オードリー若林『じゃないとオードリー』後に自身に起きた変化を語る

オードリー若林『じゃないとオードリー』後に自身に起きた変化を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年10月15日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『じゃないとオードリー』の「オフゼロオードリー」を経て、自分自身に起きた変化を話していました。

(若林正恭)この間、『じゃないとオードリー』の1回目がオンエアされて。それを来週ね、また前編後編として、完結編ということになりますよね。あるんですけど。やっぱり、そうね。佐久間さんはすごいね。絶妙な企画を……俺たちは客観視できないから。絶妙のタイミングでね、よく思いつくよね。

(春日俊彰)まあ、そうだね。前回もそうだけど。やらせてもらった時も。

(若林正恭)俺、それで思ったんだけど。やっぱり人間をよく見てるんだろうね。

(春日俊彰)なるへそ。たしかにそうかもね。そうだね。

(若林正恭)俺の持論っていうか、実体験なんだけど。人間から番組を考える人って、その人タレントを好いてないと作らないから、それはすごく愛がある感じなんだけども。でも、企画から考えた後にそこにタレントはめる番組のスタッフって、タレントの悪口をよく言ってるよね。やっぱりね。でも、それはしょうがないよね。「これを具現化してほしい」っていうことでタレントを集めて。そこにずれが生じたら、そのずれが悪口となって生まれるけれども。人間を見て、人間から作ったら、その誤差って生まれないじゃない?

(春日俊彰)ああ、その人ができる範囲の中での企画ってことだもんね。

企画ありきか? 人ありきか?

(若林正恭)そうそうそう。だから企画ありきか、人ありきか。企画ありき企画か、人ありき企画かで。企画ありき企画だと、誤差のの分、悪口言う人が多いなって。「誤差の部分の悪口、言ってるな」って思うの。「タレント側もそれは無理だろう」と思いながら……俺は両方の立場がわかるからさ。そう思う時があるなって。で、『じゃないとオードリー』もたしかに俺ら、しゃべらないし。で、言われるしね。

(春日俊彰)うんうん。

(若林正恭)っていうのもあって……どこでも言われるよね。『オドぜひ』でも「こんなにしゃべらない芸人さん、いない」って言われてきたし。どこでも言われてきたことなんだけれども。でも、なんか『じゃないとオードリー』は常にオンじゃなきゃいけなかったじゃない? だからもう、何をしゃべったかも忘れるね。

(春日俊彰)忘れる。うん。

(若林正恭)で、来週は車に乗っているところで。その車の中で、何をしゃべったか。マジで思い出せなくない?

(春日俊彰)思い出せないね。今日、どうだったみたいな話もしてるんだけど。

(若林正恭)俺、疲れて噛んでいたし。あと、『日向坂』の方の収録のルールとか、すげえ間違えてるんだよね。3本目とか。

(春日俊彰)うん。珍しかったよ。

(若林正恭)で、誰かにね、なんかすごい勘違いを助けてもらってた記憶がある。日向坂の誰かに。そうそう。噛んだり、ルールを間違えたり。疲れすぎて。あれで車で春日を送った後、俺はヨガに行ったんだけど。ヨガの先生に「肩甲骨のところが硬くなりすぎているので、今日はヨガじゃなくてストレッチに変えさせてください」って言われたから(笑)。

(春日俊彰)そこまで? そこまでガチガチに?

(若林正恭)慣れないことをして首と肩甲骨がガチガチになっていたから。「今日はストレッチの方が若林さんの体にとって、いいと思います」って。

(春日俊彰)ヨガができないぐらい、もうガチガチだったの?(笑)。

(若林正恭)ヨガどころの話じゃないっていう。そこからストレッチとマッサージに変わったもん(笑)。

(春日俊彰)ほぐさないとなんにもできないっていう(笑)。

(若林正恭)でもそれから……でもあれ、1日だったけど。しゃべってたら、なんかしゃべるようになっちゃて。その1日だけで。

(春日俊彰)はいはい。その後も。

(若林正恭)でさ、44歳のおじさんがさ、言うことじゃないことを今から言うけど。人に話しかけられるじゃん? たとえば、南原さんと佐渡に行ったけど。「佐渡って観光にすごいいいところなんですね」って人に聞かれたら、うん、前だったら「ああ、すごいところでしたよ」で終わってたと思うの。でも、「すごいいいところでしたよ。あれ、オンエアーで使われなかったというところでも、こういうところがあって。若い人向けのところもあって。かつ、日本の古い景色も文化財として残ってるから、両方楽しめるっていうことで。

それでインスタを見て、みんな来るみたいですね」とか言うと「ああ、そうなんですね。両方楽しめる……若い子向けのお店もあるんすね」とかメイクさんが言ってくれて。で、その後に「旅行、よく行かれるんですか?」って返したら「私、結構好きで……」みたいな。質問をされて返すと、コミュニケーションって盛り上がるね。

(春日俊彰)いやいや(笑)。どのタイミングで気付いてるのよ、それ?(笑)。

(若林正恭)いや、でもそれはあなたもだよ?

(春日俊彰)わかるわかる。私もそうなんだけど。でも、そうだね。そうだよね。

(若林正恭)だからタレントさんに「この後、なんですか?」って聞かれて……たぶん「若林とエレベーターで2人になって……面倒くさいな」って思われてると思っていたけども、別に思われていないってこともわかったんだ。そうだ。『じゃないとオードリー』をやったことで。

(春日俊彰)ああ、意外にね。

(若林正恭)意外に。「この後、なんですか?」「この後は『あちこちオードリー』なんですよ」って言ったとして。その後に「○○さんはこの後、なんですか?」って返すと、盛り上がるね。コミュニケーションって。

(春日俊彰)まあまあ、そういうことなんだろうね(笑)。人と人との会話って。

(若林正恭)そうそう。で、メイクさんとメイクを落とし終わった後も腕組んで立ち話しちゃったりして。最近(笑)。

(春日俊彰)すごいね(笑)。

メイクを落とした後も立ち話をするようになる

(若林正恭)でもやっぱりこれ、元々気質は陽じゃないから。人見知りのところもあるんだけど。やっぱり20代……あの時代の20代。今みたいにオンライン配信とかない状態で過ごしたら、やっぱりそうなるんじゃないかなと思って。やっぱり世の中が冷たかったもん。20代の時に。冷たかったよな? 図書館だけだよ。みんなと同じ条件で居させてくれた場所は。借りる冊数も一緒だし、期限も一緒だし、対応も一緒なのって、生きていて図書館だけだったぞ? みんなと同じ対応してくれたのは。

(春日俊彰)たしかに。図書館は入ったらみんな、平等になるもんね。

(若林正恭)フェアだったよ。図書館は。

(春日俊彰)職業とか関係ない。みんな平等。

(若林正恭)で、なんか合コンとか、先輩に無理やり連れていってもらっても、売れてる人にしか目が向いてないとかさ。だから『ヒルナンデス!』で佐渡の旅に時に昔の登場のシーンが使われていたけどさ。前もしゃべったけども、もう人を信用してない……なんか人間にいじめられたワンちゃんの目をしてるっていうか。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)『ひまわりと子犬の7日間』になっちゃうんだけど。本当に、野犬の目をしてるもんね。

(若林正恭)噛みつかない野犬の目。おびえているっていうか。『ヒルナンデス!』のスタジオにもおびえていて。でも、じゃあ人間を信用してなかったのか?って聞かれたらね、信用してなかったね。

(春日俊彰)ああ、そう?振り返ってみると。

(若林正恭)でもすごいね。逆になんで、そんな風にならなかったんだろうね?

(春日俊彰)ああ、私が? たしかに。あんまり気づいてなかったのかもね。そういうことに。

<書き起こしおわり>

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