ジェーン・スーさんがTBSラジオ特番『ラジ(コ)フェス』に出演。爆笑問題・太田光さんと著書『私がオバさんになったよ』について話していました。
(太田光)でも、それこそジェーン・スーさんの『私がオバさんに……』。
(ジェーン・スー)『なったよ』。
(太田光)『私がオバさんになったよ』は本当に面白くて。
(ジェーン・スー)ありがとうございます。
(太田光)オリーブの人、いるじゃない?
(ジェーン・スー)酒井順子さん。
(太田光)酒井順子さんって俺らと同年代だと思うんだけど。いわゆる当時の雑誌・オリーブを作った人が状況的には1人で独身でね、子供も作らないっていう。そういうのってさ、俺らはいま「難しいね」って言っているじゃない? ジェンダーとか男と女の問題とか。俺ら、かならず怒られるんだけど。そういうのを読んでいると、「ああ、こういう気持ちだったんだ」っていうのと、その「ジェーン・スーさんも悩んでいるんだな」っていうのが。いつもは相談に乗っている側じゃない?
(ジェーン・スー)はい。
(太田光)で、あの先輩……なんていったっけ、あの人?
(ジェーン・スー)酒井順子さん(笑)。
(宇垣美里)フフフ、2回目(笑)。
(太田光)酒井順子さんに相談しているっていう状況がすごく新鮮なんだよね。
(ジェーン・スー)ああ、そうですか。そう。自分で「書く」ということについて悩みがあって。先輩が……でもやっぱり50代ぐらいの人たちが松明を持って楽しそうにしている限り、私たち氷河期はついていけばいいんですよ。だから本当に楽しそうにしていてほしいんですよ。爆笑さんのお二人にも(笑)。
(宇垣美里)うんうん(笑)。
(太田光)そう言われると嬉しいよね。
(ジェーン・スー)あの人たちが楽しそうに「ワッショイ!」ってやっていると……。
(田中裕二)わかるな。俺らもたけしさんとかタモリさん、さんまさんがギャーギャーやっていると、「ああ、60になっても70になってもいいんだ」っていうのはあるよね。
(太田光)談志師匠が寂しそうな時は辛かったもんな。
(田中裕二)それは辛かったね。
(太田光)それと同時に、やっぱりそういう酒井さんと、あとは『モテキ』?
(ジェーン・スー)ああ、はい。『逃げ恥』の海野つなみさん。
(太田光)海野つなみさんが割とクロスしたことを言うんだよね。
70点を出し続けることが大事
(ジェーン・スー)そうそう。そうなんですよ。やっぱりね、70点をちゃんと出し続けることが大事っていう。120点を出したり、0点を出したりっていうアーティスト肌の人もいるけど、職人として70点をずーっと出していくっていう。上はどこまで行ってもいいけど、常に70点を出してくるっていうことをやっていかなくちゃいけないって。
(太田光)それはすごいね、ジェーン・スーさんという人は「降りてくる」っていう天才肌の人に憧れているんだよ。だけど、自分はそれができないから……っていうところにはね、すごい俺は共感したっていうか。
(田中裕二)ああ、太田さんがね。
(太田光)俺らもほら、たけしさんとか談志師匠とか怪物を見ているから。「ああいう人にはなれないな」って。だから俺ら、どうすればいいんだろう?ってやっぱり思うもんね。そこにね、なんかすごく共感しましたね。
(ジェーン・スー)ありがとうございます。
<書き起こしおわり>
ラジ(コ)フェス(2) | TBSラジオ | 2019/03/21/木 12:00-13:00 https://t.co/zXKUjCqEM3 #radiko
爆笑問題・太田光とジェーン・スー『私がオバさんになったよ』を語る— みやーんZZ (@miyearnzz) 2019年3月22日