宇多丸 石山蓮華の『たまむすび』後番組『こねくと』パーソナリティー就任を語る

宇多丸 石山蓮華の『たまむすび』後番組『こねくと』パーソナリティー就任を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんが2023年2月2日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で『たまむすび』の後番組『こねくと』のパーソナリティーに番組に何度も出演している石山蓮華さんが就任することが決定した件について話していました。

(宇多丸)そんな中ですね、木曜日に関連してちょっとビッグなニュースが入ってきましたね。TBS、巨大なニュースでございまして。

(宇内梨沙)本当ですよ!

(宇多丸)我々はなんといいましょうかね、当然のことながら前週までの時点では全く、全く知らないですよ。これ、「知ってたんじゃないか?」っていう勘ぐりも可能なぐらいのタイミングなのに、なんにも聞かされてないですよ。うん。ということで、あの人、よく黙ってたなという件を……。

(宇内梨沙)本当ですね。その話も一切なかったですね。

(宇多丸)そう。なんていうの? たとえば、「これがあるから、今、このタイミングで……」とかも言えないじゃん? もうだから、しょうがない。本当に黙って、知らない顔してるしかなかったんだよ。あの人はね。どの人か? 後ほどお話したいと思います。

(宇内梨沙)アフター!

(宇多丸)シックス!

(宇多丸・宇内)ジャンクション!

(中略)

(宇多丸)というこtで、何の話かといいますと、もう既にですね、ビッグニュースが知れ渡ってると思いますが。お昼の番組、TBSラジオ『たまむすび』。こちら、赤江珠緒さんが子育てに専念されるということで、ついに終了という。まあでもね、大人気。武道館までやって……というような。で、その後任、誰がやるのか? 「我々、知らないよ。宇内さんなんか、できるんじゃないの?」なんて勝手なことを言ってましたけど。そんなの、今思えば恥ずかしい。下手すりゃもう、あの方の前でそんな話をしてたかもしれない。そんぐらいのことかもしれない。実はもう……。

(宇内梨沙)後任が。

(宇多丸)当たり前ですけどね。後任がすっかり決まってましたが。それがなんと、この方だった。メールを読みましょう。「宇多丸さん、宇内さん、こんばんは。今日の『たまむすび』で後番組が『こねくと』……」。ひらがなで。これ、まさにひらがなみですね。新概念提唱型のひらがなみ。「『こねくと』になり、パーソナリティーになんと、石山蓮華さんが就任すると発表されました」。

(宇内梨沙)わーい! まさかの!

(宇多丸)「このところ蓮華さんの本が発売されたので、アトロクに出演されたり、特番があったりだったのは、このパーソナリティー就任の布石だったのですか? 蓮華さんは毎回ゲストで出演されてもしゃべり足りない感があったので、『たまむすび』後番組のパーソナリティー就任は適役だと思います。プチ自慢なのですが、私は江東区在住で、8年ほど前に贅沢貧乏という劇団が近所の1軒を借りてお芝居をする家プロジェクトという公演の『ヘイセイ・アパートメント』という演目で石山蓮華さんのお芝居を至近距離で観劇しています。

蓮華さんは窓際のカーテンからいきなり出てきたので忘れようにも忘れられません」ということで、石山蓮華さん、まずはですね、後番組『こねくと』、おめでとうございますという。しかもさ、石山さんがすごいのは、それとは別に単独のレギュラー番組も土曜にやるっていうんですよ。

(宇内梨沙)えっ?

(宇多丸)8時から8時30分。土曜日。『あだぷと』。こっちもひらがなみ。

(宇内梨沙)本当だ! 『あだぷと』と『こねくと』……。

(宇多丸)これ、すごくない? これ、ちょっと前代未聞じゃない?

(宇内梨沙)そうですね。帯もやりつつ、収録番組かな? 土曜日もやって。

(宇多丸)2番組やるっていうのは、それこそ私だってね、占有時間が長い時期、ありましたけどね。ただ、同時スタートはないですね。どっちかあって、どっちかですよ、それは。

(宇多丸)なんか全然違う内容になるのかな?

(宇多丸)そうなんじゃないですか? だから『あだぷと』の方はもう電線の話ばっかりしてるみたいな、そういうことかもしれないですけどね。いや、だからすごいですよね。蓮華さん。で、何度も言いますけど、先週ちょうどね、『電線の恋人』という本を出されるタイミングでお越しいただいて。久しぶりだったんで、お話をいっぱい伺って。全然もう時間が足りないから、またすぐお願いしますっていうことで。先に言っておきますけど、来週木曜のこのコーナー、蓮華さんでまた特集をすることになっていて。

これ、『こねくと』をやるって俺ら、知らないで。「いやー、やっぱり蓮華さん、久しぶりに会って面白いし。話、聞き足りないし。もうすぐやろう、すぐやろう」っつって。で、「再来週に」なんつって、決めちゃっていたら、これよ。本当に。だから石山さん的にも「ちょっとマズいな」と思ったと思うんだよね。

(宇内梨沙)先週、本当にそんな感じ、一切なかったですもんね。まあ、当たり前ですけど。

(宇多丸)もう、だからすごくね、情報統制は非常に厳しく……その前番組の終わり際の漏れ漏れな感じというのが反省をされたのか、非常に厳しく統制が取れていたということらしいんで。まして、たぶん石山さんもあれじゃないですか? 「これね、あなたサイドから漏れたとなれば、これはこの話はなかったことに……」という。そのぐらいの脅しを受ていたかもしれないですね。

いやいや、でもいいんじゃないの? なんか、考えてみれば、もちろん石山さんはおしゃべりも、お人柄もばっちりだし。なんての? こういう切り口を持った人って、TBSラジオっぽいというかさ。なんか、すごくいい人選だと思いますよ。流れ的に。まあ、ひとつ気になることがあるとしたら『ふらっと』『こねくと』っていうね。ちょっと字数的にも似たひらがなみが続くっていうかね。『ふらっと』『こねくと』どうしたの?っていうね。『ふらっと』『こねくと』『アフター6ジャンクション(ガクッ!)』みたいな。『ふらっと』『こねくと』『Session』『アフター6ジャンクション(ガクッ!)』みたいな(笑)。

(宇内梨沙)いや、どんどん変わっていっちゃうかもしれない。

ひらがなみ問題

(宇多丸)そうね。うちらもそろそろ、5年間やったところでちょっとひらがなみに行くっていう手もあるな。『あふたあ』とか?

(宇内梨沙)かわいくないですか? ひらがなで『あふたー6じゃんくしょん』とか。

(宇多丸)長えよ。ひらがなで。『あふたあ』は?

(宇内梨沙)『あふたぁ』。伸ばすんじゃなくて。ちっちゃ「ぁ」とか。

(宇多丸)これ、ひらがなみ。清里感を出すには『あふたあ』……いや、これは『しっくす』もひらがなで。

(宇内梨沙)『しっくす』もひらがなですか?

(宇多丸)この時点で『あふたあしっくす』って、もう70年代後半。グラタンとか、ちょっと変わったスパゲッティを出す店だな! 『じゃんくしょん』って……。

(宇内梨沙)『ぢゃんくしょん』じゃないですか? もはや、知性を失ってますよ(笑)。

(宇多丸)「ぢ」はよくないよ。それは「ねこぢる」みたいで。よくないよ、これは。『あふたあしっくすじゃんくしょん』か。ちょっと検討しますけどね。そしたら並びがどんどんひらがなに……『せっしょん』とか。

(宇内梨沙)『せっしょん』、いいじゃないですか。

(宇多丸)もうどんなハードなニュースを扱っても……(笑)。

(宇内梨沙)やわらかく聞こえてくるみたいな(笑)。

(宇多丸)『せっしょん』。これ、ひらがなみっていう。月曜ディレクター、保坂明里さん提案の新コーナーでして。ぜひ皆さん、投稿が来た順にコーナーが始まっていくという傾向がありますんで。送っていただきたいと思います。でもとにかく石山さん、これはいつからですか?

(宇内梨沙)4月3日スタート。

(宇多丸)4月3日か。じゃあちょっとこのフロアの空間も、そのぐらいの時期になるとざわつきますよね。エレベーターホールにさ。

(宇内梨沙)花がね。お祝いのお花が。

(宇多丸)お花と、あとやっぱりポスターが変わってく。ポスターが変わっていくっていうのもこれ、やっぱり季節感があるんですよ。「ああ、新しい番組が始まったな」みたいなのをね、ポスターで知るじゃないですか。あと「ああ、出演者、降りたな。と思ったら、こっちに変わったな」みたいな。そういうのがポスターによってわかる。これがいい味ですよね。2人になり、1人になり、2人になったっていうのもありましたからね。あれもいいでも醍醐味があったな。なのでちょっと石山さん、知らぬ仲ではないんですから。ぜひこの番組もね、お互いに盛り上げていければと。

(宇内梨沙)あと金曜日は、あれなんですね。金曜たまむすびの外山アナと玉袋筋太郎さん。

(宇多丸)これは引き続きということで。これは『えんがわ』なんだって。

(宇内梨沙)これまたひらがなです!

(宇多丸)ああ、ひらがなだよ! おっとっと。ちょっと待って? これ、TBS、ちょっとひらがなみ攻める? だったら……。

(宇内梨沙)やっぱり4文字っていう。だからアトロクも『あふたあ』って。

(宇多丸)『あとろく』でいいんだよ。いやー、でもなんか、すごろくみてえだな。だいたいさ、でも待て待て? TBSラジオも、そんなこと言うんだったら先ず隗より始めよでしたっけ? とにかく自分から、ひらがなみにしていかないと。だからTBS……。

(宇内梨沙)TBSらじお?

(宇多丸)まあ『伊集院光とらじおと』がこういう感じだったもんね。そうだよね。ひらがなだったんだよね。だから既にひらがなみ……なんかさ、ちょっとこれ、安易な傾向を感じちゃったな? しかも「と」終わりだ。ちょっと待って? これ、そういうひらがな4文字で「と」終わりみたいなさ。

(宇内梨沙)親しみやすさ、近寄りやすさ?

(宇多丸)本当ですか? なんかジブリの作品が「○○の」って入れるとヒットするだの、そういうようなことなの? だいぶ、ちょっとそれを考えると続いているね。4文字の「と」。『らじおと』『ふらっと』『こねくと』『あだぷと』。

(宇内梨沙)アトロクも入ってますよ。『あとろく』って。

(宇多丸)途中じゃん。「と」で終わりたいよ。まあ、そこまですると、なんかよくわからなくなってきますけどね。まあまあ、とにかく石山さんという人選は本当に喜ばしいというかね。めちゃめちゃ楽しみですね。どんな内容になるかですね。毎日ですからね。あとパートナー陣はまだこれから? パートナーって、いるんだよね? それすらわからない?

(宇内梨沙)「曜日ごとのパートナーやリスナーとともに“connect(こねくと)”をキーワードに、誰かの『教えて?』と誰かの『知ってる!』をライブ&アーカイブでつなげるコミュニティプログラム」っていう。

(宇多丸)うーん。まあまあ、ちょっとわかんないけどさ。

(宇内梨沙)具体的にどんな番組になっていくのか?って感じですね。

気になるパートナー

(宇多丸)パートナーだってね、そんな「パートナー」って言ってるけど、人間とは限りませんからね。

(宇内梨沙)たしかに。AIの時代。

(宇多丸)それだし、多様性ですから。

(宇内梨沙)動物?

(宇多丸)はい。そうですね。「ワンワン!」っつって。月曜は犬。火曜はキジ(笑)。「ケーン! ケーン!」って(笑)。

(宇内梨沙)水曜日は猿とか(笑)。

(宇多丸)これはもう動物ですから。これはもう日々ね、コンディションも変わりますから。これは……そういう手だってありますしね(笑)。あとは石山さんですから、やっぱり無生物という話も……。

(宇内梨沙)たしかに! 「木曜パートナーの電線です」とか(笑)。

(宇多丸)電線がミリ単位で変わっていくかもしれませんからね。ということで、『こねくと』はこちら、4月3日スタートいうことで。『あだぷと』の方は今週から始まるんだって。2月4日土曜から。ああ、『あだぷと』は『こねくと』までの番組? そういうことなんですね。『こねくと』までの盛り上げ番組なんだ。うわっ、周到だわー!

(宇内梨沙)なるほど。2か月間、まずは2月、3月と『あだぷと』でリスナーさんに自己紹介してご挨拶するという。へー!

(宇多丸)へー! なんだよ。ずいぶん、おい……でもまあ、帯だもんな。そうだよね。だからさっき言ったように、これまでだったらそれこそ土曜枠みたいなのをやって。それである程度、足場を固めてっていうか。なんとなくあれしてから帯びっていうことだから。たしかにな、蓮華さんは今まで、いろんなゲストとかでは出てるけど。たしかにそういう意味では助走が必要っていうのは、それはそうかもしれないね。そういうことなら、それはもう全力で応援しますよ。しかも石山さんですから。これはね、私がね、「ああ? こいつ?」みたいな……そんなの、もう大変ですよ。毎週毎週もう、聞いてはね、あげつらうという……(笑)。

(宇内梨沙)宇多丸審議委員会(笑)。

(宇多丸)あげつらいの数々をね(笑)。

(宇内梨沙)でも来週、生で特集で出演してくださいますから。いろいろと聴けますね。

(宇多丸)だからある意味、そうですよ。皆さん、来週の木曜日。石山蓮華さん、何の特集かな? 電線に決まってんだろ!っていうね。来週、電線の特集をやるんですけど。ある意味、メディアにガッツリ出るのは最速かもしれませんからね。根掘り葉掘り、聞くいいチャンスかもしれないですね。

(宇内梨沙)「いつ頃?」とか(笑)。

(宇多丸)「パートナー、誰?」とかね。言えるわけねえだろ系?(笑)。「犬、あり?」って(笑)。

(宇内梨沙)「電線もいるの?」とか(笑)。

(宇多丸)まあでも、非常にタイムリーな中身になりましたね。ちょっとこれ非常に楽しみかなと思っております。まずは石山蓮華さん、ご就任おめでとうございます!

(宇内梨沙)おめでとうございます!

(宇多丸)いや、でも石山さん、本当にラジオ大好きだからね。絶対に番組になりますよね。

(宇内梨沙)はい!

<書き起こしおわり>

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