野田クリスタル『R-1 2022』バカリズムの審査を語る

野田クリスタル『R-1 2022』バカリズムの審査を語る マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0

野田クリスタルさんが2022年3月10日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』の中で『R-1グランプリ2022』を振り返り。今回から審査員に加わったバカリズムさんの審査について話していました。

(野田クリスタル)ちょっとこれ、話していいかわかんないですけども。ちょっと裏話みたいなのが1個、ありまして。

(村上)そういうのをやっぱり皆さん、待ってるじゃないですか?

(野田クリスタル)今年、審査員の中でも……もちろん出場者たちも面白かったんですけども。ちょっと審査員の中で話題になっていたのが、バカリズムさんがついに今年から審査員となりまして。受けていただけていただきました。ついに。

(村上)ワクワクしましたよ。

(野田クリスタル)これだけで箔がつくじゃないですか。全員、大注目の中ですよね。で、バカリズムさん、kento fukaya。最初、1組目のkento fukayaの点数。僕は90点で、まあみんな90点以上だったのかな? それで唯一、バカリズムさん、84点。僕はしびれました。

(村上)僕もしびれましたよ。

(野田クリスタル)「うわっ、マジか! バカリさん……やっぱりなんか違うな!」って(笑)。「マジか、バカリさん……かっけー!」って思って。なんかもう自分の中の点数、バババッていろんな計算式の中、基準点っていうか。「ここで90ぐらいにしておこう」とかじゃない。「ここは84だ!」って一発で決めてきたっていう。「うわっ、しびれるな!」っていう。

(村上)「俺の基準にはこのぐらい足りないんだ。俺を100点とするならば、お前は……」みたいな。

バカリズム、一発目から84点

(野田クリスタル)いろいろ、その大会が終わった後に記事とか、ヤフーニュースとかでも「バカリズムの採点を考察する」みたいなのがあって。「他の審査員とは違い、唯一バカリズムのみが84点。これには理由があり……」みたいな。いろんな考察がもうどんどんどんどん……。

(村上)点数ひとつでやっぱり記事になりますね。バカリズムさんは。

(野田クリスタル)でも、これはちょっと裏話がありまして。大会が終わった後、みんなメイク落とすじゃないですか。でも、僕たち審査員は一緒に帰るんで、一緒にメイクを落とすんですけれども。そこにもバカリズムさんがいて。やっぱり、そのアフタートークをするんですよ。「今年の『R-1』、最後とか難しかったな」みたいな。そこにバカリズムさんもいて。俺はもうしゃべりたくて仕方なかったから。「いや、バカリズムさん。僕、しびれました! 84、最初。あれは本当、僕は目が覚めるぐらい、すごかったです!」と言ったんですよ。そしたらバカリズムさんが「いやー……みんな高くてびっくりしたよ」って(笑)。

(村上)えっ、「あんなもんだろう」じゃないの?(笑)。「いやいや、あんなもんだろう」じゃないんですか、バカリズムさんって。

(野田クリスタル)「みんな90点台だったから僕、びっくりしちゃって……」って(笑)。

(村上)怯えていたの? あらっ?

(野田クリスタル)俺、バカリズムさんのことあんまり知らなくて。そこまで会話したことないけど、あの人すごいかわいい人なんじゃないかなと思って。もしかしたら。

(村上)でも、そこでその点数を出しちゃったから、もう幅をそこからつけたっていうね?

(野田クリスタル)そういうことですね(笑)。

(村上)急には上げられないから……(笑)。

(野田クリスタル)でも、それで別に構わないですからね。別に、その50点から始まってもいいんですから。

(村上)まあ、その人の中でブレなきゃいいから。

(野田クリスタル)そうそう。そこの中で上下の幅がそこまで差が出てなければ……。

(村上)だから「25点から35点」っていうのでやる人がいてもわけだよね。別にね。それによって何かが変わるわけではないから。

(野田クリスタル)一番悪いのは「みんなの点数がこんなに高かったから、次から点数を上げよう」とかってなったらかわいそうですけども。まあその人の中で点数が決まってるんだったら構わないので、バカリズムさんは84点スタートという。

(村上)で、最大が90点とかだもんね。91点とかじゃなかったかな? バカリさんは。でも素晴らしかったですよ。

(野田クリスタル)だから大注目で。でもバカリズムさんが唯一、たしか点数が全部ばらけているんですよね。

(村上)ああ、同じ点数を出していない。

同じ点数を出さないことの難しさ

(野田クリスタル)そうそうそうそう。同じ点数は、たしかに悩むんですよ。「これ、ずっとやっていたら差はつかないぞ」って自分にも言い聞かせるんで。なるべく同点は避けるんですけど。でも、どうしても「ここの差はつけられないな」っていう時、あるじゃないですか。そこはもうどうしても同点になっちゃうんですけども。

(村上)でも、そこは意識してるだろうね。バカリズムさんもね。とりあえずは差をつけようっていう。

(野田クリスタル)だからすごいなと思いましたね。最初から。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました