DJ松永 那須川天心VS武尊戦を見て喪失感に襲われた話

DJ松永 那須川天心VS武尊戦を見て喪失感に襲われた話 Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

DJ松永さんが2022年6月20日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中で現地観戦した那須川天心VS武尊戦についてトーク。観戦後に襲われた喪失感について話していました。

(R-指定)あれは、ええのか? 昨日、見たんちゃうの?

(DJ松永)なにを?

(R-指定)昨日、見たやつの話はせんでいいの?

(DJ松永)何の話だよ!?

(R-指定)いや、「何の話」ってその……ファイト系?

(DJ松永)なんだよ? ファイト系って? わかんねえよ。

(R-指定)天心VS武尊。天心VS武尊の話はしなくていいの?

(DJ松永)気安く話しかけんなよ……。

(R-指定)いや、気安くじゃなくて、話さんでええんか?って。松永さん。

(DJ松永)話かけんなよ……。

(R-指定)いや、「話しかけんなよ」じゃなくて……。

(DJ松永)俺に話しかけんなよ……。

(R-指定)フフフ(笑)。いや、見に行ったんちゃうの?

(DJ松永)行ったよ……。

(R-指定)うん?

(DJ松永)その上で、話しかけんなよ……。

(R-指定)なんで話しかけたらあかんの?

(DJ松永)なので、話しかけなんなよ。

(R-指定)「なので」? 「見に行ったので話しかけるな」っていうこと?

(DJ松永)整理、ついてないよ。あんなの。整理つくかよ、お前……。

(R-指定)ああー、ごめん、ごめん。ごめんな。それはごめん。いや、なんか行ってたし……。

(DJ松永)俺が見終わった後に、何に襲われたのか、知ってんのか?

(R-指定)「襲われた」?

(DJ松永)喪失感に襲われたんだよ……。とんでもない喪失感に。

(R-指定)その天心VS武尊が終わってしまったという喪失感に襲われた?

(DJ松永)お前、佐藤大輔のあの煽りV、見たか?

(R-指定)ごめん。俺、見てないんやけど。

(DJ松永)「終わりが始まる」。

(R-指定)「終わりが始まる」? それは煽りVが?

(DJ松永)「終わりが始まる」って出てたろ、お前?

(R-指定)いや、だから俺は……。

「終わりが始まる」

(DJ松永)俺も「終わりが始まるな」と思って東京ドームに向かっていたから。俺、その気持ちの持っていきようがやっぱりかなり難しかったの。

(R-指定)ああ、なるほど。じゃあ、そのワクワクみたいな気持ち?

(DJ松永)複雑。「始まってほしくないけど、始まってしまう」っていう。このことはまだ整理できてない。

(R-指定)そんなになんやな。

(DJ松永)うーん。だから俺、今話せることってのは、6月12日に行われたUFC275のグローバー・テイシェイラVSイリー・プロハースカのUFCライトヘビー級……。

(R-指定)それ、別の人の別の試合の話やん?

(DJ松永)タイトルマッチの話しか俺、できない。

(R-指定)ああ、それはいいわ。

(DJ松永)いや、ちょっと待って。テイシェイラとイリーの試合、クソ面白かっただろ?

(R-指定)いやいや、俺は知らんって(笑)。テイシェイラよりも天心VS武尊の……。

(DJ松永)あのブラジリアン柔術黒帯の寝技主体のベテランの選手と、立ち技主体の若手のイリーがやって。5ラウンド最後!

(R-指定)ああ、ストップ!

(DJ松永)立ち技主体のイリーの寝技! 一本勝ち!

(R-指定)ダメ! ダメ! 天心VS武尊の話はしてもいい。それ以外の話はダメ。あの、会話になってない。

(DJ松永)いや、ちょっと待って?

(R-指定)見て? こっちのブースのみんなを。さすがに格闘技を知らん俺も福田さんも金子さんも、そのブースのみんなも、格闘技はあんまり詳しくないけど天心と武尊は試合があって、ドームでやってたっていうのぐらいは知ってて。松永さんが見に行ったってことは知ってるから、「それ、どうやった?」みたいな話は聞きたいけど……。

(DJ松永)あの、見てない……見てない!

(R-指定)はあ? 嘘ついてるやん。

(DJ松永)見てない!

(R-指定)意味わからん。

(DJ松永)見たくなかった。見た……見て、ないです。

(R-指定)行ってるやん、お前。行って、見たやん?

(DJ松永)行ってないよ。あと、やっぱりグローバー・テイシェイラなんだけど。

(R-指定)待て!(笑)。ちょっと待て、戻るなよ? 1週間、戻るなよ?

(DJ松永)42歳! 42歳でUFCの世界チャンピオンよ?

(R-指定)こいつ、なんなん?

(DJ松永)42歳だよ? あとグローバー・テイシェイラ、ブラジルからアメリカまで徒歩で行っているから。徒歩で行ってるんだよ?

(R-指定)ブラジルからアメリカまで? フハハハハハハハハッ! なんで徒歩で? どういうことやねん!(笑)。お前、なんやねん、その話?(笑)。

(DJ松永)だから、だから……。

(R-指定)お前、それを先に言ってや! お前、先に言えや、それを(笑)。

(DJ松永)だからお前、UFCを見ろよ! UFCで戦ってるような人っていうのはみんな、壮絶なバックボーンがあんの。

(R-指定)すごいやん。ブラジルからアメリカまで歩くって……。

(DJ松永)グローバー・テイシェイラのいたブラジルはもう貧困街で。電気もインターネットも通ってないの。で、幼少期にアメリカに憧れたんだって。でも、アメリカがどんなものかわかんない。電気も通ってないから、映像でも見たことがない。わかんない。だけど、「アメリカがなんかすごい気がする。アメリカに行こう」って。それで歩きで行ったんだって。

(R-指定)ヤバッ!

(DJ松永)そこで格闘技と出会って。で、UFCデビューまでこぎつけるんだけど……不法滞在だから、UFCに出られなかったの。

(R-指定)おいおい……。

(DJ松永)で、そこから4年間空いてやっと正式なビザが取れて、正式にUFCデビューを果たすの。だから、そこまでもすごい時間が、ブランクがあんのよ。で、そこからもう、いろいろ、もう何年も時を経て42歳で世界チャンピオンよ。すごいの。で、初戴冠で世界チャンピオンはグローバー・テイシェイラが最年長。でも最年長チャンピオンってなると別の人が45歳で取っているんだけども。初戴冠はグローバー・テイシェイラが初ね。それに対するイリー・プロハースカ。これ、日本にいた選手ですよ。

(R-指定)へー!

(DJ松永)RIZINで12試合してますからね? チェコの人で、日本大好きで。試合前に宮本武蔵の五輪書を置いてお祈りしてから試合に出るのよ。で、日本人より日本人みたいな人。っていうか、本当に日本をすごく愛して。日本の文化を愛してる人が、グローバー・テイシェイラに勝って世界一になったんですよ!

(R-指定)おおーっ!

(DJ松永)これ、もうブチ上がるしかないだろ? しかもあの5ラウンド、ずっとどっちかが攻めてるシーンしかないっていうあの試合。

(R-指定)へー! そんな試合やったんや。

グローバー・テイシェイラ VS イリー・プロハースカ

(DJ松永)お互いが見合うシーンがほぼ、ない。お互いがもうフィニッシュを決めに行っている状態しか続いてないあの試合! なんかもう俺、見てて疲れたもん。こんなに……。

(R-指定)俺らも全員、そのお前の話、聞いて疲れた。

(DJ松永)俺、今いい試合してただろ?

(R-指定)うん。すっごいいい試合した。俺らもどっと疲れた。聞いてるやつもどっと疲れた。

(DJ松永)ええっ? えっ、イリーとテイシェイラばりの試合、できている?

(R-指定)その、いい疲れじゃない。しんどかった(笑)。「終わらへん、こいつ……天心と武尊が聞きたいのに……」って。

(DJ松永)そりゃ、無理!

(R-指定)フフフ、なんでやねん!(笑)。

<書き起こしおわり>

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