萩本欽一さんとオードリー若林さんが2023年1月1日放送のニッポン放送『欽ちゃんとオードリー若林のあけましてキンワカ60分！』の中で「司会の仕事はアルバイトだ」と話していました。
（若林正恭）だから3回、やってますけど。欽ちゃんの印象がすごい……もっと欽ちゃんが、教えてたんだと思いました。みんなに「お笑いって、こうだよ」って教えていたイメージがあったけど。基本的には、自分で考えてほしいってことなんですね？ 欽ちゃんって。
（萩本欽一）教えても、うまくならないから。だからたくさん、先輩からの教えで言うと、大きな間違いっていうのは8割は間違いではない。司会をやっていてさ。NHKの宮本さんと話していて。で、やっぱりちゃんと2人で映るように、まっすぐ向いてマイクを向けるようにするってやっていたの。でも俺、逆だからね。自分が映らないように。普通はマイクは左手に持って、左の人に向けるっていうんだけども。私、左にいる人に右手でマイクを持って、それでマイクを向けていたの。
（若林正恭）ああ、そうだった！ 動画を見てきたけど。結構、肩がこうやって入っていて。
（萩本欽一）ですから、テレビを見ていると「ああ、常識外で。司会を知らないんだな」ってみんなに取られてるんですよ。でも、私は「どうしてそうするの？」って聞かれたら、私が左手でマイクを持って、左の子供にインタビューしたら、ディレクターは2人をツーショットで撮る。でも、私はたくさんテレビに出ているんだから、映らないように右手でやる。そうすると、かぶっちゃうんですよ。で、その画は絶対撮らないの。だから、その子供のアップになる。新人にアップになるの。そうすると、その子が有名になるチャンスが倍になる。
（若林正恭）うわーっ！ しびれるなーっ！ ちょっと、カットしてもらいましょう？ 欽ちゃん、今のところも（笑）。
（萩本欽一）ええっ？ これ、だからあんまり……ねえ。企業秘密みたいなもんだから。だから、私は番組が当たればいいんだから。新人が当たればいいんだから。私なんか映したって、大して数字、行かねえよ。
（若林正恭）そうかー！ でもそれ、MCをやってる時にテレビでは「司会の萩本欽一さんです」って。正直、お金も入ってくるじゃないですか。それをずっと続けていこうっていう思いじゃなかったんですか？ どこかで軽演劇をやっていきたいっていう気持ちがあったんですか？
（萩本欽一）いや、そうじゃない。だから司会の時は「これはアルバイトだ」って。
（若林正恭）フハハハハハハハハッ！
（萩本欽一）「アルバイトでお金をくれて、本当にありがたいことだ。幸せなことだ」って（笑）。
（若林正恭）いやー、救われるな！ 「アルバイトだ」と思ってるところ、俺もあるんですよね。
（萩本欽一）そうじゃないとね、伸びないし。あとの人生が楽しくない。
（若林正恭）やっぱり俺、漫才とラジオでしゃべるのは好きなんですよ。だから、司会は本業だとは思ってないですね。
（萩本欽一）だからニッポン放送の社員でね、ずっと私と野球をやっていたのがいたのよ。それでね、「私はディレクターになりたいのに、営業をやって。今度は次、事業部だって、やってるんですよ」って言うのよ。だから「ああ、お前、いいね。本当にやりたいの、ディレクターだろう？ 本当にやりたい職業は、ゆっくり後でやる。それで今はアルバイトで食ってるんだよ。アルバイト、一生懸命やった方がいいよ？」っつって。
（若林正恭）なるほど（笑）。
（萩本欽一）それでそいつ、この間ね、結構偉くなってね。「お前、アルバイト、どうだった？」「結構行けてますよ？」って（笑）。「やっと気づいたか！」って。今の若い人はみんなね、まず入社するとさ、「なんで私がお茶を淹れるの？」って言ったりするけどさ。だから、アルバイトだっつーの。お茶を淹れてお金がもらえたら、相当ラッキーじゃない？
（若林正恭）フハハハハハハハハッ！ そう考えたら、そうだわ（笑）。
（萩本欽一）「私はお茶をくみに来たわけじゃないです」って言ってるっつーのよ。
（若林正恭）そっちの角度からの話はたしかに、聞いたことがないですね（笑）。
（萩本欽一）だから俺、本当に覚えたのは軽演劇だから。役者ですもん。
（若林正恭）そうですよね。
（萩本欽一）役者をやっていて。それで、ドラマの仕事は1回も来てないんですもん。だから、アルバイトってずっとテレビをやって、80年。いまだに大河から、来てないよな？
（若林正恭）フハハハハハハハハッ！ 今も大河を待っているんだ（笑）。へー！ ああ、そうなんですか？ それで今、欽ちゃんが大河ドラマのお仕事のオファーが来たら、やります？
（萩本欽一）断ります。「歴史が、終わります。失礼！」って。
（若林正恭）「歴史が終わる」？ どういうことですか？
（萩本欽一）アドリブで言っちゃうから。アドリブしか、やんないもん。
（若林正恭）大河ドラマってあれ、めちゃくちゃリハーサルするって言いますからね。
（萩本欽一）ダメだって。俺……。
（若林正恭）フハハハハハハハハッ！ ぶっ壊してほしいですけどね（笑）。
（萩本欽一）できないことはないけど。できるよ。俺、うまいもんだよ。「何を言うんだ？ 信長にそれで、いいのか？ 阿呆……」とか、こういういいのを入れつつやらないと、できない。
（若林正恭）そんなの、めちゃめちゃ怒られますよ（笑）。
9時からは
【欽ちゃんとオードリー若林のあけましてキンワカ60分！】第3弾！
芸人同士だからできる深い芸談トーク・人生トーク。
そしてツッコミ合戦。
今回も台本は一切なし、60分一本勝負の新春特別対談！#欽ちゃん #オードリー #キンワカ #キンワカ60分 #ニッポン放送https://t.co/8Fh4E4rnGY— ニッポン放送 (@1242_PR) December 31, 2022
＜書き起こしおわり＞
