R-指定さんが2023年2月20日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中でMC TYSON『G’s Up feat. Watson』を紹介していました。
(R-指定)じゃあ、ちょっと曲の方に行かしてもらいましょう。今日、かけたいのはですね、MC TYSON。番組イベントにも出てくれましたTYSONの新曲で『G’s Up』っていう楽曲です。Feat.がWatsonっていうね。
(DJ松永)最近出たやつですね。
(R-指定)これ、最近出た楽曲で。なんていうか、ちょっとメロウなドリルに……それこそポップ・スモークとかが流行らしたようなあのがっつり、ちょっとメロウな感じのドリルに乗せてる楽曲なんですけど。これに客演してるWatsonというのがね、めちゃくちゃいいラップをしてて。もちろんTYSONもね、やっぱりTYSON、ラップ上手いな!
(DJ松永)ですねー。
(R-指定)このね、「やることやってりゃいけとる」っていう。TYSONがリスペクトしてるTOKONAさんの言い回しをちょっとサンプリングしたようなやつから「ガキの頃から言っとる いつかフェラーリ乗ったる やることやったらいけとる 今は青いの乗っとる」みたいな。いいボースティングがあったりとか。
で、後からちょっと解説したいんで、まずは聞いてほしいんですけど。この客演の2バース目で出てくるWatsonのラップもかなりいけてるんで聞いてください。TYSONで『G’s Up feat. Watson』。
MC TYSON『G’s Up feat. Watson』
(R-指定)このWatson、徳島のラッパーなんですけど。
(DJ松永)徳島なんだ。
(R-指定)結構、ストリート上がりのラッパーには珍しいぐらい、言い回しが凝ってるんやけど、わかりやすくておもろいみたいな。なんかね、「友達でも無理と (無理だと) 思ってた中毒者の俺を 高く感じたスシロー (タマゴ) 留置の方が腹一杯食えそう」とか。
(DJ松永)おおーっ!
(R-指定)これ、パンチラインでしょう? で、「止まる電気でも止まりたないもん 持ってたとこで出来ないプレ4」とか「吸わなくても赤目になれたよ 傍聴席ママが泣いた裁判」とか。かなりね、グッと来る。こういうのとか。あとは「痛いの痛いの飛んでいけ でも飛ばない俺らこの街」とか。このフロウとかがめちゃくちゃ刻んでいて畳みかけているんやけども、めちゃくちゃ入ってくるラインはパンチラインとしてグッと残るし。その言い回し……ストリート上がりじゃないとできへん言い回しに、なんやろうな? ラップマニア的なおもろいユーモアがしっかり入っているっていうこのバランスが絶妙やな、Watsonって思っていて。
(DJ松永)たしかに。結構やっぱり、俺もそうだったけど。フロウとか、畳みかける感じで持っていかれてる人も多いけど。リリック、がっちりまだ食らってない人も多いから。これから、ちゃんと注意して聞いたらもっとハマる人、多そう。
(R-指定)かなりのパンチラインメイカーとしてWatsonはすごいラッパーやなって思いますね。
(DJ松永)なるほどね。
<書き起こしおわり>