安住紳一郎さんが2022年12月18日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で長崎・大村競艇場で開催されるボートレースグランプリ賞金王決定戦の決勝の予想が日刊スポーツに掲載されたことについてトーク。締切の関係上、『ニュースキャスター』本番直前の打ち合わせ中に予想をして原稿を送ったと話していました。
(安住紳一郎)12月もいよいよ大詰めといった感じですが。今朝のスポーツ紙、各紙一面、ボートレースの記事が出ています。今日、九州・長崎にあります大村競艇場で今年ナンバーワンのボートレーサーを決める大一番が行われます。ボートレースグランプリ賞金王決定戦と言いますけれども。競馬の有馬記念が第4日曜なんで来週ですが。ボートレースの大一番はちょうど今週なんですね。
ボートレーサーは1600人、いますけれども。その1600人の一番を決めるというようなレースなんですね。各紙、大きく記事が出てますが。日刊スポーツというスポーツ紙の一面、ボートレースの予想。不肖私、安住紳一郎の予想が載っていますので、もし興味のある方はご一読いただきたいと思います。
昨年に続きまして2回目ですね。一体、どこで好評を得ていたのかは知らないんですけれども、2年連続で声がかかりまして。張り切って予想してまいりました。なかなかね、ボートレース、あまり詳しいという方は少ないかもしれませんけれども。公営競技と呼ばれる……公営4競技。競馬、オートレース、競輪、ボートレースの中のひとつですけれども。いろいろね、ギャンブル依存症などの社会問題ある中で、テレビ・ラジオで私が嬉々として話すというのもいかがかという向きもあると思いますが。レジャーのひとつということで紹介したいと思いますが。
やっぱり皆さん、一番馴染みあるのは競馬ですよね。競馬はとてもポピュラーで。女性の皆さんでも同僚、仲間、友人に誘われてっていうような。競馬場に行ったとかね、あるいはテレビでたまに見ますよっていう方、多いと思いますけど。
(中澤有美子)そうですね。お馬もかわいいし。
(安住紳一郎)そうですよね。競馬は、ちょうど1年間の売り上げですと、今は3兆5000億円ぐらいですか? すごいですよね。うん。1年間の売り上げが3兆6000億かな? それぐらい、いっていると思いますね。で、2番目がボートレースですね。ボートレースは大体、競馬の10分の1くらいで。年間売上が3000億円ぐらいです。まあ、競馬がいかに人気かってことがわかりますけれども。
(中澤有美子)本当にそうですね。国家予算規模って感じですね。
(安住紳一郎)そうですね。ちょうどJRの売り上げと同じぐらいじゃないですか? 3兆円っていうと。ちょっとJR、減りましたからね。すごいですよね。で、競輪とオートレースは同じ経済産業省の管轄ですけど。さらに減って1000億円くらいということで、競馬の10分の1くらいの規模の人気なんだなということがわかると思いますけども。で、コロナになりましてね、3年経ちましたけれども。どうなったかといいますと、公営競技は実は売り上げが伸びてるんですよね。屋外イベントの類で売り上げ伸ばしたのは公営競技だけとも言われてますけれども。
自宅で今、インターネットで。家にいながら楽しむこと、買うことができるからという、そういうような経緯だと思いますけれども。競馬が1年で5%ずつ伸ばしたのかな?
(中澤有美子)そんなにですか?
(安住紳一郎)そうですね。1年目で5%。で、翌年もプラス5%ぐらいですね。で、競輪、オートレースは1年目で下げて、翌年戻したような感じなんですが。ボートレースですよね。ちょっと私がボートレース、ひいき目に読んでいるっていうこともあるかもしれませんが。ボートレースは1年目が15%アップで、2年目に28%アップしてるんですよ。
売り上げが非常に伸びてるんですよね。ちょっと、数字的に驚きますよね。なんでボートレースだけ28%もアップしたのか?っていうね。いろいろ、会場を綺麗にしたりとか。イメージを変えようとね、広報活動されたっていうことの結果なんだとは思うんですが。それにしても28%アップっていうのは驚きますよね。
(中澤有美子)そうですね。テレビCMなどもよく見ますよね。
(安住紳一郎)そうですよね。そういうところもあると思いますけど。でも、28%アップってなかなかないですよね。
(中澤有美子)そうですね!
(安住紳一郎)ねえ。ちょっとね、そういう、競馬に比べてさほど馴染みのないボートレースですけれども。最近はずいぶんとファンが増えているということをぜひ、お伝えしたいなと思いましたが。まあ、その何%かは、私なのかな?(笑)。違うでしょう(笑)。
(中澤有美子)そんなに?(笑)。
(安住紳一郎)そんなにはいない。ごめんなさい。嘘、嘘、嘘(笑)。でもね、いろんな人に聞いてもね、「なんでなんだろう?」って言うんですよね。よくわからないみたい。まあ、魅力があるってことなんだろうね。きっとね。
(中澤有美子)そうなんですね。やってみたら、引き込まれちゃうんだ。
(安住紳一郎)でもなかなか、ちょっとね。誰か知ってる人に教えてもらって、とかね。やり方とか、そのボートレースの入り方とか知らないと、いきなり1人では行けないよね。ちょっとね。
(中澤有美子)指南役がほしいですよね。
(安住紳一郎)うん。いや、ちょっとね、最初1人で行ってもなかなか難しいと思いますんで。やっぱり誰かに教えてもらった方がね、いいと思いますよね。今はちょうどその1600人のボートレーサーのナンバーワンを決めるという。1月1日からずっとレースをやってきて。で、1600人のボートレーサーがいるんですけど、その中のナンバーワンを決めるっていうね、大一番がいよいよ今日ということなんですが。今ね、ナイター開催で夜、やってるんですよね。で、最後のレースが8時40分とか8時50分とか……ちょっとごめんなさい。正しくは知らないんですが。それぐらいなんですよね。
で、私、予想をするってことんなったんですけど。昨日の土曜日の最後のレースが終わって結果が出ないと、今日のメインレースの決勝のメンバーが決まらないんですよね。ずっと昨日までのレースの結果の点数を足し算して、決勝に進出する選手を決めるんで。全部で6日間、あるんですけど。その昨日までの5日間のポイントを足し算しなきゃいけないっていうことで。それで、昨日の夜のレースが8時40分、50分。ということは、夜の9時に決勝メンバーが決まるんですよね。
で、私は夜の10時からテレビ番組のレギュラーがあるものですから。夜9時に出走メンバーが決まって、それをメールで日刊スポーツのナカガワさんに送ってもらって。で、新聞は新聞で朝一番に刷らなきゃいけないから。朝3時ぐらいには出回るもんですからね。なので「夜10時ぐらいまでにはほしいんです」ってことになるけれど、私は生放送やってるから。夜の10時30分まで。なので、これは放送前に出さなきゃいけないんだよね。でも、一方でテレビの生放送も1時間前ですから。そこそこ真剣な打ち合わせが行われてるわけですよね。
(中澤有美子)そうですよね(笑)。「そこそこ」って(笑)。
かなり真剣な番組打ち合わせ中に競艇予想
(安住紳一郎)そこそこっていうか、かなり……こっちはこっちで1週間のここ一番の、まあそこそこの山場を迎えてるわけですよね。で、まあ私はだからあれですよね。真剣な打ち合わせをやりながら、テーブルの下で競艇の予想をしているっていうことになってるわけですよね。それはそれでどうなんだ?っていうことになるわけですけれども。でも、両方引き受けちゃったから、仕方ないよね。で、テレビ朝日さんは夜9時からニュースショーをやっていまして。高島彩さんがやってますけど。それは私たちのいわば超のつく競合番組でして。
その高島彩さんのやってるニュースショーのニュースのラインナップをモニターで見ながら、チェックしてるわけですよね。で、どんなニュースをどういう順番でどういう配分でで並べているのかをチラチラ見て、自分たちの並べ方を変えたりとか。「急遽、これをやる」とか「あれをやらないんだ」とかね、並べ替えるとか、並べ替えないとかね。丁々発止、1時間やってるんですが。その中で私はテーブルの下でスマホで競艇の予想してるんですよね。
(中澤有美子)アハハハハハッ! すごいマルチタスク!
(安住紳一郎)マルチタスクっていうか、もう本当に忙しい兜町の証券マンか? みたいな感じでしたけども(笑)。どうでもいい話ですけど(笑)。で、テレビ朝日さんの『サタデーステーション』さんが昨日のトップニュースに「明日、九州北部は天気が大荒れです」っていうニュースを持ってきたんですよね。で、私はそのニュースモニターをVTRで見て「ええっ!」って立ち上がったんですよ。で、私たちは違うニュースをトップに予定していたから、スタッフたちは「きっとこのキャスターはテレ朝のラインナップが違うと思って、慌てて立ち上がったんだ」と思うんですけど。でも、違うよね。私は長崎のボートレースの予想を心の中でしていたから、高島彩さんが「九州北部、天気は大荒れです」ってニュースを読んだから「ええっ!」って立ち上がっちゃったんだよ(笑)。
(中澤有美子)そうですよ(笑)。そうなの。ちょっと違う。
(安住紳一郎)そう。ちょっと違うんだよね。てっきりだから、こっちのTBSのスタッフたちは「えっ?」って思って。「安住がなんかひらめいたのかな?」と思って、パッと見るわけでしょう? で、「九州北部は明日、大荒れの天気をトップでこっちも入れた方がいいの?」なんて目でこっちをガッと見るんだけども。俺は全然違うんだよね。「九州の北部、天気が荒れるんだったら長崎の大村競艇場も荒れるから、3号艇のまくりが決まるんじゃないか?」と思ってガーッと立ち上がったわけだよ。
(中澤有美子)アハハハハハッ! 違うこと考えている(笑)。
(安住紳一郎)違うこと考えているんだよね。まあ、話半分ですよ?
(中澤有美子)そうですね(笑)。
(安住紳一郎)話半分。「ええっ!」って。あ、声が大きくなっちゃった。ごめん(笑)。高島さんがそう言ったから。
(中澤有美子)リアル(笑)。
(安住紳一郎)「九州北部、天気は大荒れ」って、長崎もそうでしょうよ。「ええっ? 風が強いってことは、これは荒れるよ!」って思って。「ああっ!」って思った。どうでもいいよね。「ああっ!」って思って。でも、引っ込みがつかないから。「どうするんですか?」って言われたから、「いや、『九州北部は明日、天気が大荒れ』っていうニュースは大事だと思いますから、私たちもトップで入れるべきです」っつって、やっぱりトップで入れたよね。私たちも。
(中澤有美子)アハハハハハハッ! 引っ込みがつかないから?(笑)。
(安住紳一郎)入れた。引っ込みつかないから、入れた(笑)。結局、昨日はテレ朝とTBSの夜のニュースショーは全部トップ項目、「明日は九州、天気が大荒れ」っていう「ニュースで揃えましたね。
(中澤有美子)心配なことですからね(笑)。
(安住紳一郎)心配なこと。もちろん。ああ、ごめんなさい。その通りですよね。ということです。昨日の夜9時から10時までにあった、私の心の動きでしたね。どうでもいい(笑)。ごめんなさい。ボートレースは6つのボートが左回りに3週して勝敗を決めるんですよね。なので、内側のコースが当然有利で。1号艇がインコースに入るんですけど。なので勝つ確率が1号艇が50%ぐらい。
(中澤有美子)そんなに?
(安住紳一郎)そうなんですよ。で、全国のボートレース、レース場の中でも長崎の大村っていうところはインコースの1号艇の勝率が65%近くあって。全国のレース場の中でも1位とか2位、1号挺が強いと言われるコースなんですよね。なので、1号艇を本命に予想するのが定石なんですけど。私はその高島さんのニュースを聞いて、天気が荒れると聞いて中穴予想をして、今朝の日刊スポーツの紙面には「3番を本命だ!」と言っている私の写真が載っていると思います。
圧倒的1号艇有利な中で3号艇を予想
(安住紳一郎)写真はね、今から2週間くらい前に日刊スポーツの方があらかじめ撮っておいてもらっていたものなんですけども。一応ほら、当日予想がどうなるかわからないから。1号艇のボートを持った写真。2号艇のボートを持った写真。3号艇、4号艇……っていう全パターンを撮ってるんですよね。ただ、大村なんでたぶん1号艇が来るんじゃないかっていうことで、1号艇のボートを持った写真をたくさん撮っていてね。「ほぼ、これを使うだろう」っていう。
で、さすがに1号でなくても2号艇かな?って。で、2号艇。それで3、4、5、6まではもう1枚ずつしか撮ってない。で、3号艇の予想をしたからそんなにいい写真、載ってません(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハッ! 見たい、見たい!
(安住紳一郎)どう? 1号艇だけね、いっぱい写真を撮ったんですよね。まず1号艇の予想になるからね。まさか3号艇だと思わないから。
(中澤有美子)外に行くほどね、ちょっと確率が……。
(安住紳一郎)びっくりしちゃった。まあ、カメラマンの腕はたしかだったんですけどね。ちょっとね、やっぱり……ということでしたね。興味のある方は、どうぞ。
(中澤有美子)そこにあるのを、見せてもらえないんですか?
(安住紳一郎)こちらですね。で、メールが来てまして。長谷さんという方。「いつも、ラジコプレミアムで聞いています。私が住んでいる長崎県大村市では今日、ボートレースの大一番、第37回グランプリの優勝戦が行われます。人口が10万人にも満たない地方都市でグランプリが開催されるのはボートレース70年の歴史の中でも初めてです。今日の長崎県は雪が降って、とても寒いですが、ボートレースの賞金ナンバーワンを決めるレースはナイターで行われます。白熱したレースが繰り広げられることでしょう。今日の新聞をチェックしていましたら、昨年に続き、日刊スポーツの一面を飾っていましたね。いや、嬉しくなりました。私が大好きで愛してやまないボートレースを熱く語り、予想してくださっているのを嬉しく拝見いたしました。
実は私は日刊スポーツではなく、スポーツ報知でボートレース大村を担当している記者です。スポーツ報知の一面の原稿を今日は私が書きました。同じ日の一面を一緒に飾り、とても幸せな気持ちです。今日のレースが本当に楽しみです」というスポーツ報知のボートレース担当の記者さんからメールいただきました。ありがとうございます。とっても嬉しいです。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)こうなってくると、スポーツ報知の記事が気になるでしょう?
(中澤有美子)そうですね!
(安住紳一郎)ちょっとね、抜粋しておりますけども。「大村では枠番が重要。インが強いレース場として知られています。長谷さん曰くね。「今回、走っている選手の多くが『やっぱり大村はインが強い』と改めて驚いていました。大村では18年9月に発祥地ナイターが始まってからSG3回、G16回、G2は5回行われ、優勝したのは全て1号艇の選手で14連勝中。イン最強の大村です。本命は1です」って書いてますね。うーん。ねえ。どうです? ボートレース記者一筋、25年の長谷さんの予想を信じるか? 本番直前1時間、追い込まれながら考えた私の予想を信じるか?
(中澤有美子)そうですね(笑)。1号艇の写真を捨てて、ですよね?
(安住紳一郎)そうね。うーん(笑)。ねえ。興味のある方はぜひ。
(中澤有美子)そうですね。
<書き起こしおわり>