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星野源『逃げるは恥だが役に立つ』第八話の大好きなシーンを語る

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星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の第八話についてトーク。宇梶剛士さんにハグされたシーンの裏話や大好きなシーンについて話していました。

(星野源)さて、メールがね、いっぱい届いているんですよね。(メールを読む)「恋ダンスのロングバージョンが公開されましたね。ガッキーのNGがかわいすぎる! こんなかわいい生き物を毎日見れるなんて、源さんズルい!」(笑)。千葉県の方。(メールを読む)「源さん、大変です! 恋ダンスのみならず、若い子の間で”恋ポーズ”なるものが流行っているそうですよ」。マジか(笑)。すごいですね。「……両手でピースをしながら片方のピースを前にして撮るそうです」。ああ、振りの中でね、ありますからね。「……二次元キャラクターが恋ポーズをしているイラストなども見かけますし、『恋』の浸透力ハンパない! 以上、報告でした」。ありがとうございます。

なんか先日、『逃げ恥』のダイジェストが放送されてそのお尻に恋ダンス……エンディングで出演者みんなで踊っているダンスのロングバージョンが公開されまして。ちょっとだけNGも映っていたりするんですよ。あれですよね。だから、ジャッキー・チェンの映画のエンドロールみたいなもんですね(笑)。そのジャッキー・チェンの映画のエンドロール感を足したバージョンが(笑)。NGシーンがちょっとだけ入っているという。そうなんですよ。ラフな感じですごいいいんですよ。で、TBSフリーだっけな?っていうアプリかなんかで見れるらしいのでね、ちょっと見てみてください。

そうなんですよ。あとは、『逃げ恥』関連のメールがもう多すぎてですね。(メールを読む)「ドラマ八話、トイレを我慢しながら見ました。火曜日のハグを栃男パパとしていましたが、宇梶さんとのハグはどうでしたか? 感想を聞きたいです」(笑)。ええと、『逃げるは恥だが役に立つ』というドラマに僕、出演しておりまして平匡という役なんですけども。奥さんの役が新垣結衣ちゃん。で、その役名がみくりさんっていう役名なんですけど。みくりさんの実家に平匡が行くというシーンで。で、仲直りというか……みくりさんとちょっとケンカみたいな感じになりまして。実際はケンカじゃないんですけども。それで、会いに行くというシーンで。で、会いに行くんだけど、まずお父さん(宇梶剛士)に会うというシーンですね。で、お父さんさんからハグをされるわけです。

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お父さんにハグされる平匡


で、「ハグをする」って台本では書いてあるんですけど、実際に現場で「テスト!」ってやってみたらですね、持ち上げられ、グルグル回されるというですね(笑)。いや、すっごい楽しかったですよ。宇梶さん、本当に力持ちなんだな!っていう。ヒョイ!っていう感じで僕を持ち上げてくださり、クルクル回してくださり……だから、引っ掛けているところがないんですよ。僕の肩を持って上げているんで。僕の腕が上に来ているんだったら、腕を引っ掛けられるじゃないですか。そうじゃなくて、僕の肩を挟んでグルグル回してるんで、ものすごい力持ちなんだなっていう。で、あとやっぱりハグされて持ち上げられてグルグル回されると、キュン!ってするんだなっていうことがわかりました(笑)。「あっ!」ってなりました。「あっ、このまま連れて行かれても、いいかも?」っていう感じ? わからないけど、そういう感じがちょっとありました。


京都府の方。(メールを読む)「星野さん、こんばんは。『逃げ恥』第八話を拝見しました。毎週楽しみにしています。八話の中でみくりさんのお母さん役の富田靖子さんの『愛しているわよ。お互い、努力して。運命の人なんていない。運命の人にするの』という言葉が私の心に響きました。私も努力して主人を運命の人にしたいと思います。ちなみに結婚して10年。4月から単身赴任中の主人です。いろいろありますが、末永く夫婦でいられますよに」。ああ、そうですね。そう、なんか最近いろんな人から、知り合いとかからも「ハグの日を設定しました」っていう夫婦がいたりとか。いいですよね。やっぱりハグの日ってとてもいいと思いますよ。


そうなんですよね。そのみくりさんのお母さん、桜さんという役なんですけども、富田靖子さんのそのセリフ、僕もすごく好きで。素敵なシーンが有ったんですよ。そういうシーンがあってね。で、僕がいちばんっていうかすごく好きなのは、平匡とみくりさんが電話をするところもすごく好きなんですけど。あと、みくりさんが置いていったタッパーをただ何もしゃべらないで見るっていうあのくだりが本当に僕は大好きなんですけど。セリフが1個もない中でずっとただ冷蔵庫の音がブーン……って鳴っているだけの数分間があるんですよ。ドラマ史上なかなか珍しいシーンだと思うんです。あそこに時間を使うっていうのは本当にすごいことだと思うんですけども。僕、すっごいあのシーンが大好きなんですけど。

あと、その中でももうひとつ好きなシーンが、みくりさんがお母さんが足をケガしちゃって、心配になって実家に帰るわけです。で、お母さんは「帰ってこなくていい」と。お兄さんにも「帰ってこなくていいよ」って言うんですけど、みんな心配だから家族、息子たち、娘たちが来るわけです。で、友達も来る。そんな中で賑々しく実家での数日があるわけですけど、その中で1日たって、お兄ちゃん夫婦もみくりさんの友達のやっさんも来るんですけど、みんな帰っちゃうんです。で、みくりさんだけ残る。で、宇梶さんと富田靖子さんの夫婦とみくりさんだけになるんですけど、桜さんが「みんな帰っちゃって寂しいな」って言うんです。そうすると、みくりさんが「来るなって言ったくせに」って言うんですよ。

桜さんとみくりさんの母子の会話の意味

で、その後に桜さんがみくりさんに向かって「ずっといてもいいのよ」って言うんですよ。で、みくりさんと平匡がケンカをしているっていうのはもう察しているので、「ずっといてもいいのよ」って言って、「うん……」って言うんですけど、そのシーンがすごく好きで。なぜ好きか?っていうと、「来なくてもいい」って言って来る息子と娘たちに向かって「ずっといてもいいのよ」って言うのは、「あなた、帰りなさい」って言っていることなんですよ。しかも、(みくりに)「来なくていいって言ったのに」って言われた後に言うセリフとして。しかも、何の説明もないんですよ。表情的に「あなた、帰りなさい」っていう表情で言うんじゃなくて、本当に「ずっといてもいいのよ」ってサラッと言うんですけど。それを見てニコッと笑うんだけど、ちょっとだけ何かを察したようにみくりさんが「うん……」って言う。その後に、みくりさんが帰る(ためにカバンを持っている)っていうシーンがあるんですけど、何の説明もなく母と子の裏のコミュニケーションがあるっていうシーンなんですよ、あれ。だからすごいなと思って。

そのセリフの順番もそうですし、「ずっといてもいいのよ」っていう。あれ、しかもト書きにも意味とかを書いていないわけなんですよ。「これは『帰れ』という意味です」とか「『帰れ』という顔で」とか「深刻な顔で」とか、そういうのが一切書いてない中で、「ずっといてもいいのよ」って言って、その次のシーンではもう外に出ているっていうシーンなんですよ。何の説明もないんだけど。それでも、裏を読むとそういうセリフの順番から親子のコミュニケーションが見えるという、とてもすごい好きなシーンなのでございました。

<書き起こしおわり>

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