星野源『女の園の星』収録と作者・和山やまとの対談を語る

星野源『女の園の星』収録と作者・和山やまとの対談を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2022年8月30日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で漫画『女の園の星』第3巻特装版のBlu-rayに収録されるアニメ版のアフレコに行った際の模様を紹介。そこで作者である和山やま先生と対談を行ったことなどを話していました。

(星野源)後ほど、ゲストに藤井隆さんが来られますので。ぜひ皆さん、お楽しみに。本当にね、嬉しいですね。久しぶりにラジオに来ていただけるのは。だから本当に先週も話したけども、なんか縁ですね。いろんな人との出会いが未来を作っていくなというのは本当に……前もね、歌にも入れたことありますけども、やっぱり人との出会いというのが今の僕を形づくっているなっていうのは本当に思います。

この間、『女の園の星』という漫画作品なんですけど。その漫画作品がですね、アニメになるんです。今度、3巻が出るんですけど。3巻にスペシャル版としてBlu-rayが付いてきまして。そこの同梱版の中に収録されるアニメなんですけど。僕がですね、その星さん。星先生という役の声の出演をやらせていただくことになりまして。そのアフレコ収録に行ってきたんですよ。

素晴らしい現場

(星野源)で、本当にね、素晴らしい現場で。スタッフの皆さんもそうだし、音響監督さんも、そしてあの原作者の和山やまさんも、編集者さんも。あと、もういろんなスタッフの皆さんもすごく温かくて。かつですね、仕事現場として非常に密度の濃い、素晴らしい現場でした。とっても楽しかったです。で、共演のですね、宮野真守くん。マモですね。マモちゃん、本当にいろんな活動されてますけども。この間も『おげんさんといっしょ』で一緒で。もちろんね、テレビにも出まくっていますし。今もドラマ出てますけど。

なんかいろんな活動されてますけど、長く主戦場として、声優としてね、大活躍されていますので。なんかそのマモの、僕がまだ見たことのない形でのプロフェッショナルな姿っていうのが見れまして。なんかすごく充実した時間でした。で、そのマモがですね、温かくてですね。なんか非常に楽しく収録することができまして。で、そのBlu-ray付き同梱版が完全予約生産みたいなんで。9月20日の予約ぐらいまでだったかな? なんかそれぐらいまでで締め切るっぽいことが書いてあったので、ぜひ皆さん、ちょっと気になる方は今のうちに予約していただきたいと思います。

(星野源)でも、まだアニメーションができてない段階でのアフレコで。絵コンテのVコンみたいなものを見ながらやっていたので、どんな風に動くのか、ちょっと全く予想がつかないんであれなんですけど。なんかあの現場の感じ見ると、とてもいい作品になりそうだなってことで。ぜひ皆さん、予約していただきたいと思います。

で、その後にですね、ちょっと和山さんとじっくりお話する機会があって。そのこともたぶん今後、なにかしらで発表されると思うんですけど。ちょっとじっくりお話するっていう場面がありまして。なんかね、そこで感じたのは、本当に素敵な人だったんですよ。なんていうんですかね? ああいう本当に面白い作品を書かれていて。僕は和山さんが書かれる物語の中の登場人物の特徴が、なんとなく全員に共通しているように感じるものがあって。それは「ステレオタイプ的なキャラクターが全然いないな」って感じるんですよね。

でもみんな、それぞれものすごく個性が強くて、みんな面白いんですけど。でもなにか、たとえばキャラクターとして、ステレオタイプとしてきっと、もっとキャラ化しようと思えばできるようなところを、ひとつのキャラクターに収まりきらないような要素っていうのがひとつの登場人物の人の中にたくさん入ってて。もう形容し難いようなキャラクターに、誰しもがなっている。

で、その女子高生の皆さんの1人1人もですね、全員違うんですよね。全員違くて、ステロタイプっぽいキャラクターなのかな?って思ったら、全然違う中身があったりとか。なにかそこを見つめる目線みたいなものが……まあもちろん、和山さんが全部生み出しているからいろんな風にできるとは思うんですけど。なんか人間をですね、本当に1人1人ずつ生み出したような感じがして。

なんか自分が全部、操ろうというような感じがあんまりないっていうか。なんか本当にいろんな人間としか言いようがないキャラクターがどんどんどんどん生まれていって、そこが会話していって、面白い物語が生まれていってるっていうような感覚がありまして。その、和山さんとお話した時にこう、なんだろう? 本当に物静かな方なんですけど、その瞳の奥に宇宙が広がってるみたいな。それこそ星先生もなんか、あのキャラクターの中に宇宙が広がってる感覚がすごいあったんですけど。そういう方だなっていう。

で、人間の見つめ方とか描き方っていうものが誰のものにもならないキャラクターっていうものを描いてるような気がして。話していて、ものすごい感動したし。で、とある、それもたぶん後ほど、どこかで目にする機会があるかもしれないけど。とあることで好きなもので共通なものがあったんですよ。で、すごく話して楽しくって。なんかこういう縁っていうのはありがたいなと。で、きっと、感覚的に思ったのは「ああ、これはなんか一生の縁になるな」って思ったんですよね。

「これは一生の縁になるな」

(星野源)でもそれは今後、お仕事をするとか、そういうことじゃなくて。なんか一生、心の中にずっといる人っていうか。そういう人っているんですよね。パッと会って話した時に「ああ、たぶんこの人は一生、自分の中にいるんだろうな」みたいな。それこそ、このパターンはお仕事になりましたけど。松重豊さんとかもそうだと思いますし。で、今回ゲストに来ていただく藤井さんもそうだと思うんですよね。こんなに長くお仕事を続けさせてもらうことになると思わなかったし。

あとは、荻上チキさんとかね。お仕事は全然ないけど。些細な、本当に日常のやりとりをずっと続けていたりとか。その他も、いろんな人がいますけど。なんかこういうのって本当に……なんですかね? なんか本当に温かい気持ちになったんですよね。こういう風に人と出会えて、すごい幸せな時間。話していて楽しいとか、そういうのがあったらもうこれからの人生、超楽しいなっていうのをすごく思いました。なのでね、ぜひいろいろチェックしていただきたいですけども。

<書き起こしおわり>

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