結構。まあ、ブレーメンっていうのがいたんですけど。スター関根っていうキャラクターをね、がっつり入れて。スターとツッコミの人でやっていたんだけども。
（野田クリスタル）当時は散々、作家とかから「そういうキャラとか入れると、決勝には行けません」みたいなことを言われてたんだよね。時代として。
（村上）うんうん。僕もなんとなく、そう思っていたし。
（野田クリスタル）だから、そこを切り開いた瞬間だったんだよな。
（村上）でも、僕はなんか嬉しかったですね。オードリーさんが行った時はね。あと、まだなんかふわふわもしてるし。なんか初めて準決勝、敗者復活とか来て、ふわふわしてたから。「うわー、M-1、やっているなー」って思っていたね。
（野田クリスタル）それで俺、覚えてるんだけど。あの時、結構やっぱりもうゴリゴリのネット民なんで。M-1のホームページに掲示板があったのよ。で、掲示板でファンたちが「今年の優勝は誰だ」とか話し合っている場で、一番名前が書かれていたのは実はオードリーさんだったのよ。ファンは知ってたんだよ。オードリーが仕上がっているっていうことを。
（村上）へー！ お笑い好きのネット好きはそこにずっと。
（野田クリスタル）もう「オードリーだ。今年はオードリーだ」ってみんな、言っていて。
（村上）でもオードリーさんに聞いたら「全然思ってなかった」って言っていたよ。「だからめっちゃ後ろにいた」って言っていた。「全然ないと思ってた」って言っていたけどね。いや、すごい。ドラマ、すごかったですよ。あなた、ドラマとか出たことありましたっけ？
（野田クリスタル）ドラマ？ は、あるね。
（村上）なんか、ドラマってすごくない？
（野田クリスタル）めっちゃ撮るよね？
（村上）僕ら、基本が『突破ファイル』のイメージじゃないですか。あれって、もう入った瞬間にやるじゃないすか。でも、5回ぐらい同じところをやって。
（野田クリスタル）そうだね。同じところを……一通り撮って。たくさんカメラを用意して、一発でなんとかならなかったのか？っていうぐらい、撮るよな。全シーン、撮るよな（笑）。「これ、使う？」っていう。
（村上）あとさ、完全に僕がセリフが入っているテイで進んでいくじゃん？ むちゃくちゃ怖かったんだけど。「セリフ、大丈夫っすよね」とかも誰も1人も聞いてくれない中、「じゃあ、始めます」みたいな感じで。めちゃくちゃ怖かったな。あと、あれよ。すごい、あのドラマは2008を再現してるわけじゃん？ だから、すごい揉めてたのよ。なんかね、「タクシーに乗り込む順番と、降りる順番が違うぞ！」ってなって。
あれ、要はタクシー内の映像だと奥に春日さんがいるのかな？ 運転手さんの後ろに春日さん。で、助手席の後ろに若林さんみたいな感じの絵があるんだけど。ネットで探すと。でも、出てくる時が逆だったりしているんだって。それで「これ、どうなってるんだ？ 中で入れ替わったのか？ どっちで行くんだ？」みたいのをすごい、スタッフさんがやり取りしていたりとか。めちゃくちゃ、再現しようとしていたのよ。
（野田クリスタル）2008はまだ、あれだもんね。バイクで移動していることを映していなかったもんね。それ以降は、映しているんだけどね。
（村上）で、オードリーさんに「あれって、どういうことですか？」って聞いたら、そういうことだっただよね。もう渋滞がすごすぎて、間に合わなかったらヤバいからバイクに乗り換えて、むちゃくちゃすごいスピードで移動して。着く寸前とかでタクシーにたしか乗り換えてるみたいなね。
タクシー→バイク移動→タクシー
前田健さんを藤井隆さんが演じる→M-1敗者復活MCの藤井隆さんをお笑いマニアでナイスミドルも足軽エンペラーも観てたマヂカルラブリー村上さんが演じる→マヂラブも敗者復活に進出してたので大井競馬場に「村上2人状態」＆史実に忠実にやると最前面になり存在感が強すぎる問題発生。 #だが情熱はある pic.twitter.com/aQcaKDTzfr
— ドラマ考察/評論/実況の大島育宙（無限まやかしの非ドラマ回も告知します） (@zyasuoki_d) June 4, 2023
（野田クリスタル）すごいことをやってたけどね。今、だってテレ朝の横で敗者復活をやって。100％間に合う導線が用意されてるけど。大井競馬場……信じられないけどな。敗者復活で勝って、大井競馬場から。
（村上）かなり遠いよ？
（野田クリスタル）「着かないかも」とか思うかもな。
（村上）で、もうバイクみたいなのが用意されていて……みたいなことだったんだよね。
（野田クリスタル）12月だしさ。
（村上）で、バイクで移動したら、もうネタ合わせとかも何もできないじゃん？ めちゃくちゃ不安じゃん？
（野田クリスタル）めちゃくちゃだったよな、あの時。なんか行きそうな人はみんな、声かけられてさ。「一応荷物、用意して。たたんでおいてください」みたいなことを行きそうな人は言われるんだよね。
（村上）あれ、やっぱり行きそうな人が言われていたんだ。そうなんだね。だから、本当に自分としてもすごいエモい状態だったし。なんかあと、「言えば出れるんだ」っていうのもあったしね。だから、言っていくべきなんじゃないか？ みんな、太郎ちゃんに（笑）。
（野田クリスタル）言えば出れるドラマでもあったからね。その芸人が出やすい……だから、敗者復活っていうのはいろんな芸人、狙い目だったのよ。
（村上）だから奇跡的なものが重なり、私は出れてるわけで。囲碁将棋は今から太郎ちゃんに言っても無理ってこと？
（野田クリスタル）間に合わないかもなー。
（村上）出ない？
（野田クリスタル）俺が、言うか。
村上；はい？
（野田クリスタル）「松本さんの役で……」って。審査員。
（村上）いや、出てこないっすよ。たぶん、ここから（笑）。
（野田クリスタル）「審査員の松本さんの役で」って。太郎くん、いつでも待っているぜ！
（村上）冷めるわー（笑）。
＜書き起こしおわり＞
