星野源 東京ドームでのオードリー若林との『Orange』『Pop Virus』共演を語る

星野源 東京ドームでのオードリー若林との『Orange』『Pop Virus』共演を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2024年2月20日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム』を振り返り。オードリー若林さんと一緒に『Orange』、そして『Pop Virus』をパフォーマンスした件について話していました。

(星野源)はい。そんな感じで感想メールが来ています。大阪、25歳の肩。「オードリーオールナイトニッポンin東京ドーム、配信で見ました。オードリーのお友達としてのサプライズ出演で源さんが披露した『Orange feat. MC. waka』と『Pop Virus feat. MC. waka』、家で叫びました。『Orange』の最後の『この道』のフレーズの時に中央ステージからメインステージのオードリーの歴史が描かれた通路を指すところに特に痺れました」。そうなんだよね。そうそう。花道に向かう道にオードリーの歴史が印字されてるんですよ。印字されてるんだけど、フワちゃんと春日さんのプロレスが激しすぎて、もう字が剥げているの(笑)。その前のフワちゃんプロレス部分で春日さんがフワちゃんを連れていって、ちょっと場外乱闘みたいになるところがあったんだけど。たぶんそこが激しすぎて、もう文字がジャーッ!ってなっていて。それ、ちょっとやっていてすごい面白かったんですけど(笑)。

「『Pop Virus』の歌詞もアレンジがあって最高にトゥースでした。今回、急遽決まったという話もされていましたが、演出を含めてどんな話をされたんでしょうか? 裏話があればお聞きしたいです」という。ありがとうございます。もう一通。千葉県、23歳の方。「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム、参加してきました。今、帰り道のマクドナルドでこのメールを書いています」。いいですね。そうそう。オールナイトマックだっけ? でね、『おともだち』も流れてますからね。僕の曲の。

「いい意味で普段と変わらないラジオのエピソードトーク、コーナーと続いていき、スペシャルウィークのようなノリが続いていました。突如、雰囲気が変わり、ターンテーブルとともに若林さんが現れ、初DJを披露。その後、突然星野さんがステージに登場して『Orange』を歌い出した時は驚いて声を上げてしまいました。2曲目の『Pop Virus』、本当に最高でした。若林さんは初めのうちは緊張感が伝わってきたんですが、星野さんが楽しんでいる様子に引っ張られたのか、次第に緊張感が消えて、バイブスが上がってきているように感じました。若林さんと星野さんの相乗効果でどんどんバイブスが上がっていく感じが伝わって、私も会場でぶち上がってノリノリで踊りました。楽しそうな2人を見て、本当に2人は『おともだち』なのだなと思いました。源さんは2回目のドームということもあって、あまり緊張はされていないように見えたんですが、実際はどうだったんでしょうか?」。ありがとうございます。

そうなんすよ。そうですね。そうですねぇ……。私、5大ドーム完売男なんで。すいません(笑)。いや、そうなんだよね。だから久しぶり……って、こういう時に突っ込んでくる人、いないんだよなー。だから、いてほしいよねー。こういう時にこういうことを言っちゃうと「偉そうだな!」って言われちゃうと思うんですけど。「まあ僕、5大ドーム完売男なんで……」「偉そうだな!」って言ってくれる、ポータブル春日をほしい(笑)。ポータブル春日さんがちょっとほしいっすね(笑)。すいません。そう。突っ込んでくれると、こういうことができるよね。やっぱり1人でやるラジオはね、それができないのが本当に……単純に偉そうみたいなに言われちゃうのがね、損だなと思いますよね。冗談なのに。

「5大ドーム即完男」にはツッコミがほしい

(星野源)そうなんですよ。2回目。久しぶりのドームだったんですけど。うん。あのね、実際本当に緊張を全然しなくて。やっぱりもうね、オードリーのお二人がずっとその前にね、ラジオイベントとしてのトークコーナーやいろんなコーナーがあったりしたんで。もう会場は本当に多幸感にあふれている状況の中で僕が出たっていうのもあるので。全然、もう本当にあたたかいところだったんですよね。だからあんまりアウェーみたいな気持ちも全然ないのもあって。本当に、もう全然緊張せずにやれましたね。めっちゃ楽しかったです。

あと、若林さんがちょっとDJをやって。そこから『Orange』っていうね、僕らが『LIGHTHOUSE』という番組で一緒に作った曲のイントロを若林さんがスクラッチしてから流して。そしたら僕がサプライズで、舞台にせり上がってくる。僕、奈落からせり上がってくるんですよ。で、その時にだんだんこう、お客さんが「あれ? 星野源じゃね?」みたいな感じもすごいわくわくしたし。あと、なんか久しぶりにドームに立って思ったのは、これはもうなんていうか、「調子こいてんじゃねえよ」って言われるかもしれないんですけど。本当、東京ドームってやっぱり中から見ると、狭いですよね。「調子に乗ってるんじゃねえ!」って……ああ、春日さんがいてほしい。本当に! 「調子こいてんじゃねえ」って、突っ込んでほしいよー(笑)。

(寺坂直毅)あの、僕は無理ですからね?

(星野源)アハハハハハハハハッ! いや、大丈夫。作家の寺ちゃんに求めたりしないよ。あ、ディレクターの落合くんが耳に? 「今、突っ込んでください」って?(笑)。

(寺坂直毅)いや、僕はそんなこと、無理ですよ……。すいません。

(星野源)あの、すいません。ラジオの放送中にディレクターとインカムで話すの、やめてもらっていいですか?(笑)。いや、やめましょう。そういうのはやらない(笑)。でもね、俺は本当に面白いなって思うのが、やっぱり東京ドームって客席から見ると、「ああ、やっぱりすごい広いな!」って感じるんだけど。それはね、どんな会場でもそうなんだけど。舞台側から見ると、やっぱり囲まれてるから。なんかね、安心感があるし。意外とね、その広さって感じなかったりするんですよ。しかも、花道があって、センターステージだと特に、結構お客さんと近い場所だなっていうイメージがあるので。なんかすごい楽しい、好きだなという感じでしたね。本当に、すごい素晴らしい経験を……やっぱり自分でもドーム公演をやってるんで。なんだろう? その、ドームへの道のりの大変さがわかるんですよ。

ドームへの道のりの大変さがわかっている

(星野源)どれぐらい準備をして、どれぐらいお金がかかって、このお客さんがこの会場の中に入るためにどれぐらい時間が必要で、どういうプロセスでこの大変な人数が入って。で、この後、お客さんが出て行くのにどれぐらいかかるかとか。あと、それこそ配信で……配信ということの大変さもね、何度も配信ライブやってますから。それも大変だし。たぶんね、数百人のスタッフがここにいて。それこそ出演者……若林さん、春日さんも含めて、ヒカルちゃんも含めて、それを指揮する人の大変さがわかるんで。でも、そういう大変さを全く感じずに、この気持ちよさを味わわせてもらえるっていうのはもう、ただただ楽しい、嬉しい時間だったし。

それこそ阿佐ヶ谷からいろいろね、歩いている道に……ある意味、怨念が住み着いている道がこの東京ドームの花道に繋がってるみたいなイメージがすごくあったので。最後の「この道」っていう時に指さしたんですけど。なんかそういうのもね、ちょっとエモいといいますか。で、僕と若林さんの関係値みたいなもの。この数年のね、グワーッと濃くなっていく関係値みたいなのもすごいあって、感慨深かったなと思います。なので本当に誘っていただいて、出ることができて嬉しかったですし。本当にありがとうございました。

そして見れなかった方……やっぱりアーカイブもないし、配信でもね、その時に仕事していたら見れないとかね、そういう方もいっぱいいると思うんでね。なんかね、ソフト化をしてほしいなという思いはありますね。で、途中で若林さんのとある発言があって。「これ、ソフト化したらどうするんだ!」みたいな、そういうくだりもあって。超笑ったんですけどもね。それを乗り越えてぜひ、ソフト化を僕もね、ちょっと待ってます。

<書き起こしおわり>

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