PUNPEEと高木完『宇宙に行く』を語る

PUNPEE 愛車・フォルクスワーゲンを語る TOKYO M.A.A.D SPIN

PUNPEEさんが2023年2月7日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』の中で『宇宙に行く』について、高木完さんと話していました。

(高木完)だからPUNPEEのことをそこで「変わってる子だよね」っていう話にはなってて。そしたら、なんか自分のソロ作品みたいなのをどんどん出すようになっていって。それが数年後にもう『MODERN TIMES』になったから。割とすぐ?

(PUNPEE)そうですね。2年ぐらいとかで出したかな?

(高木完)だから先週も言ったけど。僕が『WREP』っていう番組やってる時に「PUNPEEのこのアルバムが……」っていう話になって。DJ YANATAKEとかと「今、どのへんが面白いの?」っていう話になったら、そういうのを教えてくれていたような感じで。最初、俺がメールにも書いたけど。『宇宙に行く』っていうのを聞いた時に「この子、絶対に変わっているな!」ってなって。作品としてね。

(PUNPEE)そうですね。ちょっと、変な曲っていう言い方も変ですけど。いろいろ、実験的に作った曲だったんですよね。なんか、モロにヒップホップ……90年代みたいなのが作りたい時もあれば、なんか割かし楽器を弾いてた時代とか、影響を受けてたものとか。なんだろう? もう自由に作りたいっていう日とかがあって。結構自由に作った曲ですね。

(高木完)やっぱり、自分の作品が……あのアルバムが2017年? そこって、ヒップホップの枠が、ちょっとタガがゆるんだ時期っていうか(笑)。それまでさ、みんなあんまり歌わなかったじゃん? でも、ある時からファレルとか、普通に歌って。「これ、歌モノじゃん。普通に」みたいになった時期があって。『Happy』とかがあって。で、そのへんからなんか「あれ? ヒップホップって何?」みたいな感じで。溶け出したっていうかさ。

ヒップホップのタガがゆるんだ時期

(PUNPEE)なんか、トラップとかがちょっとありましたけど。なんかもっと、いろんなものがミックスされた時期というか。

(高木完)本当の何でもありになったよね。

(PUNPEE)そういう感じのマインドで作ったかもしれないですよね。

(高木完)でもそれもさ、なんか普通だとなんか割とゴツゴツっとした感じになりがちなのに、すげえきれいにまとまっていて。「あれ? これ、すごいな。この曲、変わってるのに……」って思って。

(PUNPEE)だから結構、なんだろう? 自分の先輩のラッパーの方とかも、やっぱりちょっとラップラップしてるものから、突然インストアルバムになったりとか。そういう先輩を結構、見てきたりしてたんで。

(高木完)えっ、たとえば? 誰?

(PUNPEE)たとえば、そのTwigyさんとか。途中で、なんだろう? 断片集みたいなのを出した時に、結構バンドサウンドであったり。

(高木完)そうだね。Twigyもテクノの人と一緒にやった時期があったからね。ルーク・ヴァイバートとかと。

(PUNPEE)あと、石田さんとかももちろん、そうだし。

(高木完)ああ、ECDはね。それは彼は、ほぼ同じだから。僕より1個上ですけど。だから通ってきたものが一緒だから、だいたい逸脱しがちっていうか。

(PUNPEE)あとビースティ・ボーイズがBS 2000っていう……。

(高木完)ああ、BS 2000ってあったね。あれ、バンドでやっていたんだっけ? たしかあれ、アドロックのユニットだったよね。

(PUNPEE)結構そういう風に自由にやっている先輩たちを見てきたんで。

(高木完)そこを見習って、そっちに行ったんだ(笑)。

(PUNPEE)とか、そういう面白いことに昔、バンドをやっていたノリでできるじゃんって思って……。

(高木完)うんうん。

PUNPEE『宇宙に行く』

<書き起こしおわり>

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