(若林正恭)で、ホールケーキ3分の1を1人ずつ食べて。「Happy Birthday Masayasu」のチョコもそこは俺が食べないと。で、「プレゼントです!」ってでっかいのをくれて。で、開けてみたらさ、奥さんと俺のさ、バスローブよ。「バスローブ?」っつったら、「と、思いますよね?」って早口松永が言って。「バスローブって、忙しい人に持ってこないんですよ」っつって。俺、夜と朝と両方、お風呂に入るんだけど。
(春日俊彰)ふーん。
(若林正恭)なんだよ、その気のない返事はっ! 落合、チャレンジさせてくれ。
(春日俊彰)いや、別にそこは「へーっ!」っていうのもおかしいじゃん?
(若林正恭)こんな返事したらもうね、熟年離婚。
(春日俊彰)いやいや、そこはだって「ええっ? 2回も!?」ってならないじゃん?
(若林正恭)オリラジになるぞ? こんなのだったら。
(春日俊彰)「表に出ろ!」にはならないでしょうよ?(笑)。
(若林正恭)客観的に聞いてみ? チャレンジするから。
(春日俊彰)そんな別に……相槌ぐらいは。
(チャレンジ音源スタート)
(若林正恭)「バスローブって、忙しい人に持ってこないんですよ」っつって。俺、夜と朝と両方、お風呂に入るんだけど。
(春日俊彰)ふーん。
(チャレンジ音源おわり)
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)お前さ、こんな返事……しゃべる気をなくすわ。
(春日俊彰)ああ、たしかに。これはそうだわ。これは申し訳ない(笑)。
(若林正恭)客観的に聞くと、わかるだろう?
(春日俊彰)わかるね。出てるねー! 「知らねえよ」っていうのが出てたね。そこは。
(若林正恭)お前、そういうところは本当によくないよ。
(春日俊彰)「別に知らんよ」っていうのが出てたね。それは申し訳ない。
(若林正恭)全然気づいてくれない。俺が髪型を変えたのも気づかないし。
(春日俊彰)ああ、それはよくないね。気づかなきゃいけないね。
(若林正恭)メガネを変えたのも気づいてくれないしさ。そういうのの積み重ねであの「ふーん」が出るんだよ。
(春日俊彰)たしかに(笑)。集大成かもしれんな(笑)。これは申し訳ない。
(若林正恭)ああ、そういえば誕生日で思い出したけど。春日にもらった食パンとパン切り包丁。まず食パン、めちゃくちゃ美味しかったよ。
(春日俊彰)ああ、そうですか(笑)。
(若林正恭)あと、めちゃくちゃパンが切れる。
(春日俊彰)へー! ああ、そう。やっぱり違うもんなんだね。
(若林正恭)食パン自体が何もつけないでまず美味しいの。プラス、ちょい焼いて、佐渡のリンゴバタージャムをつけたら……シャバシャバシャバシャバッ!って。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)これは冗談だけど(笑)。
(春日俊彰)それはまっさきに「冗談だ」って言ってくれよ(笑)。「腹くだしてるんじゃねえか!」っていう話だからさ(笑)。ああ、そうですか。それはありがたい。よかったよ。
バスローブなら、体を拭かなくていい
(若林正恭)それでケーキを食べて。バスローブをいただいて。で、バスローブっていうのは、風呂を上がって、体をふいて服を着るんじゃなくて。もう風呂上がった瞬間、バスローブを着ちゃって。フードで頭を拭いてポンってやって。それでバスローブを着たまま用事をしていると、それでもう体が既に乾いてるんだって。だから朝、お風呂に入ったとしたら……まあ「古いな」って言われるかもしんないけど。朝シャンして出てきたら……。
(春日俊彰)古いな! 伝わらないぞ? 「朝シャン」って、たぶん。
(若林正恭)流行語大賞を取ったことがあるから(笑)。
(春日俊彰)あるけどね。
(若林正恭)で、バスローブを着て。それで家を出る準備をしてたら、もう乾いてるから。だから体を拭く作業をしなくてよくて。そのままもう、バスローブを脱いで着替えて出れるのよ。それでさ、結局……今、絶対もう同い年とかって言っちゃいけないけど。松永と朝井くんのこの熱量としゃべりたいっていうのと、あとはあの2人、仕事がもう、真っ盛りじゃん? あの2人なんか、働き盛りじゃん。まあ、俺らもまだそうだけど。だから話がすごくて。それで夜中の3時までしゃべっちゃってさ。で、その3時の後にさ、家でお風呂に入ってさ、バスローブを着てみたんだよ。そしたらたしかに……俺、まず体を拭くのがすごい嫌なのね。拭く時間が。
(春日俊彰)へー。面倒なの?
(若林正恭)拭いてる時間、暇じゃん?
(春日俊彰)まあまあ、楽しくはないわな。仕方なくっていう。
(若林正恭)これは昔だよ? 独身の時だよ? 夜のお店の人に俺、怒られたことあるから。「シャワーから出た後、もっとちゃんと拭いてください」って。まあ、そんな話、わざわざしなくてもいいけどね。でも、それも俺は「線」で見てほしいから。俺は線芸人だから、結婚したからってそういう話をしなくなるなんていうような、ヤワじゃないから。線芸人だから。春日はパッタリやめるけど。
(春日俊彰)いや、そんなことないわ(笑)。昔の話、するだろ? 私だって(笑)。
(若林正恭)それも含めての今の俺だから。
(春日俊彰)はいはい。流れがあるわけね。
(若林正恭)そうそう。それでバスローブを着てみたのよ。そしたら、「たしかに拭かなくていいって、めっちゃいい!」と思って。すぐパソコンに向かえるわけ。仕事に向かえるわけ。そしたらなんかちょっとバスローブが気持ちよくなっちゃって。パソコンで仕事なんか、3時からしちゃってさ。そしたらそのままさ、ソファーでさ、寝落ちしちゃってたの。
(春日俊彰)ああ、気づかないうちに?
(若林正恭)寝落ちちゃったの。で、もう着替える気も起きなくて。適当に、パンツの棚がパンツを取って履いたんだけど。履いた時に気づいたんだけど。俺、『明日のたりないふたり』で過呼吸で倒れたじゃん? で、その時に履いていたパンツ、ボクサーパンツがあるんだけど。なんか、そのボクサーパンツが捨てれないのね。なんか、記念なのかな? 記念なんだろうな? 『明日のたりないふたり』の。なんか、衣装は貸衣装だったから、その衣装は返しちゃうし。なんか山ちゃんとああいうことができたっていう……グッズとかじゃなくて、身に着けていたものだから。
(春日俊彰)なるへそ。なんか、そこにあるんだね。
(若林正恭)そうそう。M-1の番号札が捨てれないみたいな感じで。パンツ、捨てれないけど。でも履くと、過呼吸で倒れて運ばれた記憶があるから、なんかゲンが悪くて、1回も履いてなかったの。でも、「そのパンツだな」って思ったのは覚えるのよ。履いてなかったんだよ? 『明日のたりないふたり』で運ばれて以来。丈が長いやつを履いたのよ。膝ぐらいまであるボクサーパンツだったの。っていうのはなんでかっていうと、俺、『明日のたりないふたり』が始まる前にそのパンツ、膝まである長いやつを買いに行ったのはなんでかっていうと「俺、脱ぐ可能性あるな。テンションが上がって、裸になる可能性が……打ち合わせなし漫才だから、裸になるその可能性もあるな」って。
(春日俊彰)ああ、流れでね。
(若林正恭)だから、長いのを履いたんだよね。もみ合いになったりしてさ、ズボンが破れるみたいなのもあるかもしれないから。それで、そのパンツを履いて。「ゲンが悪いな。でも……」って思って、もう寝ちゃったの。バスローブにパンツだけ履いて。で、「電話が鳴ってるな」と思って。そしたら、春日のマネージャーからで。「もしもし?」っつったら爆笑してるんだよ。「ですよね?」って言われて。「えっ、『ですよね?』って?」。そしたら、入り時間を20分、過ぎてたんだよ。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! はいはいはいはい。
(若林正恭)俺、家で寝坊してるのよ。入りで20分。『NFL倶楽部』。
(春日俊彰)ああ、そうだね。若林さん、珍しく。
(若林正恭)で、俺、遅刻したじゃん?
(春日俊彰)したね。
ゲンの悪いパンツで寝坊
(若林正恭)で、あれ『NFL倶楽部』ってサブコン通ってからスタジオ入るから。もうサブコンの人にも全員に「すいませんでした! すいませんでした!」っつったら、その時はまだ、そのパンツを履いてるから。「ゲンが悪いパンツだな……」って。
(春日俊彰)ああ、ちょっと重なっちゃったんだね。
(若林正恭)それでなんとか収録を終えて。「すいませんでした!」っつって。「このパンツのせいだ……」って思って。
(春日俊彰)フフフ(笑)。せいなのかな? まあまあ……うん。そうだね。よくないのがちょっとね、続いたね。
(若林正恭)だから次の現場、『潜在能力テスト』だったんだけど。現場に行く途中でユニクロに行って。新しいパンツを1枚だけ買ったのよ。それでもう、トイレにすぐ駆け込んで。もうゲンが悪いことが起こりそうで。それで、トイレで履き替えて。シャバシャバシャバシャバ!って。
(春日俊彰)いつまで腹、くだしてんだよ!(笑)。
(若林正恭)で、パンツを替えて。「もうこれで悪いことは起きないな」と思ったら、俺はそのトイレにスマホを忘れたのよ(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! パンツ、関係ないよ(笑)。
<書き起こしおわり>