ダチョウ倶楽部・肥後克広と寺門ジモン 上島竜兵の葬儀を語る

ダチョウ倶楽部・肥後克広と寺門ジモン 上島竜兵の葬儀を語る ラジオビバリー昼ズ

ダチョウ倶楽部の肥後克広さんと寺門ジモンさんが2022年6月17日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』に出演。上島竜兵さんのお葬式について話していました。

(高田文夫)でも、みんなから話を聞いたんだけども。「やっぱり2人がお葬式の時とか、最後の時なんかも明るく陽気だったから、すごい助かった」っつってたね。行った連中が。

(肥後克広)でも、いろんな人が来られて、いろんなことをやられて……だから若手。上島くんなんかね、本当に僕も知らないような若手がいっぱい……。

(寺門ジモン)飲み仲間みたいな。

(高田文夫)ああ、竜ちゃんの仲間か。

(肥後克広)そう。で、「ストレッチーズの○○です」とか挨拶をするんだけども、「ああ、ああ……じゃあ、上島にちょっと一声」って。で、「○○の××です」「じゃあ上島に一声を……」って。もうどんどん若手が来るんだけども、名前を知らないし。なんか若手のオーディションみたいになってくるわけ。「上島に対して一言」っていう大喜利みたいになってきちゃって。

(寺門ジモン)でも、みんな準備してきたギャグ、できなかったね。

加藤茶さんのお焼香

(肥後克広)でもね、大御所で言ったら加藤茶さん。僕、一番前というかね、喪主みたいなところに座ってるじゃないですか。それで「ああ、加藤さん、来てるんだ」と思って。そしたら加藤さんがお焼香。おでこにやって。2回、おでこにやって3回目。鼻の下で「ペッ」ってやったんですよ。「おっ、カトちゃんペッ、やってる!」って。

(寺門ジモン)やっぱり芸人に対する礼儀っていうかね。すごかった。

(肥後克広)あと、山田邦子さんも来てくれたんですよ。みんなが来る前にパッと1人で来られて。俺、たまたまいたんだけども。「まあまあ、私も太田プロ、やめたしね……」なんて言いながら。ちゃんと気持ちを残していってくれたしね。

(寺門ジモン)だったらお前、あれだよ。YouTubeでコラボした方がいいよ(笑)。

(高田文夫)ああ、YouTubeでコラボね。

(寺門ジモン)ちょっとめんどくさいから(笑)。あの人、ちょっとめんどくさいんだよ(笑)。

(高田文夫)でもあれに出たってことはえらいよ。「めんどくさい芸人」っていう設定でYouTubeでさ。

(松村邦洋)『水曜日のダウンタウン』、おもしろかったですね!

ナイツと清水ミチコ『水曜日のダウンタウン』山田邦子YouTubeコラボ回を語る
ナイツと清水ミチコさんが2022年6月15日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中で『水曜日のダウンタウン』の「しんどい先輩芸人からYouTubeでコラボしたいと言われた時の断り方ムズい説」について話していました。

(高田文夫)すごいね。

(肥後克広)それからウッチャンナンチャンさんが。ウッチャンなんかもう長い長い……演劇時代から。

(寺門ジモン)哲っちゃんとか、そのへんの流れで。みんな、それが気持ちが……あの時はちょっと僕らも。

(高田文夫)でも2人が落ち込んでなくてよかったよ。

(肥後克広)それで江頭さんも来たよ。うちのマネージャーに電話があって。「エガちゃんが来たいって言ってんすけど、大丈夫ですかね?」って。「大丈夫だろう?」「喪服、持ってますかね?」「いや、持ってるよ! あの格好では来ないよ!」って(笑)。

(高田文夫)裸では来ねえだろ(笑)。スパッツじゃ。

(肥後克広)あと、びっくりしたのは研ナオコさんとかも来られて。あと、ヒデちゃん。ヒデちゃんって、なんだろう? 人との人間関係をすごく繋げる人なんで。ずっとずっとみんなと話しながら。違う方に話をするっていうか。まあ有吉くんとかね、土田とかは当たり前にずっといたけども。竜ちゃんを愛してくれた人たちが自然にこう……。

(高田文夫)でも、あれだろ? 竜ちゃんの奥さんさ。元気? 大丈夫なのね?

(寺門ジモン)スピーチ、最後にまとめてくれたんですよ。

(肥後克広)やってくれて。「竜さんは寅さんが好きで」っていう話をするはずだったんですけど。だんだんごっちゃになってきて。「寅さんは私と結婚した頃は売れてなくて、貧乏でした」って言って。「違う、違う、違う!」って(笑)。

(寺門ジモン)「寅さんと結婚してないから!」って(笑)。

(肥後克広)「ひかるちゃん、ごっちゃになっているよ!」って。

(寺門ジモン)ずっと寅さんの音楽がかかっていたんですよ。だからもう、頭が……。

(高田文夫)BGMでかけてたんだ。

(肥後克広)『男はつらいよ』がかかっていて。あれが、もう……。

(松村邦洋)あの寅さんで和んじゃいましたね。みんながね。

(高田文夫)それはよかったね。その選曲がね。

(肥後克広)曲がね、もう何を聞いても沁みるんですよ。だから、家にいてもCDとかじゃなくて。「ああ、ラジオにしよう。ラジョだったらアトランダムにいろんな曲がかかるだろう」って思って。で、いろんな曲がかかるんだけど、自分の頭の中で変換して。なんか悲しくなって、またシクシクシクシク……今だったら俺、磯山の歌でも泣けるんじゃないかな?って思って。

(磯山さやか)『風のゆくえ』、行けますかね?(笑)。いつもギャグなのに?

(寺門ジモン)今日、逆に俺、リーダーがしゃべるのが饒舌で、なんか泣けてくる(笑)。

松村邦洋からの電話

(肥後克広)松ちゃん、松村からも電話があって。「大丈夫?」「大丈夫。ありがとうな、松村な」って。で、また松村がいい言葉を言ってね。「俺も30何年、松村と一緒にいるけど。お前の言葉で泣けたの、初めてだよ」って言って。「いやー、でもあれなんですよ、肥後さん。人生っていうのはね、武将にたとえると……」って、武将の話になって(笑)。長いんだよ(笑)。

(高田文夫)戦国武将の話になっちゃって?(笑)。たとえなくていいっつーんだよ(笑)。

(肥後克広)「松ちゃん、あの、俺、頭が悪いから。あんまりわかんねえよ」「いやいや、違うんですよ。鎌倉時代は……」って。お悔やみが1分ぐらいで、武将の話が30分。

(高田文夫)武将漫談だ(笑)。

(寺門ジモン)お前さ、ジモンと一緒。

(磯山さやか)それ、ジモンさんが言うの?(笑)。

(高田文夫)肉の話になっちゃうから(笑)。

(寺門ジモン)この松村がお葬式でお坊さんのモノマネをしだして。あれはちょっと、反省しなさい?

(高田文夫)えっ、どうしたの?

(松村邦洋)やっぱり僕は、田舎の方はお経を読むようになってるんすよ。こう、参列者全員で。で、同じ宗派だったんで。

(寺門ジモン)いや、そういう問題じゃないんだよ。人のお葬式で悲しい時にそのお坊さんを追いかけてって、モノマネしてるんですよ。

(高田文夫)坊さんに? なんで坊さんにモノマネやってるんだよ?(笑)。

(寺門ジモン)話をしながら。「ああ、なんかおもしろかった」って。お前、ああいうのはやめた方がいいよ?(笑)。

(肥後克広)いや、いろんな弔い方があるから。大丈夫よ。

(松村邦洋)いや、お焼香だけ……。

(磯山さやか)お焼香もやり方、みんなに聞いていたんですよね? 「何回やればいいんだ?」って。

(松村邦洋)「3回やるの? 何回だっけな?」って。

(高田文夫)お前、いくつなんだよ?(笑)。

(寺門ジモン)でも今、笑い話みたいにしてますけども。竜ちゃん自身が生きてる時に「僕がそういう風になったら、こんなことをしてくれ」っていっぱい言っててくれたんですよ。

(肥後克広)遺言というか。本当なら、おでんを入れて。

(寺門ジモン)ほっかむりして。

(高田文夫)豆しぼりだろ。

(肥後克広)それで竜兵会のみんなで運んで。その途中で1回、落とす。それでリアクションをしないから「ああ、本当に亡くなったんだ」っていうことでみんなで悲しむ、みたいに言っていたんだけども……できなかったなー。でも、「明日、出棺する」ってなって。それでひかるちゃん、奥さんにね、「これはある意味、竜ちゃんの遺言だから。おでん、入れていいか?」って言ったら「入れてください」って言われて。

(松村邦洋)おでん、入れましたよね。

棺におでんを入れる

(肥後克広)それでおでんを入れて。出川に「あれ、おでんの汁を捨てて具だけ入れるのかな?」「いや、リーダー。臭くなるでしょう? ビニールごとですよ。お願いしますよ」って言われて。

(寺門ジモン)「おでん、焼き切れるかな?」とか言っていたんだよな(笑)。いや、本当に言っていて。汚くなったらやっぱり問題でしょう?

(肥後克広)まあ、だからおでん……たしか、ほっかむりと鼻毛を書くのはちょっとできなかったんで、おでんを入れて。みんなのお手紙を入れたりもしてね。

(寺門ジモン)だから生前に言っていたことはできなかったけども。まあでも、そういう点ではあたたかいというか、みんなの気持ちが出た感じはあったね。

(肥後克広)非常になんか、ここ何ヶ月か上島くんは本当に前向きで。

(寺門ジモン)すごかったんですよ。

(高田文夫)そうなの?

(肥後克広)自分のテレビCMとかを見ていると、「おじいちゃんだ、おじいちゃんだ」って自分で言って。肌をすごいきれいに……美顔器も買って。

(高田文夫)肌を気にしていたの?

(磯山さやか)美顔器を購入して。

(肥後克広)だから美容男子ならぬ美容おじさんだったんですよ。肌をきれいにしていたんですよ。それを磯山に言ったら、磯山が泣きながら竜ちゃんの顔に近づいていって。なにを言うのかな?って思ったら「肌、とってもきれいよ、竜さん。ちゃんとケア、できてるわね」って(笑)。

(高田文夫)フハハハハハハハハッ!

(磯山さやか)肌、ツヤツヤしてたんですよ。本当に(笑)。「ちゃんと身になっている」って思って(笑)。

(肥後克広)違う言葉、かけろよ(笑)。

(磯山さやか)努力がちゃんとね(笑)。きれいだったんですよ。

(高田文夫)肌をきれいにしようとか、そういうことを考えてたの? なんでだろうな?

(肥後克広)だから、奥さんのひかるちゃんとも話したんですけど。あれ、突然のことなんでって。たぶんあれはもう事故というか、魔が差したんじゃないかって。で、ひかるさんがそろそろ落ち着いてきて、いろいろ片付けをしてたんですって。そしたら、まだ見てないレンタルビデオが2本、出てきて。「これはもう返さないと」っていうことで、ビデオ屋さんに持っていったんですって。それで延滞料金を払って。「本当に最後の最後まで迷惑かけて!」って言っていて。

それで俺、気になっちゃって。「上島が最後に見たかったビデオ、映画2本ってなんだろう? 『砂の器』かな? 『ゴッドファーザー』かな? 『男はつらいよ』かな? なんだろう? なんだろう?」って思って。奥さんに電話で「あの、竜ちゃんが見たかった映画2本って何ですか?」って言ったら、「うーん。タイトルはまだ言えない……」って言ったんですよ(笑)。

(寺門ジモン)ええっ? なによ、お前、それ……?(笑)。

(高田文夫)それはマズいんだ、やっぱり(笑)。

(肥後克広)まだ言えないって(笑)。

(寺門ジモン)タイトル、大人系だったのかな?

(肥後克広)いや、わからない。まだ言えない。もうちょっと時間が経たないと言えないって。

(高田文夫)松ちゃんがいつも見てるようなやつじゃない?

(松村邦洋)見てるやつですかね?

(肥後克広)いやいや、わからない(笑)。

(高田文夫)『砂の器』ではなかったんだな。

(肥後克広)なかったみたいで。

(松村邦洋)『八甲田山』とかではなかったんですね。

<書き起こしおわり>

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