オードリー若林さんが2022年7月9日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『しくじり先生』ハマカーン神田を考える回について話していました。
(若林正恭)見てないかな? ちょっと春日にも見てほしいんだけど……『しくじり先生』で「ハマカーン神田を考える」っていう企画をやったのよ。
(春日俊彰)ああ、らしいね。浜谷と久しぶりにロケーションで一緒でね。「この間、行ってきたよ」なんて。
(若林正恭)ああ、そう? ハマちゃん、1人?
(春日俊彰)そうそう。なんかみんなで、筋肉芸人が体張るみたいなので浜谷と一緒で。帰り、一緒に帰ってきたのよ。で、いろいろな話をして。「この間、行ってきてさ」「ああ、そう?」なんつって。「いや、若ちゃんにお世話になっちゃってさ」なんつって(笑)。あの感じで。
(若林正恭)いや、それなんだけどさ。ちょっと相談なんだけど……俺もさ、どっちかっていうと神ちゃんの言ってることがわかるっていうか。まあ「かつては」になっちゃうな。なんか、「神ちゃんの感覚でバラエティに出たな」とか思いながらの収録だったのよ。で、神ちゃんって面白いじゃん?
(春日俊彰)面白いね。うん。
(若林正恭)人としてね。
(春日俊彰)まあ、変わっているというか。
(若林正恭)で、『しくじり先生』の中でハマちゃんが……アルピーの平子さんがね、すごいうまいこと言ってたんだけど。「神田さんは世界に1人しかいないけど、浜谷さんみたいな芸人はいっぱいいる」って言われていて(笑)。
(春日俊彰)すごいこと言うね、平子さんも(笑)。
(若林正恭)それから俺が「量産型」って呼んで(笑)。で、ハマちゃんはそういうの、平気じゃん?
(春日俊彰)まあ、そうだね。「おい!」とか言いながらでしょう?
(若林正恭)「量産型でもやるよ!」みたいなことを言う人じゃない? それでなんか、最初『しくじり先生』のスタッフに「面白いと思ってるけど、あんまり共演の機会がなくて寂しい人います?」ってずいぶん前に聞かれていたのね。それで、ギース、ラブレターズ、あとルシファー吉岡。みんな、それぞれ活躍してるけど。あんまり『しくじり先生』とかで一緒にならない。
(春日俊彰)はいはい。一緒にやりたいけど。
(若林正恭)一緒にやりたいけどって思っているけど。「あとはハマカーンっすね」って言って。「ハマカーンさんって、どういう風にそう思うんですか?」って言われて。「やっぱり神ちゃんが面白いんですよ」って言って。それで例の占い師の魚ちゃんブチギレ事件。あれがもう代名詞だから。
(春日俊彰)もう神ちゃんを象徴するような。ザ・神田っていうね、出来事だよね(笑)。
(若林正恭)そう。『しくじり先生』、ABEMAで見てくれた人ならわかると思いますけど一応、説明すると……これ、何度も説明してるから、知らない人、いないか? もう。
(春日俊彰)まあまあ、一応でもね。みんながみんな、知ってるわけじゃないから。
占い師の魚ちゃんにブチギレ事件
(若林正恭)10年前に『THE MANZAI』で優勝して。その後に魚ちゃんに占ってもらうってイベントの時に「あんた、まぐれで優勝した。この先、絶対売れない」って言われたら、なんか神ちゃんが舞台上でキレちゃったって話なんだけど。
(春日俊彰)やっぱりそれはね、漫才師としてのプライドもね。
(若林正恭)「人の悪口言ってメシ食ってんじゃねえ!」ってキレちゃったっていう話なんだけども。
(春日俊彰)まあ、そういう芸風っちゃ芸風だからね。それは。向こうのね(笑)。でも特に漫才に対しては思いがあるから……っていうのもわからんでもないけども。
(若林正恭)それがさ、10年前って魚ちゃん、すごかったじゃん?
(春日俊彰)まあまあ、そういう人っていうね。
(若林正恭)それで俺も神ちゃんの気持ちもわからんでもないのよ。現場では言ってないけど。なんだろう? 魚ちゃんが言うことによって、俺たちは「そんなひどいこと、言われます?」っていうのが公式として成り立ってるから、あのムーブができる。で、その割にはなんつーんだろうな? なんか、もう本当にそういう人だなってずっと思う人っていうか。まあいいや。まあ、とにかく俺も好きではないのよ。別に。嫌いでもないけど。
(春日俊彰)だからこっちがそういう動き方しかできないというか。制限されてるからね。
(若林正恭)そうそう。その上で成り立ってるものだったりするじゃない? で、まあまあ、だからやらしい話、「ビリの方で来てほしいな」って思っちゃうっていうのって、それはバラエティの常識であって。普通の常識で考えると、「占いはいい方がいい」っていう。その世の中の常識ともうわけがわかんなくなっちゃっていて。バラエティも本当はわけがわかんなくなっちゃってるっていう。
(春日俊彰)だから、体がおかしくなっちゃっているからね。「あれ? こっち……どっちがその正解なんだっけ?」みたいな(笑)。「美味しい」みたいに思っちゃうからね(笑)。
(若林正恭)で、たまに日向坂とかの番組で「運勢が悪い」っつっていじってたら泣き出しちゃう子とかを……3年ぐらい前だけどね。今はないけど。全員、すごく鍛えられてるから。でも始まったばっかの時はそういうことがあって、「ああ、そう言えば常識ってこっちだよな」とか思いながら。俺たちもネジがおかしくなっちゃってる部分があるのよ。
(春日俊彰)そうね。それは占いの結果がいいにこしたことはないよなっていう。普通に考えたらね(笑)。
(若林正恭)っていうのを、「ちなみに誰か、いますか?」ぐらいの感じでスタッフと話していたから。企画が進むとはあんまり思ってなかったの。そしたらなんか、次にいきなり「ハマカーン神田を考える」っていう企画書が……もう台本になってるぐらいで。「えっ、ちょっと待って? これ、神ちゃんに確認した方がいいと思いますよ?」っつって。わかるでしょう? この感じ。
(春日俊彰)わかる、わかる。
(若林正恭)って言ったのよ。それで俺、慌ててハマちゃんに電話したの。浜谷に「ハマちゃん、俺がちらっと言ったらさ、かなり台本に進んじゃってたみたいだけどさ。神ちゃん、大丈夫かな?」っつったら「いやー、なんか逆にありがたいよ。ありがとうね」みたいに言っていて。「大丈夫だと思うよ。やっぱり月日も経ってるし」みたいなのがあって。それでさ、当日を迎えたのよ。「ああ、よかった」と思って。そして、ハマちゃんとハマカーンのマネージャーが俺の楽屋に「コンコン」って入ってきて。「ああ、おっつ!」みたいな。そしたら俺が「神ちゃんの感じ、大丈夫?」って……「まあまあ、大丈夫よー。本番、お願いね」みたいな感じだと思って。それで「神ちゃんの様子、大丈夫?」って聞いたら、「いや、もう最悪よ……」って。
(春日俊彰)ええっ? 怖っ! 怖いな……うわー、怖いな。今から収録だっちゅーのに。ええっ?
(若林正恭)俺、そんなの聞いたことないよ。おじさんの挨拶じゃん? 「大丈夫?」「大丈夫よー! よろしくね!」っていう。
(春日俊彰)答えがわかった挨拶だもんね。
(若林正恭)そしたら、ハマちゃんにはだいぶ前からマネージャーとかから話が行ってたんだけど。神ちゃんにはその1週間前に話が行ったんだって。で、1週間ずーっと機嫌が悪かったんだって。神ちゃんが(笑)。
(春日俊彰)フフフ(笑)。ああ、最悪だね(笑)。
(若林正恭)「いやー、マジか……」と思って。でも、となったらもうこれ、神ちゃんにどう思われるかわかんないけど、俺が責任を背負うしかないじゃん。「もう責任を背負おう」と思ったの。言い出しっぺは言い出しっぺだからね。それで「とにかく企画を成立させるために頑張ろう」っていう話にハマちゃんとなったのよ(笑)。いや、だから、うーん。だけど、前後編に分かれたの。1本撮りがあまりにも盛り上がったから、前後編に分けて。前編が今、オンエアーされてるから。ちょっとそれ、春日にも見てほしいんだけども。
(春日俊彰)でも、それはよっぽどのことだよね。1本分が2本に分かれるなんて、そんなの名誉な、嬉しいことじゃないですか。
(若林正恭)それで終わった後もスタッフに「本当にいいものが撮れました。これはかなりエネルギーの高いものが撮れて」って。で、俺もスタッフさんに「大丈夫?」とか、こういう感じで……。「浜谷さんは全然行く気で、神田さんにちょっと今、打ち合わせするか迷っていて……」「いや、神ちゃんに一応、先に話を通した方がいいわ」とか。なんかそんなのをバーって話して。それで「いいもの、撮れました」みたいな感じになって。「こっちも何度も連絡をしてごめんね」「いや、でもいいものが撮れました。ありがとうございます」「お疲れした!」みたいな感じで終わって。で、ハマちゃんにもメールでね、「神ちゃん、大丈夫だった?」っつったら、「まあ、大丈夫よ。ありがとうね」みたいな感じだったのよ。
(春日俊彰)うん。
(若林正恭)それで……これ、本当マジで。マジでリスナーに言いたいんだけど……絶対、やめてね。これ、振りじゃなくて。SNSで神ちゃんのところに行くの。マジで。マジでやめてね。マジで言ってるから。で、神ちゃんのTwitterを見たら『しくじり先生』の件について、冗談半分なのかな? 「知り合いには見てほしくないし、感想いらないです」って書いてあったの。告知に。で、「これ、どっちなのかな?」と思って。
(春日俊彰)文面だけじゃわからないもんね。
(若林正恭)それで俺はさ、なんか余計なお世話かなとも思ってるのよ。同じ事務所だからといって。もう本当に……神ちゃん、「バラエティ、そんなに好きじゃないんだ」って言ってました(笑)。
(春日俊彰)面白いなー(笑)。
(若林正恭)でも、これがまた変な話で。DJ松永が「バラエティはおかしい」って言ったのをきっかけに仕事が増えたように、変な現象なんだよ。「バラエティが嫌」って言うほど、バラエティのスタッフは「どうぞ、うちでカマしてください!」っていう(笑)。反転するということがあるから。ちょっと俺もなんか、余計なお世話なのかな?って思って。悩んでるんだよね。
(春日俊彰)ああ、それを望んでいるのかどうかっていう。
(若林正恭)ハマカーンがね。
DJ松永と同じ現象が起きる?
(春日俊彰)まあ、本人もそうだろうし。浜谷的には望んでいるんだろうけど、本人がでも……でも、収録が盛り上がるっていうことはもう、そういうことだからね。ひとつの評価というかさ。
(若林正恭)でも、「本当は出たくない人を引っ張り出しちゃった」っていう罪悪感はすごいあるんだよね。で、たぶん神ちゃんも表面上では言わないと思うけど、本当のところは「もう別にいいって……」って思ってる感じが……。
(春日俊彰)まあ、難しいところだよね。
(若林正恭)それでこれ、電話して聞けないっていうね。本当に怒っていたら……。
(春日俊彰)それこそ、「もういいって……」って(笑)。
(若林正恭)浜谷には聞けるから。ちょっと浜谷に電話を……浜谷って1時13分に電話しても大丈夫な感じかな?
(春日俊彰)ああ、どうなんだろうね? それはいつオンエアーっていうか、いつ見れるようになったわけ?
(若林正恭)金曜日。
(春日俊彰)じゃあ反響というか、オンエアーした後に見れるようになってからのあれはあるんじゃないですか? 動きは。それでもしかしたらね、神田くんも「ああ、そんなに反応が……それならちょっとね、もうひと頑張りしてみるか」みたいな感じになってるかもわかんないじゃん?
(若林正恭)そうなってたら嬉しい。で、噂では「『しくじり先生』の流れ、『しくじり先生』のノリで何度か試してみている神ちゃんがいる」っていう。それを聞いては嬉しくはなったんだよね。
(春日俊彰)ああ、その収録の後に?
(若林正恭)ちょっとはよかったのかなっていう。でも、神ちゃんにはちょっと電話できないから。ハマちゃんに聞いてみようか。
(春日俊彰)そうだね。何か変化があったらね。まあ収録後だよね。収録後、そしてこの見れるようになった後。両方。それで変わるパターンもあるじゃないですか。そんな感じでやって、ウケるんだ、みたいなさ。意識が変わる。
(若林正恭)(電話をコールして)ああ、かかりましたね。起きてるかな? 1時……寝てるか?
(春日俊彰)どうだろうね。ジジイだからな。
(若林正恭)俺たちね。さすがにあと、電話番号の登録はしてないだろうから。出ないか。寝てるか? あ、ちょっと寝てるかもね。うん? つながったかな? ああ、切れたか。うーん。ちょっと聞けないですね。
(春日俊彰)うん。気になるところだけども。どうなんだろうな? なるへそ。
(若林正恭)あのTwitterの感じ、どっちなんだろう? サトミっちゃん、ちょっといい? サトミっちゃん、毎月ライブやっているから。サトミっちゃん、その話、した?
(佐藤満春)ええと、したね。うっすらと。
(若林正恭)うっすら? どんな感じだった?
(佐藤満春)ええと、収録が盛り上がったのも本人は体感としてあるけど、自覚なき盛り上がりみたいな。
(若林正恭)ああ、自分の手柄じゃなくて?
(佐藤満春)「みんながよくしてくれたから」みたいな感じなんじゃない?
(若林正恭)でもまあ、本当に怒っていたら神ちゃんには言わんわな。俺に流れるのはわかるからな。
(佐藤満春)でも怒っているみたいな感じはそんなには感じない……でも、ゼロじゃないとは思うけど。うっすらそれは……。
(若林正恭)いや、春日さん、本当にね、近年、何度かしかないぐらい盛り上がったのよ(笑)。
(春日俊彰)いや、それはもう、そういうことだからね。「面白い」っていう。
(若林正恭)「そういうことだからね」って思うじゃん? 春日さんもサトミツさんも、ヅカもね。でも、そこが違うのよ。その基準の目盛りが。
(春日俊彰)違うの? だって、それがもう正解じゃん? だから手応えがなかったとしても、そういう感じ……自信じゃないけどね。盛り上がったらもう、それが評価なわけですから。「ああ、よかったな。またうまいこと、いじってくれないかな」みたいな風に思わないのかな? どうかね? それは本人しかわかんないか。
(若林正恭)ちょっとでも、ハマちゃんから聞いた話だと、やっぱりあの収録の後は少しちょっと、神田くんにも変化があったみたいで。なんだろう? まあ、その時の収録で起こったような事象というかさ。笑いの取り方みたいのをちょっと、半歩やろうとして下がるみたいな。それはでも、放送前のことだったからそうだったと思うけど。なんか、ハマちゃん的には「ちょっと神田に変化があったな」みたいな。
(若林正恭)ああー。それ、でも俺は思うんだけど。3組でライブやってたりしたんだよね。どきどきキャンプとハマカーンとオードリーで。で、俺は思うんだけども。俺とか春日とかはそう思うじゃん? で、俺ね、「たぶんもうこれ、仕事が増えちゃうよ」っていうぐらい面白かったの。なぜなら、いないから。全部のコメントが。そう思ったのね。「神ちゃん、この感じで行ったら仕事、増えちゃうよ」ってでもなんか、おそらく……わかんないけど。神田家がどういう感じなのか。たぶん、そんなに忙しくしなくても生活ができるんだよね。たぶん。
(佐藤満春)生活は、そうだね。できるんだろうな。
(若林正恭)神田家だから。だから、やっぱり余計なお世話だよな。俺たちがここでこうしていることは。
(佐藤満春)でもね、これは浜谷からすると、本当に超ありがたい話で。で、本人もあると思うよ。神田伸一郎自身もね。だけど、なんていうか、急にその……。
(若林正恭)あっ、ハマちゃんにもう1回、かけたらつながるって。これ、ハマちゃんから聞くのが一番いいもんね。
(春日俊彰)だから今のところは、マイナスではないって感じなんだね。とりあえずね。本人的にも。
(佐藤満春)心が追いついてないんじゃない? だから。
相方・浜谷に直電話
(電話がつながる)
(若林正恭)あ、もしもし?
(浜谷健司)もしもし?
(若林正恭)オードリー若林です。
(浜谷健司)ああ、若ちゃん。はいはい。
(若林正恭)今ね、オールナイトニッポンの放送中で。これもちょっと流れてるんだけど……ハマカーンの神ちゃんを考えるっていうのを『しくじり先生』でやったじゃん?
(浜谷健司)うんうん。見たよ。
(若林正恭)あれで、盛り上がったよね。すごい。
(浜谷健司)現場は盛り上がったね。
(若林正恭)そうだよね。それで神ちゃんのTwitterをさっき、見てみたら、なんか「知り合いには見てほしくないし、感想いらないです」って書いてあったんだよ(笑)。
(浜谷健司)フフフ(笑)。始まってるね(笑)。
(若林正恭)結構、始まっているでしょう?(笑)。
(浜谷健司)第二章、始まっているね、これね。
(若林正恭)で、「スタッフさんも優秀だし、演者も優秀なんでいいものなんでしょうけど、私は見ません」的なこともちょっと書いてあって。「見れない」って感じだったかな? それで今、春日とサトミツと、「これはやっぱり神ちゃんにとっていいことだったのか?」って話をしてて。
(浜谷健司)いやー……。
(若林正恭)どうなんだろうね?
(浜谷健司)あの現場では、本当にみんなが笑ってくれたことによって水を得た魚のように、他の番組では言わないことをすごい言っていた。で、うーん。そうだね。ストレス発散じゃないけど、溜め込んでたやつを言っていて、スッキリしたみたいな感じで終わっていたけどね。あの日は。
(若林正恭)ああ、本当? じゃあ、そんなになんか、「気分悪いわ」って感じではなかったのかな?
(浜谷健司)終わった後、その「気分悪いわ」っていう感じはなかったけど。
(若林正恭)ああ、なるほど、なるほど。じゃあ、なんだろうな? 俺もめちゃめちゃ面白かったと思うのよ。
(浜谷健司)いや、面白かったよ。俺も自分で見てて、笑っちゃった。
(若林正恭)そうだよね? あと、本来の浜谷・神田で並んだら、ああなるもんね。そうか。それで3人で今、ちょっと……。
(浜谷健司)ただ……いや、これはちょっとね、なんだろうな? ここだけの話っていうか。もうこれ、ちょっと……。
(春日俊彰)何を言ってるの? 聞いてた? ラジオで今、やってるのよ?
(浜谷健司)ここだけの話……でもここだけの話で収まらないことだよね。これ?
(若林正恭)そうなんだよ。流れちゃってるのよね。
(浜谷健司)流れちゃってるんだけど……でも、ここだけの話にしておいてね?
(若林正恭)わかった。それでもここだけの話にしておくわ。
(浜谷健司)なんか、あの収録。『しくじり先生』が収録が終わって。それで1ヶ月後オンエアーぐらいじゃない? で、その1、2週間ぐらいしたら、俺も別にあえて『しくじり先生』、この間の収録、どうだったとか聞かなかったんだけど。ある時、急に神田がね、お姉さんのうのさんと、それからうのさんのマネージャーから「なんかABEMAの番組ですごい『芸人を辞める』とか『バラエティが嫌いだ』とか言って、悪態をついたんだって?」みたいな感じで。なんか情報がうのさんの耳に入って。それを受けて、「なんかすげえお姉ちゃんに心配されて……」みたいな感じで言っていたのよ。やっぱりね、神田うのってのがちょっとネックになってるんじゃないかって……。
(若林正恭)いや、ネックって!
(春日俊彰)言い方!
(若林正恭)ハマちゃん、ちょっと考えてよ! 「放送中」って言ったじゃない?(笑)。
(春日俊彰)おい! なにしてくれてるんだよ!
(浜谷健司)いやー、あれは……あいつが足、引っ張っているね。
(春日俊彰)「あいつ」って!
(若林正恭)マジで勘弁してよ……。
(春日俊彰)電話したこっちも悪いけど。なにしてくれてるんだよ!
(若林正恭)絶対に俺のせいになるんだから!
(浜谷健司)ここだけの話にしておいてよ? ラジオで言わないでよ?
(若林正恭)いや、俺もうちょっと軽めのやつだと思ったわ。かなりためてきたけど……それは大きすぎるって! ハマちゃん、その話……なるほどね。神ちゃんもよくて、ハマちゃんもよくてもちょっと、やっぱり、ねえ。どうしたってそこが。
(浜谷健司)どうしたって、そこで。「心配させたくない」みたいな。
(若林正恭)それは絶対そうだよね。だって姉弟だもんね。そこはちょっと編集だよね。それに期待した方がいいよね。うんうん。
(浜谷健司)いや、違うのよ。たぶん、うのさんだって俺も何回もお仕事して。すごいユーモアのある人だから。
(若林正恭)そうだよね。
(浜谷健司)だからあのオンエアーを見たり、収録現場にいたら絶対に「面白かったじゃん!」ってなってるんだよ。
(若林正恭)ああ、なるほど。噂だから。
(浜谷健司)そうそう。また聞きのまた聞きみたいなので来ているから、そういう風になっちゃっているだけで。
(春日俊彰)「悪態」っていう風になっちゃっているっていう。
(春日俊彰)ああ、なるほど。じゃあ、オンエアーを見てくれたらうのさんも「ああ、こういう企画だったんだ」って感じに收まるのかな?
(浜谷健司)もしくは、収録に一緒に出しちゃえばいいんだよ。
(若林正恭)フハハハハハハハハッ! いや、それは俺とか吉村とか澤部が固まっちゃうから(笑)。機能しなくなっちゃうけど。でも、そういう場があったらめちゃくちゃ嬉しいけどね。ああ、そうか。ハマちゃん、ちょっと、うん。メールで話せばよかったかなって反省してるわ、俺も(笑)。
(浜谷健司)俺もちょっと、ごめんごめん(笑)。この時間だからちょっと冷静な判断ができなかったかもしれない(笑)。
(若林正恭)ありがとう、ありがとう。夜遅く、すいません。
(浜谷健司)ごめんね。はいはい。また。
(若林正恭)またお願いします。
(春日俊彰)ありがとうね(笑)。
(電話が切れる)
(若林正恭)いやー、そうかー。俺たち、やっぱりシアターDの楽屋じゃねえんだぞってことだよ。規模が(笑)。
(春日俊彰)いや、ちょっとわからなかった。その発想はなかったね。
(若林正恭)そりゃあ神ちゃんさんの立場になったら、そこまで考えてやらないと……っていう。でも、ちょっとびっくりするぐらい面白かったのよ。感じられない神ちゃんじゃなきゃっていうのがあったから。それが各番組で……たとえば『トークィーンズ』で跳ねたり(笑)。
(春日俊彰)いや、わからんよ。
後編もすごい
(若林正恭)いや、っていうのをバシバシ感じたの。俺たちは嬉しいじゃん。やっぱり。で、すごかったの。ハマちゃんと神ちゃんの最後が。だから、後編もすごい見てほしいんだけど。そうか。でもなんかたぶん収録中に2、3回、「お前、またやってんな?」っていう目で俺のことを見てるんだよね。神ちゃんが(笑)。でももう、それしかないじゃん? 俺の立場になったら。ハマカーンとどきキャンと共演するってなったら。それも春日さん、わかるでしょう?
(春日俊彰)わかるわかる。うん。そうね。
(若林正恭)神ちゃんと言えば。
(春日俊彰)そうね。だからもう本当、神田くんもね、収録の体感しかないわけだからさ。その反響が届いたら「ああ、そうなんだ」って。だんだんだんだんと……。
(若林正恭)でも本人、「感想いらないです」って……。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)でも、もうみんな神ちゃんに興味が湧いてると思うし。
(佐藤満春)でも、デカいよ。この体感は。
(若林正恭)サトミツも見てみて。
(佐藤満春)ああ、見た、見た。
(若林正恭)見た? 面白かったでしょう?
(佐藤満春)いや、めちゃくちゃ面白かったよ!
(若林正恭)あれが浜谷・神田だよね?
(佐藤満春)そうそうそう! だからこのぐらいおもしろいさをコーティングした上で神田くんをいじれるチャンスってなかったから。もう神田の説明書になる番組だと思うのよね。
(若林正恭)そうなんだよね。
(佐藤満春)本人はたぶんわけわかんないと思うけど。わけわかんないまま、いろいろなところに連れまわすしかないと思うんだよね。
(春日俊彰)慣れさせるしかないよね。
(佐藤満春)そうそう。
(春日俊彰)「ああ、こういう風にやったら笑いが生まれるんだ」って。
(佐藤満春)あれはもう、正解よ。神田くんの良さが出てた。
(若林正恭)だから俺もムキになって心理学者と言い合っちゃったりしたこととか、あるから。昔に。ごめん、ごめん。すいませんでした。
(佐藤満春)いやいや、ありがとうございました。
(若林正恭)そういえば昔さ、何かの番組で誰が出てたか、忘れたけど。坂上さんとかがまだMCっていうイメージとかのちょい前ぐらいの時。なんか小島慶子さんとか、hitomiさんとか、あとは誰がいたっけな? なんかそういう先輩たちに怒られるみたいな特番があって。その時も俺、なんかマジで言い返して変な空気になったりして、ほぼカットされてたもんなー(笑)。
(春日俊彰)はいはい。そういうの、あるよね(笑)。
(若林正恭)「サービス精神がないんだよ!」みたいに怒鳴られて。「どっちがだよ!」みたいになっちゃって。全然落ちないし、みたいな時ね。今、思えば「それは言わないでくださいよー」なんだけども。でも、その常識もみんな、飽きていたりね。難しいところですけどね。
(春日俊彰)そうね。
(若林正恭)でも本気っていうのはやっぱり盛り上がるし、熱量がすごいんだなっていうのは神ちゃんと絡んでいて思って。松永が『あちこちオードリー』に一発目に出た時のような風が吹いてたんだよ。それでこの間、『午前0時の森』っていう水卜ちゃんとの番組で山ちゃんが来てさ。久々に山ちゃんとの共演だったんだけどさ。あれは、すごいな。山ちゃんはもう……どういう話題で来るかなと思ったら、やっぱり「日テレに若林より山里の方が貢献してる年数が長いのにレギュラーが少ない」っていう(笑)。
(春日俊彰)フフフ(笑)。ああ、なるへそ(笑)。
『しくじり先生』ハマカーン神田を考える・前編
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— 北野貴章 takaaki.kitano (@takaaki_ee) July 9, 2022
<書き起こしおわり>