星野源『おげんさんのサブスク堂』を語る

星野源『おげんさんのサブスク堂』を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2022年8月16日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で2週にわたって放送された『おげんさんのサブスク堂』について話していました。

(星野源)いろいろ、この3週間あったんですけども。やっぱり『サブスク堂』ですかね。先々週、そして先週の土曜夜11時、『おげんさんのサブスク堂』がオンエアーされました。そうなんですよ。本当はね、ラジオの間に発表があって。お休みになってしまった週とかでちゃんとお話もできたりっていう予定ではあったんですけれども、僕がね、ちょっとずっと寝込んでしまっていたので、できずという感じでございましたが。2週、放送されまして。感想のメールが届いております。ありがとうございます。

「先日、NHKで放送された『おげんさんのサブスク堂』を見ました。生活の中にある音楽の話や、演劇や映画まで、おげんさんと豊豊さん(松重豊)のルーツを同時進行で知れる時間が最高で豊かな時間でした。忌野清志郎さんと矢野顕子さんの映像を隣で見ていた母も身を乗り出して見入っていました。人生のいろんなことにも気づくことができた心地よい音楽人生番組」。ああ、なんかいい名前ですね。音楽人生番組って、いいね。「ぜひとも定期的に『サブスク堂』が見たいです」という。ありがとうございます。

なんかね、僕も見ましたけど、いい番組でしたね。とっても。あの、そうなんですよ。『おげんさんといっしょ』っていうね、今はなんとなく年に1回……元々決めたわけじゃないですけど、なんとなく年に1回やっている、生放送で基本的にお送りしている『おげんさんといっしょ』の中でですね、去年『サブスク堂』というコーナーをちょっと作りまして。そこでただ音楽を聞いて、音楽の話をするっていうコーナーみたいなのをやったんですよ。

そしたら、それがすごい評判良かったし。スタッフの皆さんも「なんかこれ、すごいよかったですね。この時間、いい時間でしたね。なんかレギュラー化、できたらいいですね」みたいなこともちょっと言ってもらえたし。自分も手応えとして「この時間、すごい豊かな時間だったな」っていう。ただ、本当に音楽をかけて話すだけなんですけど。まあ、映像も見ますけど。映像も出てきますけど。そういう、しかもそれを自分のスマートフォンから流したりとかするような気軽さで番組ができたら最高なんじゃないかなと思って。

とうとう番組化された『サブスク堂』

(星野源)そしたら、それが本当に番組になりまして。特別番組になって、2週放送されたわけですけれども。すごいよかったですね。あれね、結構長く撮っているよね。30分、30分で2週放送だったんですけど。2時間ぐらい撮っていて。だからあれ、使ってないのもめちゃめちゃあるんですけど。ただ、使えないやつです(笑)。なんて言えばいいんだろう? 本当にちょっとスタッフさんがいるのを忘れて。2人で楽屋トークみたいになっちゃったりとかしてて(笑)。表では言えない話とか、なんか昔の思い出のプライベートすぎて、「これはちょっと表に出すのにはしょうもなさすぎる」とか。あとはもう、結構だべってるみたいな感じのもあって。それ、めっちゃ楽しいんですけど(笑)。でも、品質としては別にいいものではないっていう。ただ俺たちが楽しいだけっていう。

だから、そういうのもあったんで。ただ、その中ですごいいい感じで。編集もすごい面白かったし。すごい素敵で。なんかその「SNSとかで話題になればレギュラー化もあるかもしれません」っていうのは僕が率先して言っているんじゃなくて、スタッフさん側でもう台本に書いてあったっていうか(笑)。「なるかもしれませんので」って書いてあって。「ああ、じゃあ言おう」と思って。そうそう。そうなんですよ。

で、なんか「嬉しいな。楽しかったな」なんて思ってたらさっき、作家の寺ちゃんが教えてくれて。今日、さっき10時ぐらいに放送されたNHKの『ぷらぷらす』っていう番組があるらしくて。なんか、それも特番なのかな? 10分ぐらいの番組で、アンガールズの田中さんが司会なのかMCなのか、レギュラー的な感じで。で、ゲストの人がNHKプラスっていう見逃し用のアプリだったり、ホームページがあって。そこだと1週間、見逃し配信で見れますよ、みたいな。で、『おげんさんのサブスク堂』も、見逃し配信でもちろん見れるんですけど。

逆に、いろんな国の音楽を使ってるからNHKアーカイブスには入れられないんだけど、NHKプラスは1週間見れるんです。だからまだ見れるんですよ。で、その『おげんさんのサブスク堂』をですね、あの佐久間さんが。オールナイトニッポン0でおなじみ、エンタメの唐揚げがあったら全部食べるでおなじみの佐久間さんがですね、お話してくれまして。それを俺、知らなくって。それを見せてくれたんですよ。打ち合わせ中にね。で、見たら、佐久間さんが「あれ、面白かったですね」って言ってくださってるのかなと思って。それはめっちゃ嬉しいなと思って。

それで見たら「あれ、面白かったですね」じゃなくて、その『おげんさんのサブスク道』をプレゼンしてたんですよ。で、すごい語ってくれてて、ものすごいびっくりしたんすけど。それをちょっと文字起こししてもらったんで、読みますね。「番組の見どころはスター2人が10代に戻ったかのようで。とにかく楽しそうに夢中になって、昔から好きなものとか今、好きなものを語り尽くす」っていう。そこらへん、今ちょっと要約して文字に起こしてもらってますけども。

「星野源という人は自分を救ってくれたカルチャーや自分の好きだったものを人に伝えたいっていう気持ちが人一倍強い。エンタメとかが手に入りにくくなった今、じゃあ自分がきっかけになろう。その人に伝えるきっかけになろうという番組。星野さんは正しいスターの影響力の行使をしている。この番組は、自分たちの宝物が誰かの宝物になるようにきっかけを与える番組です」って言ってて「すげえ!」と思って。しかもこれをNHKプラスで見れるようになったのが、昨日からとかかな? 一昨日かな? だから、めっちゃ時間がないわけですよ。1週間しか見れないわけだから。それを「NHKプラスで見てくださいね」っていう番組だから。

それで「いつ撮ったんだろう?」って思って話を聞いたら今日らしくて(笑)。「今日かい!」っていう。で、この「自分たちの宝物が」っていう言い方って、佐久間さんの言い方じゃない? 言葉の使い方で。だからNHKの人が台本を書いたわけじゃない。っていうことは、自分でレジュメを作っている。だから、それを見ながら自分でプレゼンをしていて、その口ぶりが完全に番組関係者なんですよ。佐久間さんは、もう完全に番組を作ってる人のしゃべり方なんだけど、全く関係ないんですよ(笑)。で、そのことを僕にも連絡してくれないし。

だからすごいびっくりして。本当にありがたいな。こんな言葉で表現してくれるんだと思って。で、自分はもう、ただただ音楽をかけて好きな音楽の話をする時間がもっとほしいと思ってやっただけではあるんですけど。でも、結果的にこういう言葉をね、いただけるとなんか、番組にも箔がつくじゃないですか。だから本当にありがたいなと思って。いや、ありがとうございました。本当に佐久間さん。そんなわけで『おげんさんのサブスク堂』はNHKプラスで見逃し配信、まだ見れますので。今度の土曜まで見れますので、ぜひ見てください。豊豊さんんって本当に素敵だね。本当に素敵な人だなと思いました。改めて思いましたということで。

NHKプラス見逃し配信

(星野源)今度の木曜日、もうすぐですね。『おげんさんといっしょ』生放送ということで。ぜひ、お楽しみにしてください。今、ゲストの方もね、ちょこちょこと発表されておりますがぜひ『おげんさんといっしょ』で検索していただいて。「今年はこんな感じだよ」っていう紹介もされてますので。

今年はね、ちょっと僕は生放送をやりきれるのだろうか(笑)。まあ一部、もう撮った部分もあるんですけど。それもとんでもなく面白いので。ぜひ楽しみにしていただいて。そしてもちろん生でもやりますので。いや、頑張ります。ということで、ぜひお楽しみに。夜11時からだっけ? 10時か。10時からやるとか、本当クレイジーだよね。NHK。これ、だから深夜番組でもおかしくないんですけど。10時から1時間半ぐらいやるよね? 90分。明後日木曜、夜10時から『おげんさんといっしょ』生放送でございます。ぜひ皆さん、見てください。

<書き起こしおわり>

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