マヂカルラブリー・野田クリスタルさんと村上さんが2022年9月22日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』の中で『HUNTER×HUNTER』第37巻発売日決定について話していました。
(村上)「休み明け」といえば野田さん、ビッグニュース。富樫先生、ついに『HUNTER×HUNTER』の新刊が出ます。
(野田クリスタル)そうですね。37巻が。
(村上)新刊の発売は4年ぶりでございます。11月4日、発売予定ということで。ええと、どういう話ですか、今?
(野田クリスタル)ええと……。
(村上)ズシ?
(野田クリスタル)うん。とっくに。
(村上)ああ、ズシはとっくに? 押し出すみたいなやつ。
(野田クリスタル)それはとっくに終わっているんだけども。これはたぶん、ジャンプの連載してた部分。36巻に収録されなかった部分だけ……でもそれだけじゃ、1巻分にならなかったからこれまで、単行本が出なかったって話だよね。たぶんね? だって、本になるんだったらとっくにしてるわけだから。
(村上)単行本って9話ぐらいですか? 9話か10話ぐらいですよね? それはだから9、なかったってことですよね? おそらくね。
(野田クリスタル)なかったんだけど……でも、まだいまだなお連載は再開してない状態で37巻が出るってことは、埋めるのかな? ジャンプでちゃんと連載するのか、もう単行本用に書くのか。それか、ちょっと薄いか。
(村上)ああ、ちょっと薄いまでありますか?
(野田クリスタル)ちょっと薄いやつ。
(村上)じゃあ37巻じゃなくて、36.5巻とか?
(野田クリスタル)とか、書いてあって。
(村上)ファンブックみたいなやつですよね。「.5」みたいなやつは(笑)。それみたいな形かもしれない?
(野田クリスタル)だって、たぶん話がないもんね。
(村上)6、7話ぐらいしかないのかもしれないですしね。今まで、かつていたんですかね? 直単行本の人って。あんまり聞いたことないですけど。直で単行本出してくる漫画家さんになったんですかね? 富樫先生は。
(野田クリスタル)すごいいろんなさ、イラストを普段から書いてるらしいんだよ。その原稿用紙がめっちゃ床に落ちてるっていう噂があるのよ。いろんなものを書いちゃうから。いろんな人間のサイドストーリーとか、書いちゃうんだって。キャラクターとか。だから、それが書かれるか……。だから、本編とは関係ないもので埋める可能性も出てくるよ。その、『幽白』のラストのさ、なんか、思い出写真みたいなのがブワーッて出たじゃん?
(村上)『幽☆遊☆白書』は最後、本来の妖怪探偵をちょっとやりましたよね? 霊界探偵だっけ? みたいな感じのサイドストーリーみたいなのがあるかも? それで37巻に足りない2、3話を埋めてくる可能性があるんですか?
(野田クリスタル)うーん。かも。あとはもう富樫先生の犬のマークが30枚とか。
(村上)「ごめんね」って。舌を出して(笑)。
(野田クリスタル)「ご」「め」「ん」「ね」とか。
(村上)まだ4、5ページにしかなってないですけど。それじゃ。
(野田クリスタル)どうするんだろうね? こんなことはあんまりなかったでしょう? 漫画史上。
(村上)こんなにも、ねえ。ジャンプ側が気を使っているというかね。でも出せば売れるからね。どうやったって。強いですねー。
(野田クリスタル)だから、やっぱりそのさ……。
(村上)今、何をしてたんでしたっけ? 本当に。その『HUNTER×HUNTER』本編は。
(野田クリスタル)本編は、要は暗黒大陸という場所がありまして。
(村上)それまでの35、6巻分やってた舞台の地域は、すごい狭かったっていう。
(野田クリスタル)本当に狭かった。四国ぐらい。いや、四国ぐらいもちっちゃいぐらい。もう、ほぼ暗黒大陸だったっていう。
(村上)佐渡島だった。それまでは佐渡島でやっていた。
暗黒大陸編
(野田クリスタル)で、その暗黒大陸というところに行こうじゃねえかってなるんだけども。その暗黒大陸に行ってしまうと、「厄災」と言われるも、すごい呪いみたいなものを持ち帰ってきてしまう。だからその『HUNTER×HUNTER』の世界の住む人たちがひどい目に遭ってしまう可能性があるんで。もう世界全体で「それやめましょう。暗黒大陸に行くのはやめましょう」と言っていたのに、非加盟国。そういうルールを守る国々の非加盟のカキン帝国建国っていうところが「行っちゃおうぜ!」って言い出して。それで行っている途中。
(村上)船で。
(野田クリスタル)でっかい船で行って。そのまま暗黒大陸に行くのかな?って思っていたら、ずっと船の中。
(村上)船の中でみんな、楽しんでるんですか?
(野田クリスタル)船の中がもうすごい、1個分の話。たぶんこれ、4巻ぐらい続くんじゃないか?っていうぐらいの話で。もうたぶん収拾つかない。読んだら。マジで収拾がつかない。
(村上)揉めてるんでしたっけ?
(野田クリスタル)そのカキン王国の後継ぎ候補がたぶん10人ぐらいいたんですけども。それが最後の1人になるまでやるみたいですよ。殺し合って。
(村上)船の中で殺し合う?
(野田クリスタル)殺し合って。最後の1人になるまでやるっていうストーリーなんですけど……たぶんまだ1人ぐらいしか、死んでないんですよね。あ、2人死んだのかな?
(村上)フハハハハハハハハッ! 2人死んだのが、4年前ぐらいですか?
(野田クリスタル)そうっすね。全然まだっすね。
(村上)じゃあ、あとその5倍はあるっていうことですね? あと8人、9人死ぬっていうことは。
(野田クリスタル)これ、恐ろしいのが、その話だけじゃないですよ。幻影旅団っていう激強集団がいるんですね。盗賊。悪役が。こいつらの仲間を殺していってるヒソカっていうキャラがいるんですけども。その幻影旅団とヒソカも船に乗っているんですよ。
(村上)ヒソカも元々、幻影旅団ですよね?
(野田クリスタル)でも、そのヒソカが幻影旅団のメンバーを殺しちゃったんですよ。だから幻影旅団対ヒソカの話もまだ残ってるんですよ。で、たぶんこれはまだ1人も倒してないです。やり合ってもいない。出会ってもいない。
(村上)えっ、船の中で出会ってないんですか? ヒソカと他の旅団は。主人公は、ゴンですよね?
(野田クリスタル)ゴンはもう、どうなったかわかんない。
(村上)ゴンはどこにいるんですか? ゴンは船にいるんですか?
(野田クリスタル)ゴンは、もう久しく見てない。キルアも。
(村上)フハハハハハハハハッ! ゴンとキルアですね? いわば、桜木花道と流川ですよね? 彼らはどこにいるんですか?
(野田クリスタル)あてもない。見当もつかない。
(村上)待って? だって船が暗黒大陸に着いちゃったら、もうゴンとキルアは出てこれないじゃないですか。どこかに乗ってるんじゃないですか?
(野田クリスタル)着く頃ってもう、たぶん10巻ぐらい先だから。たぶんこの先、言ってもまあ休載は挟むだろうし。たぶん15年後よ?
(村上)ゴンが出てくるのは?
(野田クリスタル)うん。
(村上)ゴンが出るのは、15年後ぐらい?
(野田クリスタル)15年後ぐらい。主人公が出てくるのはたぶん15年後。
(村上)えっ、ゴンは今、何をしてるんですか?
(野田クリスタル)ゴンは念能力が使えなくなっちゃって。ミトさんっていうゴンを育ててくれた人の家で、お手伝いしてる。
(村上)ああ、じゃあ農業ってことになりますね。
(野田クリスタル)農業。『バガボンド』ですよ。
ゴンの農業編が15年後ぐらいに始まる?
(村上)ああ、ゴンの農業編が15年後ぐらいに始まる可能性もあるんですね。あの、主人公のゴンはハンターですよね。冒険する人ですよね。その最初の目的は「お父ちゃんに会いたい」だったじゃないですか。お父ちゃんにはもう会ったんでしたっけ?
(野田クリスタル)めっちゃ会っている。
(村上)めっちゃ会っている(笑)。
(野田クリスタル)めっちゃ話した。だから目的、ないんですよ。今は。
(村上)ああ、もうそのゴールは終わってるんですね?
(野田クリスタル)ゴールが終わった後。逆に今度はもう、その暗黒大陸に行くみたいなのをジン、お父さんが言ってる。
(村上)漫画『タッチ』でいうところの、甲子園はもう行っちゃってるっていうことですね?
(野田クリスタル)行っちゃってる。行っちゃっている。会っちゃっているし。
(村上)で、その後のストーリーがその暗黒大陸に行きましょうっていうことなんですね?
(野田クリスタル)「行きましょう」っつっても、全然行ってないけど。で、行くと、たぶんその描かれ方で言うと、全員死ぬ。そのぐらい、敵が強い。
(村上)だからゴン、乗ってないのかな?
(野田クリスタル)それもあるかもしれない。俺ね、最悪のパターンをちょっと考えてるのよ。これだけ船を引っ張って引っ張って。「いろんなこと、ありました」っつって、降りて、即死。これ、全然あると思うよ。
(村上)いや、まあすごいですよね。船中に下から急になんか出てきて食べられちゃうとか、ないですか?
(野田クリスタル)なくもないよ。
(村上)そこで終わりっていう。