山下達郎 大瀧詠一との意外な共通点を語る

山下達郎 アナログレコードのメンテナンスとコレクション管理を語る オールナイトニッポン

山下達郎さんが2023年2月18日放送のニッポン放送『山下達郎と上柳昌彦のオールナイトニッポン』の中で大瀧詠一さんについてトーク。大瀧さんが亡くなった後にわかった、意外な共通点について話していました。

(上柳昌彦)さあ、またまた「2人で話してほしいトークテーマ」なんですが。こちらの方は「ズバリ、大瀧詠一さん」ということで。「大瀧さんについて音楽的なことを中心に昨年のオールナイトニッポンGOLDでお話をされていましたが、プライベートの思い出、人間的な面での魅力、ちょっとしたエピソードでもお聞きできれば」という風にお書きでございますが。

(山下達郎)大瀧さんは一人っ子で、僕も一人っ子なんですよ。だから一人っ子同士の、歳が5つ、違うんです。だからちょうど上柳さんと私ぐらいの。

(上柳昌彦)おお、なるほど! そういう関係だったんですね。

(山下達郎)で、私の母は仙台なんですけど。そこをたどっていくとですね、うちの母方の先祖は岩手の江刺なんですよね。で、これは大瀧さんが亡くなった後にわかったんですけども。それで、大瀧さんは江刺の生まれなんで。僕ら、結構声が似てるし。顔もね、結構似てるんですよね。僕ら。だからひょっとして、どこかで姻戚関係があるんじゃないか、なんてことを思ったりしてね。

(上柳昌彦)ほうほう。

岩手県江刺つながり

(山下達郎)まあ本当に、1973年に最初に出会ったんで。ちょうど50年ですか。

(上柳昌彦)そうですね。この出会いがまたね、これは有名な話ですけどもね。アマチュアの時に、アルバムを作って……19歳ぐらいですか?

(山下達郎)そうですね。

(上柳昌彦)アルバムを作って。そこにさっきのビーチボーイズのカバーが入っていて。伊藤銀次さんが、高円寺でしたっけね?

(山下達郎)高円寺のロック喫茶ですよ。

(上柳昌彦)高円寺のロック喫茶で「おお、ビーチボーイズが流れてるな。うん? これ、違うぞ?」っていうことになり。それで、そのレコードジャケットに連絡先があったんでしたっけ?

(山下達郎)あったんです。

(上柳昌彦)それがあって。で、伊藤銀次さんがそれを大瀧さんのところに持っていって。「こんなのを出している人がいるよ」って。「連絡先があるね。ちょっと、連絡してみよう」って。それで福生に行ったという。すごいでしょう?

(山下達郎)そうです(笑)。まあ、偶然ですね。

(上柳昌彦)「こんなこと、あるの?」っていうね。

(山下達郎)だから、人生はわからないんですよ。

(上柳昌彦)人生、わからないですよ。さっきの(人生に悩んでいるメールを送ってきた)中学生くん、わからないのよ、本当に!

(山下達郎)なかなかね、面白いですよ。人生(笑)。

(上柳昌彦)大瀧さんということで1曲、また選曲をということなんですが。

(山下達郎)じゃあ、82年かな? NHKでね、特番があって。大瀧さんと2人でデュエットでエヴァリー・ブラザーズとかをやった時がありまして。

(上柳昌彦)FMですか?

(山下達郎)NHKのFMです。で、その時に僕が女性になって。フリートウッズっていう女性2人、男性1人のボーカルグループがあったんです。昔。で、その人たちの一番有名な曲で『Mr. Blue』っていう曲があるんですけども。これを僕が女性になって、大瀧さんが男性になって。ちょっとダビングしましたけど。それで作ってる、その時に放送したテープ。これ、持ってきましたんで。今日はそれをお聞きをいただきます。『Mr. Blue』、どうぞ。

大瀧詠一&山下達郎『Mr. Blue』

<書き起こしおわり>

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