R-指定『ほんとにあった!呪いのビデオ』中学の友人ミッチー失踪事件を語る

R-指定『ほんとにあった!呪いのビデオ』中学の友人ミッチー失踪事件を語る アフター6ジャンクション

R-指定さんが2023年8月3日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。中学時代に初めて『ほんとにあった!呪いのビデオ』を見た際の思い出や、警告映像を見てしまった友人・ミッチーの失踪事件について話していました。

(宇内梨沙)ほん呪の最新事情については先々週のカルチャートークで小出さんにマンツーマンでレクチャーしていただきましたが。念のため『ほんとにあった!呪いのビデオ』とはどんなシリーズなのか? 改めて解説をお願いします。

(小出祐介)はい。ちょっと重複しちゃうんで、手短にいきたいと思います。99年から続くオリジナルホラービデオシリーズでございまして。基本的に視聴者から、一般の人からの投稿映像。で、そこの中に偶然、不可解なものが映り込んでしまっていて。それを制作スタッフが調査・検証して……っていうのを心霊ドキュメンタリーとしてお送りするというシリーズとなっておりまして。これからね、既にここまでも連発されますけれども。「おわかりいただけただろうか」「とでも言うのだろうか」というね、シリーズを象徴するフレーズがありまして。ナレーションは『残穢-住んではいけない部屋-』を監督しています中村義洋監督がほぼ初期から務めております。で、ナンバリング101までがソフトでリリースされてるんですけれども、先週の金曜日から『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100』が公開されたというようなタイミングでございます。

(宇多丸)ということで、ねえ。「とでも言うのだろうか」「おわかりいただけただろうか」はもう、送り手側もそこが決めフレーズだってのはもちろんわかってる上なんで。まあTシャツもね、今Rさんが着ているのは「とでも言うのだろうか」Tシャツで。

(R-指定)そうですね。こちらがまた、今回の劇場版で効果的にね、使われていたりとかしまして。

(宇多丸)はい。私も100、見ましたので。ちょっと後ほど、その話もしたいと思います。あと我々ね、実は公式の方からですね、特製Tシャツを……(笑)。「アトロクなくしてとでも言うのだろうか」って。

(小出祐介)これ、どういう意味なんだろう?っていう(笑)。よくわかんないですよ(笑)。

(宇多丸)よくわかんないけど、でも番組も聞いてるし、特集も楽しみにしてますよっていう公式からのラブの返しというものはこれ、感じましたけどね。「なにかな?」っていうのは……(笑)。

(小出祐介)「なぜTシャツなのか?」っていう(笑)。

(宇多丸)困ったファンみたなことを(笑)。

(R-指定)でも「困ったファン」っていうのは俺もでして。こういう公式のグッズがなかった時代、俺は好きすぎて。hokutoっていう東京のビートメーカーとそのほん呪をずっと見ていたんですけども。あまりにもグッズがなにかほしすぎて、そのhokutoが俺の誕生日に無地のパーカーを買ってきて。刺繍で「呪いのビデオ」って入れてくれて、俺にプレゼントしてくれたぐらいで。

(宇多丸)なるほど。手作りで(笑)。

(R-指定)自分で作ったりとかしていて。

(宇多丸)ああ、そうなんだ。でもね、今や公式グッズもこういうのがあるぐらいで。それでこいちゃんがほん呪ファンでってのはもう広く知られたところですけど。Rさんね、今おっしゃったように……いつ頃からRは好きだったの?

(R-指定)中学校1年生の時に、バスケ部やったんですけど。毎週金曜日にひとつ上の先輩の家に泊まりに行って。で、土曜日にみんなで朝から練習に行くというルーティンやったんですけども。その泊まった時に先輩が見せてくるんですよ。

(宇多丸)おもてなし(笑)。

(R-指定)そう。おもてなしで。ほんで部屋を真っ暗にして。「お前ら、これ、ちょっと見ろ」とかいって再生するわけですよ。

(宇内梨沙)イベントっぽく。

先輩の家でみんなで見るほん呪

(R-指定)そう。それでみんなで「うわっ、怖い!」「ちょっとやめてくださいよ!」とか言っていて。でも、その警告映像ってあるじゃないですか。「見たら……」っていうのが。

(宇多丸)「これから流れる映像を見ると、なにかが起きるかもしれませんよ」みたいな。

(R-指定)「失踪します」とか「怪我した人がいます」みたいな。そういう映像をみんなで見るんですけど、やっぱり中学生なんで。先輩も俺も、もうみんな、「3、2、1……」ってなったら目を伏せるんですよ(笑)。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(小出祐介)かわいいなー(笑)。

(R-指定)でも1人だけ、ミッチーって呼ばれてたやつが意地っ張りのやつで。ずっと見てたんです。で、見終わってみんなで「終わった? 終わった?」って言ってたら「終わったよ。全然怖くなかったよ」ってミッチー、言ってたんですよ。で、その次の日、練習に行ったらミッチーがいない。で、いなくて。「ええっ、どうしたん?」みたいになって。俺らはその前の日に警告映像を見たのを知ってるから。「ミッチー、失踪してるやん……」ってなって。で、顧問の先生が来て。「おう、どうした? ミッチー、どうした?」「いや、ちょっと……」みたいに俺らもなって。

(小出祐介)フハハハハハハハハッ! タブーに触れちゃっているから(笑)。

(R-指定)で、その先生が「こいつら、なんかしたぞ?」って思って。「お前ら、ミッチーになにしたんや!」ってめちゃめちゃ切れられて。で、俺らも半泣きになりながら「の、呪いのビデオの警告映像を……俺らは止めたんですけど……」って。

(一同)フハハハハハハハハッ!

(R-指定)ほんで、よくよく聞いたらミッチー、家族旅行に行くのを、言ったら怒られると思ってダマで行っていて。ズル休みしていただけだったんですけど(笑)。

(小出祐介)いやー、いい話だなー!

(宇多丸)でも、最高の観客だよね。

ダマで家族旅行に行っていたミッチー

(小出祐介)うんうん。これが一番楽しい楽しみ方だし。逆に僕は1人でずっと楽しんできた人だから。

(宇多丸)この感じが羨ましい?

(小出祐介)もう羨ましくてしょうがないっていうか(笑)。いいなー!

(宇多丸)そうだよね。先生にちょっと半べそで言うところとか、最高じゃん。本当に(笑)。

(小出祐介)最高だな!

(R-指定)先生も「なにを言うてるか、わからへんねんけど……」って(笑)。

(小出祐介)いや、友達がいて羨ましいよ(笑)。

<書き起こしおわり>

R-指定『ほんとにあった! 呪いのビデオ』を語る
R-指定さんが2021年9月28日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン 0』ミクチャ配信限定アフタートークの中で『ほんとにあった! 呪いのビデオ』について話していました。
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