みうらじゅん 二宮金次郎を語る

みうらじゅん 二宮金次郎を語る 安住紳一郎の日曜天国

みうらじゅんさんが2023年4月23日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で二宮金次郎について話していました。

(みうらじゅん)僕ね、コーヒーが最近、好きになったんですよ。

(安住紳一郎)へー!

(みうらじゅん)もうずっと飲めなくて。飲めなくてっていうか、飲んだらお腹がグジュグジュグジュグジュっていうタイプで。

(安住紳一郎)ああ、タイプ的に合わなかったんですね。

(みうらじゅん)合わなかったんですよ。でも最近ね、飲めるようになって。僕、この間ね、小田原のね、ニノキンカフェ、知ってます?

(安住紳一郎)二宮金次郎?

(みうらじゅん)そうそう。僕は「ニノキン」って呼んでるんですけども。二宮金次郎のきんじろうカフェっていうところがあって。そこのね、ラレアートっていうの、あるじゃないですか。あれがね、ニノキンなんですよ。ニノキンのシルエット。

(安住紳一郎)あの薪を背負って?

(みうらじゅん)薪を背負っているやつがアートになっていて。それを飲みに行ったんですよ。

(安住紳一郎)小田原に。

(みうらじゅん)小田原。

(安住紳一郎)小田原って、二宮金次郎のゆかりの地なんですか?

(みうらじゅん)ゆかりの地らしくて。僕らの世代はもう「ニノ」って言ったら、金次郎の方だから。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

「ニノ」は二宮和也ではなく二宮金次郎

(みうらじゅん)そりゃそうじゃないですか。煮るなり焼くなり二宮金次郎だから。

(安住紳一郎)「ニノ」って言ったら嵐の二宮くんじゃなくて?

(みうらじゅん)僕は金次郎。ニノキンの方です。二宮金次郎ですから。

(安住紳一郎)ニノキンってなんかいいですね。たのきんトリオみたいな。

(みうらじゅん)ニノキン、芝を背負っているじゃないですか。で、今はそれこそ歩きスマホとかで、学校から銅像が取り除かれているっていう。あれはよくないとか言われているけども。僕、一時そのニノキンの銅像とか石像とかを結構町で、いろいろ写真に撮って歩いていた時があって。芝は担いでいるんですけども、座って本を読んでるってやつもあるんですよ。そっちにされたらどうなのかなと思ったの。

(安住紳一郎)いろいろと社会的風潮を考えて。

(みうらじゅん)そうなんですよね。それはちゃんとね、前からあるみたいで。あの方、別に常時ウォーキングスタイルではなかったことが証明されましたよ。僕はそういう銅像を見つけましたんで。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。じゃあ、最近のその社会的風潮、要請から考えるとニノキンは背負子を横に置いて本を読んでおくみたいなスタイルが本当は正しいという?

(みうらじゅん)かもしれないですよね。だから座られることもあるということだけは今日はちょっと、言っておきたかったなと。

(安住紳一郎)へー! ニノキンは、少しあれですか? 自分の中で作品に仕上げたんですか?

(みうらじゅん)いや、作品には仕上げてないんですけども。やっぱり気になるじゃないですか。あの方ね。で、うちの小学校にもありましたし。あの方、だから気になって。小田原には記念館もありますんで。で、そこに行かれると、二宮尊徳さんの歴史っていうか。「ああ、素晴らしい人なんだな」ってことはわかりますけども。まあ通称はニノキンって呼んでいるだけですね。僕が。それだけの話です。ごめんなさい。

(安住紳一郎)いいんです(笑)。みうらさん、お言葉ですけど二宮金次郎を「ニノキン」って略したところにピークありますよね?

(みうらじゅん)そうですね。それでまあ、フィニッシュを迎えてるところはありますよね。

(安住紳一郎)フハハハハハハハハッ!

(みうらじゅん)今日もだいぶ言いましたよね? うん。すっきりしました。

(中澤有美子)コーヒーから。ええ。

(みうらじゅん)ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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