佐野元春と爆笑問題 桑田佳祐とサザンオールスターズを語る

佐野元春と爆笑問題 桑田佳祐とサザンオールスターズを語る SOUND AVENUE 905

爆笑問題のお二人がTBSラジオ『Sound Avenue905 元春レイディオショー』にゲスト出演。佐野元春さんと桑田佳祐さんについて、サザンオールスターズの楽曲を聞きながら話していました。

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Posted by 佐野元春(Official) on 2016年2月15日

(佐野元春)ちょうどね、70年代が終わって80年代に入ると、まあ達郎さんなんかは僕より少し上の世代。大瀧さんはさらに上の世代ですけども。達郎さんや大瀧さんの音楽を聞いて育ちましたから。日本語でロックをする、日本語で曲を作るっていうのは当たり前のことだったんですよね。だからお二人はちょうどそういう日本のポップロックが成熟し始めた頃、多感な頃にリスナーだったということでしょうね。

(太田光)本当にいい時代でしたよ。だからね、いまのね、ちょっと下の世代の子とかいまの若い子なんかね、かわいそうだなと思いますね。ロクな音楽、聞いてないでしょ?(笑)。

(田中裕二)いや、そんなことないでしょうけどね!それを言うと、ただ単に『お前らが歳取っただけだ!』って言われちゃうんだけど。若い人たちも才能あるだろうし。

(佐野元春)たしかにね(笑)。

(太田光)でも、あの興奮はないし。佐野さんもそうだし、達郎さんだって、ねえ。それこそ、まあ拓郎さんもいまだにそうだし。やっぱりずーっと現役でトップで走り続けているじゃないですか。

(田中裕二)そうね。だから、そこはすごいですよね。

(太田光)それ、やっぱり『自分たちの世代ってすげーな』って思います?はっきり言って。

(佐野元春)あの、僕もね、この前ね、太田さんがたまたまTBS。この『元春レイディオショー』、お二人でいらっしゃって。で、桑田さんが自分の番組でね、僕の曲を推薦してくれた。これ、素晴らしい話だねっていう話をしてくれた。で、僕も本当にジンと来ることなんだけども。今日はね、80年代のサザンオールスターズと僕の曲をね、僕たちの話の合間にかけていこうかなと。そんな風に思っています。

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(田中裕二)うわー!最高ですね、それは。こんな日が来るんだな!

(太田光)どうする!?うわー・・・

(田中裕二)だから当時の、30年前の俺たちが聞いたら、もうとても信じられない状況にいるな。いまな。

(佐野元春)(笑)。お二人が、ですから高校生ぐらいの時。僕と桑田さんは同世代ですから。ただ、サザンオールスターズの方が自分より3年早くデビューをして。ですので、僕は80年ですけども。80年前にサザンオールスターズはもうすでにいい曲をたくさん書いていて。その中から、1曲僕も聞いてみたい曲があるんです。これ、一緒に聞きたいですね。

(田中裕二)はい。

(佐野元春)サザンオールスターズ。曲は『思い過ごしも恋のうち』。

サザンオールスターズ『思い過ごしも恋のうち』

(佐野元春)いま、聞いていただいているのは1979年。サザンオールスターズ。アルバム『10ナンバーズ・からっと』からの曲。『思い過ごしも恋のうち』ですね。

(田中裕二)懐かしいですけど、これを元春さんが選んだのが、なんかこう、ちょっと意外な気もするんですけど。

(太田光)当時、どういう風に?

(佐野元春)当時、僕はあんまり知らなかったです。サザンオールスターズを。ただ、『いとしのエリー』っていうバラードが、とてもきれいなバラードだったけれども。あの曲が街中に流れ出して。『いい曲だな』と思って。で、そこから知りましたね。

(田中裕二)これがたしか、その次の。『いとしのエリー』の次のシングルがこの曲だったかな?

(佐野元春)そうだったんですね。うん。僕はだから、このアルバムの翌年。1980年にデビューするので、まだ仕事をしてた頃でしたね。

(田中裕二)広告代理店で。

(佐野元春)はい。

(太田光)なんかこう、よかったね。生きてて。

(田中裕二)生きててよかったね。

(太田光)こんな日が来るとは、夢にも思わないですよ。

(田中裕二)うん。

(佐野元春)僕はね、今日はお二人にいろいろなことを聞きたいので、どんどん行きたいんですけど。いいですか?

(田中裕二)いや、もう(笑)。

(太田光)もう死んでもいいです。

(佐野・田中)(笑)

(中略)

(佐野元春)ここで1曲、音楽を聞いてみたいと思います。サザンオールスターズ。曲は『YaYa』。

サザンオールスターズ『YaYa』

(佐野元春)いま聞いていただいているのはサザンオールスターズ、82年のレコードですね。『YaYa』。この曲も懐かしいですね。とてもいいメロディー、いい詞ですよね。

(田中裕二)青学のね、キャンパスをイメージしてね。

(佐野元春)そうだったんですね。

(田中裕二)立教と青学という、両方ともミッション系のね、大学で。

(太田光)憧れたよね。

(田中裕二)そう。当時、だから本当に僕は立教を受けることになるんですが。

(佐野元春)あ、そうですか。

(田中裕二)はい。まあ、落ちるんですけどね(笑)。

(太田光)本当にね、『なんで俺たちは日大なんだ?』って何度思ったことか。

(田中裕二)そうだよね。

(佐野元春)まあ、あの時代はどのキャンパスにも、でも自由な雰囲気が流れていたんじゃないですか?楽天的な雰囲気というかね。

(田中裕二)あ、そうですね。

(太田光)全く政治色なんかなかったです。

(佐野元春)なかったですね。

(田中裕二)本当に、一部の変わった人たちが、まだそういう人たちもいたんですけど。ほとんどもう、なかったですね。

(太田光)ポリシーもなにもなかったよね。

(田中裕二)そう。まあ、ちょっと浮かれている。バブリーな空気。それこそね、向かうちょっと浮かれている世代ということにはなるんですけど。

(佐野元春)そうですね。まあ、僕ら音楽だけじゃなく、むしろお笑いもそうだし。小説の世界も文学の世界も。また、映画の世代も新世代が出てきたと。たとえば、森田芳光。

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(田中裕二)そうですね。まさにそうですね。

(太田光)衝撃的でしたね。

(中略)

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