山田邦子さんが2022年12月21日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』に電話出演してM-1グランプリ2022を振り返り。同じく審査員を務めたナイツ塙さんと審査について話していました。
（土屋伸之）お疲れ様でした、M-1グランプリの審査員。
（山田邦子）あれさ、なんかさ、まだ反響が大きくて（笑）。
（塙宣之）ねえ。1週間ぐらいはね。
（山田邦子）ねえ。大きい会でしたよね。素晴らしい。
（塙宣之）やっぱり国民的に、みんな大好きなんでね。M-1グランプリ。
（山田邦子）そうですね。あと私の年齢層もなんか見てくれたみたいだから。少しは視聴率にも貢献できたかな、という風に思いますけどね。
（塙宣之）なんか、邦子さん、緊張ってあんまりされないんですか？ 全然、緊張してるように見えなかったですよね。
（山田邦子）だって、審査は別にね。やっぱり出演者の方の緊張はそりゃ、すごかったですよ。出場者はね、勝ち上がってきて、7000組の中の頂点ですから。この緊張感はね、皮膚呼吸まで伝わってきましたよ。でも、すごい面白かったね。やっぱり決勝に残ってる人たちなんていうのは、本当に面白いですよね。
（塙宣之）そうですよね。
（山田邦子）ただ、なんか私がね、辛口な採点だったじゃないか？っていうことで、いろいろと言われてて。そしたら、それをかばってくれるような。「いやいや！ あの採点でよかったんだ！」っていう人が出てきたり。今、なんか論争がすごくてですね。私だけ、ポツーンと……私のことなのに、なんか置いてきぼりになっていて（笑）。
（塙宣之）これはだから僕、思うんですけど。たぶん、トップバッターって割と、僕も初年度に「そんな点数、高くつけすぎない方がいいよ」っていうのをみんなから言われたっていうのがあって。それも僕の中であったんですよ。
（土屋伸之）カベポスターのね。
（塙宣之）あと、特に真空ジェシカ。邦子さんが元々、お好きだったのが2番目に来たから。その1と2の点数で、たぶん言われていただけで。あと、それ以降を見ると全然、もう普通に……だと思うんですけどね。
（山田邦子）そうですよね。私の中では、もう勝ち残ってるから、それはもう標準以上なんですよ。面白いのは当たり前なんで。なので、平均点を「80」と考えたんですよね。
（土屋伸之）平均を80に。
平均点を80点に設定
（山田邦子）それで、「大爆笑が来たかな」という意味で84とつけたんだけど。今、振り返ると86でもよかったなとは思いますね。あと2点ぐらいは、上げてあげてもよかったのかな？って思うけど。
（塙宣之）やっぱり終わった後に思うんですよね。
（山田邦子）終わってからはね。でもね、やっぱりなんとなくトップバッター……ネタはめちゃめちゃ面白かったんですよ。だけれども、お客さんの緊張感もあって。なんか、出だしでシラーッと始まったんですよね。出だしがね。
（塙宣之）緊張感、ありますよね。始まりはね。
（山田邦子）だからちょっとね、カベポスターはかわいそうだったね。ハンサムだしね。
（塙宣之）「ハンサムだし」って（笑）。
（山田邦子）優勝候補でもあったので。4番手ぐらいだったら、またちょっと違ったかなと思うと、ウエストランドっていうのは出番が最後で逆に良かったね。あんなヤケクソみたいなネタがトップバッターだったら、どっちらけですよ。
（塙宣之）でも、本当にそれはそうかもしれないですよね。運が良かったのかもしれないですね。
（山田邦子）だから、そういうことってあるんだなという風に思いましたけど。でも、まあ本当全部のチームが素晴らしかった。お疲れ様でしたと言いたいですね。
（中略）
（土屋伸之）メールが来てるんですけども。「邦子さん、審査員お疲れ様でした。邦子さんへの質問です。審査員の依頼があった時は、即OKを出したのでしょうか？ それとも誰かに相談したり、悩んだりしましたか？」ということなんですけども。
（山田邦子）マネージャーから聞いて「スケジュールが取れているかどうか？」っていうのを聞きました。で、「大丈夫だ」っていうんで「じゃあ、やりましょう」っていう。
（土屋伸之）じゃあ、もう即OKだったんですね。
（山田邦子）そうね。だって、嬉しいじゃない？ ずっと家で見てたんだからさ。それが「ええっ？ スタジオで見れるの？ タダで？」みたいな感じで（笑）。
（土屋伸之）元々、若手のネタとかは好きでご覧になってたんですね。
（山田邦子）大好き！ 私ね、やっぱり鬼越トマホークとTOKYO COOL。それから20世紀。そのあたりは出てほしかったな。そしたら、ちょっと贔屓しちゃったかもしれない。100点とか（笑）。
（土屋伸之）フハハハハハハハハッ！
（塙宣之）すごい！ TOKYO COOL、鬼越トマホークも別に来年以降もまたね、出てくる可能性がありますよね。
（山田邦子）頑張ってほしい。そして、やっぱりオズワルドですよね。オズワルドが、あれは敗者復活で外から走ってきたんだよね。それだから、その会場の空気で真空ジェシカがドカンとウケてて、あったまっていたことをあんまり知らなかったんじゃないかなと思うんだよね。
（塙宣之）ああ、なるほどね。それは、多少ハンデがあるもんね。敗者復活には。
（山田邦子）オズワルド、残念だった。あと、ロングコートダディの最初のマラソンのネタは本当に面白かった。
（塙宣之）面白かったですよね。あれね。
（山田邦子）面白かった！ もう1回見たい！
（塙宣之）ヨネダ2000なんていうのはね、女性芸人でね。
（山田邦子）面白かったですよね。あのネタ。ねえ！
（塙宣之）どうでしたかね？
期待をしているヨネダ2000
（山田邦子）ヨネダ2000はもう本当に期待してて。若いし、女の子だし。すごく面白かったですよ。ウケてたしね。あれは、もう賛否が本当にわかれるところで。私はね、リズム感もよかったし、面白かったなという風に思いましたね。
（塙宣之）やっぱり邦子さんも賞レース、結構昔に参加されていたってね、YouTubeでおっしゃってましたけど。
（山田邦子）そうですね。うんうん。
（塙宣之）めちゃくちゃ緊張したんじゃないですか？
（山田邦子）それはしますよ！ 今でもね、やっぱり板の上に出る時は緊張するし。緊張がなくなった時はやめると思いますね。あれがいいんですよ。「はあーっ！」って。
（土屋伸之）それで今も、芸術協会とか寄席とか舞台に立ち続けてるんですね。
（山田邦子）そう。それでダメだった時のあのしょんぼりと飲む時ね（笑）。
（塙・土屋）フハハハハハハハハッ！
（土屋伸之）いまだにそういうの、あるんすか？
（山田邦子）ありますよ。トボトボトボトボと歩いて帰って（笑）。いやー、やめられない。それはやめらんないね。それでもさ、大ウケした時はやっぱりすごい嬉しいわけだからさ。
（塙宣之）そう考えたら、すごいですよね。やっぱり嬉しいですよ。本当に、なんか子供の頃から見ていた邦子さんが一緒に……僕なんか、感慨深いというか。信じられないですよ。本当に。めちゃくちゃ見てましたからね。『やまだかつてないテレビ』。
（山田邦子）だけど私はさ、やっぱり上沼恵美子さんはもっともっと先輩なんだからさ。だから上沼枠ではないと思うよ、私は。もう上沼さんからすれば全然後輩ですもん。私なんて。
（土屋伸之）また、プレッシャーもすごいでしょうけど。ちなみに、来年オファーがあったら、引き受けられますか？
（山田邦子）ああ、もちろん引き受けますよ。でも、オファー来るかなー？ どうかな？
（塙宣之）来ますよ。
（山田邦子）わかんないけどね。
クーニーめっちゃ批判されてるけど
素直でよかったと思う。
ほんまに素直。ストレート過ぎて推しが低い評価うけてたら批判したくなるのはよくわかる。けど初審査にボロカス言うってなんかいかにもやし負け惜しみ
個人的には前からいたんか？ってぐらい落ち着いて評価してて安心してみれた。#山田邦子 pic.twitter.com/mtxhEbzYSB— tender (@kamaboko_dope) December 18, 2022
＜書き起こしおわり＞
