関根勤 爆笑問題・太田への『27時間テレビ』「全部間違っている」発言を語る

関根勤 爆笑問題・太田への『27時間テレビ』「全部間違っている」発言を語る ナイツのちゃきちゃき大放送

関根勤さんが2022年11月12日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で『27時間テレビ』で爆笑問題・太田さんに「全部間違っている」と言い放った件について振り返っていました。

(小堺一機)前も言いましたけど、本当に関根さんってね、コンビっていう形ではないにしても……まあ実質、コンビだけど。一緒にやる時は。でも、何を考えてるか、いまだにわからないんですよ。

(土屋伸之)いまだにですか?

(小堺一機)投げて、返ってくるのが、だいたい2人でやっていると「こう来るな」っていうのがあるじゃないですか。いつもね、僕の想像の次の、二つ目ぐらいなんですよ。だから、飽きないんですよ。

(土屋伸之)それは楽しいでしょうね。

(小堺一機)だからもう1回、「これはどうだ? これはどうだ?」って。もう楽しくて。関根さんがどう返してくるのかが楽しくて、やってるんですよ。

(関根勤)それでずいぶん延びちゃったこと、あるもんね。

(小堺一機)長くなってね。

(関根勤)それですごい怒られたことがあって。

(土屋伸之)終わりがない? 終わりが見えなって?(笑)。

(小堺一機)どっちかがウケると悔しいから、こっちがウケるまでまたやるみたいな(笑)。

(関根勤)あとね、楽しくなっちゃうの。ほら、小学生とかがさ、「もう5時だから家に帰りなさい」っていうんで。「もう5時だから帰らなきゃいけないな」っていうんだけど、そこでちょうどやっている高鬼だとかさ、そういうのに夢中になっているからさ、帰らないのと同じなんだよ。だから子供と同じだなのよ。やめられないの。

(土屋伸之)「時間が決まってる」って言ってるのに、やっちゃうんですもんね。

(塙宣之)でも、太田さんには注意しましたもんね?

(関根勤)ああ、太田くんはあまりにもひどかったんで。

(小堺一機)『27時間』で。

(塙宣之)関根さんでさえ?(笑)。

(小堺一機)そう。関根さんが怒ったっていうね。

(関根勤)もうあまりにもね、ひどかったんで。

(小堺一機)「全部間違っている!」って(笑)。

あまりにもひどかった爆笑問題・太田

(関根勤)それでね、1年後ぐらいに太田くんのラジオに出たんですよ。そしたら「関根さん、あんただってカマキリやっててさ、間違ってたじゃないか」って言うから「ああ、そうだね!」って。「だからこそ、俺は言えたんだ」っていう(笑)。

(塙宣之)昔の自分を見るようだって?

(関根勤)そう(笑)。

(小堺一機)「俺も通った道だから、お前に言っておくぞ」って?

(関根勤)そうそう。だからこそ、わかって。

(小堺一機)「いつか、お前も気がつくぞ」と。

(関根勤)でもね、太田くんはね、気づかないんだよね。あれは直らない。

(塙宣之)直らない?

(小堺一機)もう性分ですから。昔、春風亭柳昇さんが枕で言っていたもん。「あいつね、もう30を過ぎて意見しても、変わらないね。あれね」って。30年ぐらい前に言ってて「ああ、そういうもんかな」と思ったけど。そうだね。

(関根勤)それで僕の場合のそのカマキリだとか、いろんな芸はね、やっぱりちょっと間違っていて。これは直すべき芸だったの。それで、それを修正してここまで来たんだけども。太田くんの場合は、あの間違った感じがひとつの味になってるから。あれは変えてはいけないんですよ。

(塙宣之)ああ、逆に変えちゃいけない?

(関根勤)そうそう。だから行き過ぎるの方をちょっと抑えればいいだけの話で。あれはあのまま行った方がいいと思いますね。

(小堺一機)いや、関根さんもカマキリ、今だってやったらいいと思うよ。俺は。

(関根勤)いや、あの頃にね、SNSがなかったから、助かったんですよ。

(塙宣之)あったらもう、炎上してました?

(関根勤)大変よ。もう炎上もすごいし、クビになってましたよ。

(土屋伸之)あの頃だったから、よかった?(笑)。

(関根勤)そう! だって『カックラキン大放送!!』だって……僕、40とか50になってから聞いたんですよ。「いやー、カマキリはもう私、苦手でした」とか。「家で『カックラキン』を見てたんだけど、関根さんが出てくると暗くなっちゃってね」とかね、みんなにむちゃくちゃ言われるの。で、「俺、そんなに嫌われていたんだ」って思って。で、だるま二郎さんっていう僕の先輩の俳優さんがね、ある時にドラマの現場でね、「いやー、関根くんがさ、普通に台本通りにやってくれてさ、本当に助かるわ」って言うから。「だるまさん、何を言っているんですか?」「いや、俺ね、キャストのところにラビット関根って書いてあった時に、もう怖くて怖くてね。現場で何をされるか……めちゃくちゃにされちゃうんじゃないかって」って。みんな、そういう風に思っていたわけよ。

(小堺一機)デストロイヤーみたいに思われていたの?

(関根勤)だから、江頭くんみたいな雰囲気に思われていたのよ。何をするのか、わからないって。

(塙宣之)そういうでも、アドリブみたいのって大将からそういうのを習うとかじゃないんですか?

(関根勤)その前の段階なんすよ。

(小堺一機)大将に会う前なんですよ。

(塙宣之)ああ、だから「気持ち悪い人」みたいに思われていたんだ。

(関根勤)そうそう。それで、だからあの時にSNSがあったら、もう大変ですよ。「気持ち悪い。カマキリ、出すな!」って。みんな、もうポチポチポチッ!って。

(土屋伸之)いいねを押して。

SNSがない時代だから成立したカマキリ芸

(関根勤)そう。ところがさ、当時はさ、電話じゃない? プッシュボタンでしょう? だから、まず日本テレビの電話番号を調べなきゃいけないわけよ。それで「すいません。ラビット関根、気持ち悪いんだけど。どうにかならないの?」っていうと「じゃあ『カックラキン』のデスクと代わります」って。それで今度はデスクが来るじゃん? 「ピンポロポンポン……デスクでございます。なんでしょうか?」「おお、関根が気持ち悪いんだよ。出すなよ」「貴重なご意見、ありがとうございました(ガチャ)」。で、そこで止まっちゃうもんね。その人は「変な人から電話が来ただけ」と思って。スタッフに伝えないもん。

(塙宣之)拡散しないですもんね。

(関根勤)そう。すごいエネルギーがいるわけよ。当時は。

(土屋伸之)たどり着かないんですね。

(塙宣之)クレームの人も、面倒くさいですもんね。そこまでやる人はね。

(小堺一機)で、『カックラキン』自身が視聴率がよかったから。だから何か悪いことを直さなきゃとか、どこかが悪いのかとか、ないんですよ。

(関根勤)魔女探し、しないわけ。むしろ、僕のカマキリが視聴率に貢献しているっていうぐらいの……(笑)。スタッフは「関根くん、関根くーん!」って。

(塙宣之)で、一部の人だけは知ってたんですね。

(小堺一機)でも俺、本当に何度も言うけど。昔からラビーのカマキリが気持ち悪いと思ったこと、ないんですよね。

(関根勤)それは僕がカマキリをやる前から知り合ってるから。知り合っているじゃない? 『ぎんざNOW!』で。

(小堺一機)ああ、そうか。それもある?

(関根勤)そう。それと変な僕を知ってるから。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました