爆笑問題のお二人がTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』の中で、佐野元春さん、伊藤銀次さん、杉真理さんにTBSラジオ内で出会った話をしていました。
(田中裕二)そう言えば、去年のこの『メール1』の収録が1週間前にあって。終わってね、したらちょうど、向かいのスタジオに佐野さんが・・・
(太田光)佐野さんね。あのエンブレムの。
(田中裕二)そうじゃねえよ(笑)。
(太田光)違うの?
(田中裕二)なんの収録してんだよ!元春だろうがよ!『(Sound Avenue 905)元春レイディオショー』。ちょうどこの番組の放送の前に夜、やってますけども。火曜日。で、元春さんが収録してるっていうから。で、『もうちょっとしたら終わると思うんで』っていうんで、待たせてもらおうと思って。なかなかね、お会いする機会もないから。それで、待っていて。
(太田光)うん。
(田中裕二)それで、『いま、終わりました』ってスタジオに入って行ったら、元春さんの横に、杉真理さんと伊藤銀次さんがいたんですよ。
『元春レイディオショー』佐野元春・杉真理・伊藤銀次
《元春レイディオショー、伊藤銀次、杉真理、佐野元春が贈る新春DJトライアングル》29日、「元春レイディオショー」今年最後の収録がTBSスタジオでおこなわれた。新年明けてから2週にわたっての放送となる、元春レイディオショー特別番組「伊藤銀…
Posted by 佐野元春(Official) on 2015年12月29日
(太田光)びっくりした。あれ。俺、後から行ったじゃない?で、お前に紹介されるまで、どこの冴えないおやじなのか?って・・・(笑)。
(田中裕二)いやいやいや、だから、伊藤銀次さんって正直、会ったことないから。
(太田光)会ったことない。名前は聞いているけど。スーパースターですよ。
(田中裕二)で、昔の写真はもちろん、見てる。
(太田光)昔の白黒の、3人で。
(田中裕二)そうそう。ナイアガラの時のは知ってるんだけど。ねえ。ここ20年の伊藤銀次さんの・・・
(太田光)あんなくたびれたおやじだと・・・
(田中裕二)いや、『くたびれた』って(笑)。
(太田光)いや、見たことなかったから。
(田中裕二)そう。だからおそらく俺らが見ているのは30代、40代ぐらいまでの伊藤銀次さんは見ているけど、もう60いくつですからね。
(太田光)そうだよね。
(田中裕二)伊藤銀次さん、正直もうどんなビジュアルかって、想像もできない状態。で、杉真理さんも本当に、20代から30前半ぐらいまでのビジュアルで止まっちゃっているの。俺の中で。
(太田光)そうなんだよね。しかも、1枚の写真だからね。
(田中裕二)まあ、杉真理さんは俺は別に見てるけど。でも、それでも、ここ10年ぐらいはあんまり、パッとビジュアルが浮かばないぐらいに(笑)。
(太田光)びっくりしたよ、俺。『伊藤銀次さんと杉真理さんだよ』って言われて。
(田中裕二)俺がね、最初に佐野さんに会いに行ったらいたから。『ちょっと呼べ、太田を』って。とにかく、マネージャーに。太田さん、帰っちゃって、楽屋に行っていたから。『ちょっと呼んできてくれ』っつって。これはちょっと・・・(笑)。
(太田光)見とかなきゃダメだと。
(田中裕二)いや、すげーことだから。この3ショット!
(太田光)夢の3ショットですよ。
(田中裕二)だから本当はそこに大瀧詠一さんがね、いて。山下達郎さんがいたら、これでもうナイアガラがもう。
(太田光)大貫妙子がいて。
(田中裕二)完全にコンプリートなわけだけど。
(太田光)そう。細野さんがいて。
(田中裕二)そうそう。そのへんもね。で、もうこれはすげえ!と思って。伝説の人だからね。それで、太田さんに来てもらって。で、『写真を撮らせてくれ』って。佐野さんに。『こんな機会、ないんで』っつって。したら、伊藤銀次さんが、これ、びっくりしたね。『俺、おたくの番組にメール送ってないからね』っつって(笑)。
(太田光)ねえ!びっくりしたね。
(田中裕二)俺、本当に最初、『なに言ってんの、このおじさん?』って。『送ってやろうかと思ったけど、あれ、俺じゃないよ』『えっ、ちょっと待って。ええっ!?伊藤銀次さん、伊藤銀次のこと知ってるんだ!』と思って。
(太田光)ねえ。よく、昔ね。
(田中裕二)そう。昔、CD田中(のコーナー)に。『「伊藤銀次」ってお前、それ本人なわけねえだろ!』みたいな。ネタとして。伊藤銀次さん、いまも聞いてるかな?最近あんまり送ってくれなくなったと思うので。もう聞いてないかもしれないんだけど。
(太田光)ニセ伊藤銀次ね。
(田中裕二)CD田中のコーナーで常連だった伊藤銀次って、いたわけですよ。それはもちろんあの伊藤銀次さんのことをたぶんね、ギャグとしてやって。ニセとしてやっていたんだろうけども。まあ、まさか本人じゃないと思っていたが、それをラジオ聞いてたんだって。
(太田光)知ってた。うれしいねえ!
(田中裕二)伊藤銀次さん、この番組、たまに聞いてくださってるの。すっげえうれしくない?それ。
(太田光)びっくりしたよ。俺も。
(田中裕二)ねえ。それで、『ええっ!?』ってもう恐縮しちゃって。『ああ、じゃああの伊藤銀次も喜ぶと思います!』って(笑)。
(太田光)(笑)。どの伊藤銀次だよ?っていう(笑)。
(田中裕二)よくわかんない。もう、よくわかんないことになっちゃって。
(太田光)すごかったね。
(田中裕二)『俺もじゃあ、記念に写真を撮らせてよ』って伊藤銀次さんに言われてさ。
(太田光)すっごい気さくな、いいおじさんでね。うれしかったね。
(田中裕二)いや、本当に奇跡のような。で、もう放送、今日、この前にやっちゃったのか?今日と来週ね。俺らがいま、録音でこれをやっていて。みなさんはもしかしたら『元春レイディオショー』をね、伊藤銀次さんと杉真理さんを聞いた後にいま、これを聞いている人もいると思うんですけど。
(太田光)うん。
(田中裕二)そうだ。そのちょうど収録の時に会って。
(太田光)だからあの直前にね、桑田さんが『やさしい夜遊び』で毎年、日本の邦楽を、その年に出たのを全部あの人、聞いて。2回ずつ聞いて。で、それこそAKBからジャニーズからEXILEから全部聞くんですよ。で、その桑田セレクトのベスト20かなんかを発表するんですよね。で、去年も佐野さんをかなり上位。3位か4位か。去年のは熱かったね。山下達郎、佐野元春、竹内まりやとか。当然ね、それこそいまの新しい・・・
(田中裕二)はいはい。ゲスの極み乙女みたいな。SEKAI NO OWARIみたいな。
(太田光)うん。木村カエラとかも入るんですよ。EXILEなんかも入れたりするんだけど。ジャニーズのTOKIOとかね。で、今年のが、やっぱり佐野さんが3位かなんかに入っていて。で、桑田さんが絶賛するわけですよ。俺、もうそれを聞いて・・・それだけでもう涙もんじゃないですか。
(田中裕二)涙もんですよ。もう。
(太田光)あの2人の関係から考えたら。で、また桑田さんが本気かどうか、わからない。まあ、照れるのもあるし、それはわかんないけども。『いやー、佐野くんはこれはもうね、さすが天才だな!』とか言って。『ボブ・ディランをはるかに超えてる』とかって言うわけよ。
(田中裕二)うん。
佐野元春に桑田佳祐が絶賛していた話をする
(太田光)で、俺はまたさ、それを佐野さんに言ったから。『佐野さん、桑田さんがラジオで佐野さんのことを絶賛してました』って。したら、当然佐野さんも知っていて。『そうみたいだねー』って。
(田中裕二)(笑)。うわー、すげー幸せだね、それ。
(太田光)『いやー、うれしいねー。彼と僕とはね、同い年なんだよ』みたいな感じで。『いや、「ボブ・ディランを超えた」って言ってましたよ』って。『いやー、なんだかなあ。うれしいなあ』っていう、そのまた佐野さんの笑顔を見てる幸せ。
(田中裕二)幸せ。もう奇跡だね。それは。
(太田光)うれしかったなー。ジーンとしちゃった。
(田中裕二)桑田さんのことを、ねえ。佐野さんに話すっていうね。
(太田光)うん。で、また佐野さんが照れながらうれしそうなんだよね。やっぱりね。
(田中裕二)それはうれしいでしょう。それは。
(太田光)やっぱりさ、いいよね。ああいう関係。
(田中裕二)本当。同い年で。2月と3月ですからね。
(太田光)そうなんだよね。『一月違いなんだよね』とかって。そう。言ってた、言ってた(笑)。
(田中裕二)(笑)
(太田光)いいよなー。
(田中裕二)ねえ。そうそう。だからいまの若い人たち、伊藤銀次って言われてもわからない。そこにハライチの澤部が来たんだよ。で、澤部も『佐野さんと写真を撮らせてくれ』みたいに。
(太田光)澤部はなにしに来たんだ?
(田中裕二)いや、『写真、僕もいいですか?』とかって来たんだよね。で、『お前、なんだよ?』って。『いや、いいじゃないですか』って言ってるけど、『こいつ、ぜってー伊藤銀次知らねえだろうな』って思って(笑)。『お前、この人、ウキウキウォッチング作ったんだよ』ってね。したら、『わっ!ああ、ああー、そうなんですか!?』って(笑)。
(太田光)知らないんだな。『笑っていいとも!』のね。
(田中裕二)そうそう。でも、すごいよね。それを考えると、俺らずーっとね、あの曲でね、やっていたわけだからね。10何年間もね。うん。
<書き起こしおわり>