能町みね子 NHK『ねほりんはほりん』プロ彼女特集を絶賛する

能町みね子 NHK『ねほりんはほりん』プロ彼女特集を絶賛する 久保・能町のオールナイトニッポン

能町みね子さんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD』でNHK Eテレの番組『ねほりんはほりん』のプロ彼女特集を紹介し、絶賛していました。

(能町みね子)私は、テレビを見たっていう話なんですけど。普通に。普通にテレビを見たっていう話なんですけど。あの、『プロ彼女』っていう言葉は、私たちが提唱したじゃないですか。

(久保ミツロウ)そうですね。

(能町みね子)それはもう、間違いない事実なんですよね。で、そういうことをわかってくれている人もたくさんいるので、なにかとプロ彼女っていう話題が出るとTwitterで教えてくれる人がいるんですよ。

(久保ミツロウ)そうですね。

プロ彼女の定義

(能町みね子)で、プロ彼女っていうのは一応改めて言うと、基本、芸能人や有名人としか付き合わない一般女性。で、よく芸能人の方が『一般女性と結婚した』って出る時の、だいたいその人がプロ彼女なんですよ。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)で、芸能人とかを常に狙っていて。本人は芸能活動は、昔、もう名前が残らない程度にほんのちょっとやっていた程度。まあ、あるいはやっていない。で、検索しても名前が見つからない。

(久保ミツロウ)ここが大事。

(能町みね子)そう。ここが大事。名前見つからない、ブログ見つからない。そういう意味での自己主張はほとんどしていない。にもかかわらず、なぜか芸能人とばかり付き合っている容姿端麗な女性。

(久保ミツロウ)不思議な女性。芸能界とかスポーツ業界とか、まあ特定の業界を回遊魚のように男をグルグル回っているっていう。音楽業界にもそういう方がいるらしいですし。

(能町みね子)うん。マンガ業界にも、どうやらちょっといるらしいと聞いたこともある。そういう人。まあ、一般女性って言うけど、ぜんぜん一般じゃないじゃん!っていう意味を込めて、プロ彼女って言っていたんですけど。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)で、そのプロ彼女が去年あたりからちょっと、テレビで言ったこともあって少し話題になったりして。で、なぜかちょっと曲解されて、単純に『素晴らしい女性』みたいな意味で使われてることが多くて。

(久保ミツロウ)そうそうそう。

(能町みね子)なんかこう、芸能人と付き合える、素晴らしい容姿を持った、しかも家事とかも完璧な女性みたいな。なんか、ごく普通の誉め言葉として使われていることが多くって。それ、違うのに・・・ってちょっとモヤモヤしていた気分だったんですけど。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)昨日ですよ、昨日。よりによってEテレ。NHK。

(久保ミツロウ)(笑)。なにかを教育しなきゃいけない。

(能町みね子)そうですね。Eテレで。まあ、私たちの『久保みねヒャダ』も教育番組とよく言ってますけども。Eテレの『ねほりんはほりん』っていう、一応特番なんですかね?実験的な番組で。そこに、結構割とぶっちゃけ話をする一般の人が出てくるんですよ。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、南海キャンディーズの山里さんとYOUさんが出てて。その2人が一般の人の話を聞いてくっていう番組なんだけど、ただ、あまりにもぶっちゃけ話なので、そのエグさをかき消すために、全員がぬいぐるみというか、操り人形っていうのかな?

(久保ミツロウ)そうですね。人形劇・・・まあ、マペットかな?

(能町みね子)人形劇用の人形でね。全員が。それに声を当てている形で行われるわけですよ。で、そこにプロ彼女が出るっていうんで、それを教えてくれた方がいて。で、まあ見てみようと。どうも最初の予告を見た感じだと、私が思っているプロ彼女とあまり狂いがない感じだったんですよ。

(久保ミツロウ)おお。

(能町みね子)で、それもあって期待して見たんですけど、結果、素晴らしかった!

(久保ミツロウ)おおー!まだ見てないんだよね、私。

(能町みね子)うん、そうですよね。まあ、YOUさん、山里さんがいて。ねほりんはほりんがその、モグラの格好をしてるわけですけど。で、そこにブタの格好をしたマペットがポンて出てきてね。

(久保ミツロウ)あ、正確に言うとね、マペットじゃない。まあ、人形にしよう。

(能町みね子)人形か。ブタの人形が出てきて。で、そのブタの人形が、本人の服装とかをそのまんま、どうも着てるらしいんですよ。ちっちゃい人形なんだけど、本人の服装をそのまま当て込んだような、ちょっと胸の露出が激しい。で、おっぱいも結構おっきいブタが出てきて。で、結婚指輪もしてて。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、あの、いろんなプロ彼女の生態を、自分の生態を語っていくわけなんですけど。それがもう、なんか私が『こういう人ってこうなんじゃないかな?』って思っていたものに、まずぴったり当てはまった上で、さらに私の知らないところまで掘ってくれていて。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)本人が何より語っているから。まずその人はね、肉体系の人が好きらしいの。マッチョ系の男の人が。だから、プロ野球選手とかプロスポーツ選手とかを渡り歩いてるんだけど。で、そんな中で携帯とかで写真とかを見せてね。もちろん、テレビには見せないけど。こんな人だったんですよとか。山里さんとかに見せてて。『えっ、この人、日本代表じゃないですか!』みたいな。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)のがあって。で、その野球選手だの何だのと付き合ってきた結果、いまは自分の中で引退していて。もう結婚しちゃったんですって。

(久保ミツロウ)あ、なるほど。

プロ彼女の戦略

(能町みね子)ある格闘家系の人かな?そのへん、ぼかしてましたけど。まあ結婚しちゃったんで、もう引退ですけど。いままでやってきたことっていうのを、その方法論を暴露してて。あの、六本木のクラブだの何だの、おっきなそういう箱のVIP席みたいなところにいる一般女性っていうのがいるらしいんですよ。

(久保ミツロウ)おお。

(能町みね子)行くと。で、『絶対にそういう女の人ってお金出してないじゃないですか』って言って。で、『そういう人と、まず仲良くなるんですよ』って言うの。

(久保ミツロウ)はー!

(能町みね子)で、そうすると、その人たちが『今度、○○さんと○○さんが来るパーティーがあるから、来ない?』っていう風に誘ってくるんだって。そこから、人脈を作るらしいんですよ。

(久保ミツロウ)うわー!スッキリ!なんかそういうの、超知りたかった!

(能町みね子)そんなことね、わかんないじゃないですか。で、なんでプロ彼女的なことになろうとしたか?みたいなこともちゃんと語っていて。『もともと自分はすごいコンプレックスがあって、田舎から出てきて。で、昔いじめられていたりとかっていう過去もあって。やっぱりちょっと承認されたいみたいなのもあったんですかね』みたいなことを言っていて。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、『自分の容姿がいいのもわかっていたし、これを使って・・・みたいな気持ちもあって』って言って。で、YOUさんが割とその戦略的なところを擁護していて。『プロ彼女って、なんか皮肉みたいに言われちゃうけど、努力家だよね。誰が土ついた大根食うっていうんだよ!』っていうね、結構名言を出したんですよ。YOUさんが。

(久保ミツロウ)(爆笑)

(能町みね子)『大根はね、ちゃんと出汁でゆでて、調味料を最適に使うから美味しいんであって、掘ったばかりの泥ついた大根なんか、誰も食わねーんだよ!』って言ってて。さすがだなと思って。

(久保ミツロウ)すっげーいいな(笑)。

(能町みね子)すっげーいい表現してて。だから私たちも結構プロ彼女のことを、まあ皮肉は込めているけど、でもすんごい努力してるし、私たちが追いつけない存在だってことは認めているわけじゃないですか。そのへんのフィーリングも全部まとめて、なんか表現してくれてて、最高だったんですよ。

(久保ミツロウ)いいねー。

(能町みね子)すごい、もういい番組だったんで。もし、いまから見れる人がいたらね。再放送とかやんないのかな?あれ。ヤバいかな?

(久保ミツロウ)ああー、でもEテレ系、結構再放送やるからね。

(能町みね子)やるよね。

(久保ミツロウ)私はタイムシフトのやつで見ます。

(能町みね子)うん。ちなみにもう一人出てきた、没落したIT社長もすごい面白かったんで。ぜひ、見てみてください。あれはね、いい番組ですよ。ただEテレだから、今後ケチつけられて、なんかやれなくなっちゃったりしそうな気がして。

(久保ミツロウ)いや、でも攻めてもらって。

(能町みね子)攻めてほしいですね。

<書き起こしおわり>

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