オードリー若林「東の陰キャ覇王」時代を語る

オードリー若林「東の陰キャ覇王」時代を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年10月8日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で小籔千豊さんとの食事中に「若林は東の陰キャ覇王だった」と言われたことを紹介。当時の様子を振り返っていました。

(若林正恭)この間さ、小薮さんとご飯を食べさせていただいいて。ごちそうになって。しゃべってたんだけど。俺さ、小薮さんが……『午前0時の森』で思い出したけど。「しゃべってるんのが意外です」ってオンエアーの後、言われることが多かったの。で、小薮さんってめちゃめちゃ優しいじゃん? で、「どこで知ったんだっけ?」って思ったら俺、E-girlsとの番組を……あれは何年前だったっけ?

(春日俊彰)おおー、ずいぶん前に小籔さんとやっていたね。

(若林正恭)小籔さんとやっていたのよ。俺、その時にね、E-girlsの皆さんと本番前も収録も、おそらく1年ぐらいやっていたけども、一言もたぶん、しゃべってないんだよね。

(春日俊彰)へー。まあまあ、うん。

(若林正恭)で、小薮さんはめちゃめちゃしゃべってたの。で、「小薮さんが話してくださるからまあ、いいか」って思っちゃっていたんだろうな。あの歳の時に。で、番組の最終回の時に、もうなんか「笑いを取れればいい」と思っちゃってるのかな? その若い女性の心をわかってないというか、バラエティで不安で。俺、「自分、自分、自分!」だったんだろうな。あれ、何年前かちょっと忘れたけど。E-girlsのその番組。ああ、8年前か。8年前の俺ね、番組の最終回にだよ?

「まあ1年やってきて、E-girlsの皆さん、本当にありがとうございます。1年、やって思ったのはバラエティはAmiさんに任して、皆さんは歌とダンス、頑張ってください」っつって。小薮さんが「最終回に言うことやないやろ!」って突っ込んでくれて。それでスタジオはウケて。突っ込んでいただいたからね。それで終わったんだけど……その後、俺は終わった後のE-girlsさんに「すいません。なんか最後に笑いのあれにしちゃって……」とか、そういうフォローもなく帰ってるんだよ。

だからE-girlsの皆さんが今、それぞれ活躍しているじゃない? その後、モデルさん、女優さん、いろんなことをされて。見るたびに「俺はなんてことを言ったんだろう……」って胸がずっと痛んで。小薮さんにも、それを後悔していることをずっと言えなかったの。で、それをこの間、ご飯の時に初めて言ったの。「小籔さん、俺、そういう風に言ったじゃないですか」って。そしたら「ああ、なんかあったような……うっすら覚えとるけど。本番前に若林くんがしゃべってなかったのも覚えているけど、俺は全然気にしてなかったで」って言っていて。

「本当ですか? 『こいつ、斜に構えて……』って思ってなかったですか? あの時。だって一言もしゃべってなかったじゃないですか。E-girlsさんと」って言ったら「いやいや、西の関西弁でガンガン行く俺と、東の陰キャの覇王がやるんやから、そうなるんやろうなって思っていたで」って言っていて。俺、「東の陰キャ覇王」だったんだよ(笑)。

(春日俊彰)当時ね。君臨していたんだね。知らぬ間に(笑)。王座についていたんだね。

知らぬ間に王座に君臨していた

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! 「東の陰キャの覇王だから仕方ないと思っていたで」って言ってくれて。「俺、当時そうだったんだ」と思って(笑)。それで……この間、LiLiCoさんにも言われたもんな。「結婚する前の若林さん、本当に嫌いでした!」って。

(春日俊彰)ああ、言ってた! 収録中に言っていたからね。「本当に嫌いだった」っつって(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! なんで嫌いだったって言っていたんだっけ?

(春日俊彰)なんかね……LiLiCoさんの目から見て。LiLiCoさんの体感なんだろうけど。なんか振られてLiLiCoさんがしゃべった後に「うるせえ」みたいなことを小声で……(笑)。「そういう風に私の文句を言われてる」みたいな(笑)。

(若林正恭)そういう気持ちになったっていう(笑)。俺、「うるせえ」とは言ってないでしょう?

(春日俊彰)言ってない。言ってないんだろうけど……。

(若林正恭)俺の目が、かな?

(春日俊彰)うん。「しゃべりすぎだ」みたいな。なんか、そういう目をしている、表情をしてるってLiLiCoさんが受け取って。それが声として聞こえてたんだろうけど……(笑)。それぐらいのイメージだったと。「私は若林さんに嫌われてるんじゃないか?」って。

(若林正恭)でも俺、『アメトーーク!』の人見知り芸人の初回の収録が終わった直後に、女性のスタッフさん……何の役職かわからないんだけど。ごめんなさい。その方、年上の方だったんだけど。その方に「いや、だからかー」って言われたの。帰り、ピンマイクを外していたら。「いや、なんか人の目も見ずに、『センスあります』みたいに斜に構えて。嫌なやつって思ってたけど、人見知りなんですね」って言われたことあるのよ。収録直後に(笑)。

(春日俊彰)すげえ思われてんじゃん(笑)。

(若林正恭)で、この間さ、南原さんとの佐渡旅行でさ、『ヒルナンデス!』に入ってきた当時の動画があったじゃん?

(春日俊彰)はいはい。当時のね。

『ヒルナンデス!』に入りたての頃

(若林正恭)それを見て「こいつはヤバいな」って自分でも思ったよ。思わなかった? 思ったよね? 「芸能界を信用していない、『ヒルナンデス!』を信用していない、共演者を信用してない、スタッフを信用してない」が煮詰まった目をしてて。あんな感じでよく、出てたよね? お昼に。俺、だからたぶん芸人さんは、「先輩たちに会える」っていう喜びがあるじゃん? それだけで、先輩には声かけてもらってたんじゃないかなと思った。あれを見て。だから、芸人さん以外の人は「なんじゃ、こいつ?」ってみんな、思っていただろうなって思って。だって俺、2、3年でもう出なくなると思っていたから。思っていたでしょう?

(春日俊彰)当時ね。はいはい。「今だけなんだ」ってね。

(若林正恭)でも春日は全然、そういう表情じゃなかったね。当時から明るい、柔らかい……でも、すごいつまらなそうだったよ。自分で思わなかった? 「こいつ、つまらなそうだな」って。

(春日俊彰)そうだね(笑)。

<書き起こしおわり>

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