三遊亭好楽さんが2023年11月20日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』に出演。2023年の笑点を振り返る中で、林家木久扇さんが2024年3月で卒業すると宣言したことについて話していました。
(松本明子)師匠には笑点事件簿ベスト3を選んでいただきました。それでは今年の笑点事件簿第3位は?
(三遊亭好楽)宮治・一之輔と……。
(高田文夫)おお、宮治・一之輔。新しいところだな。
(三遊亭好楽)あのね、この前、宮治と一之輔を呼んだの。呼んで。ちょっと笑点の楽屋の隅っこの方にね。「やっと俺たちの時代が来たな」って。そしたらさ、2人は「ええっ?」って言うんだよ。「何それ?」って感じで。
(高田文夫)若いの2人が(笑)。
(三遊亭好楽)わかってないんだよ。「俺とお前たち2人とで、いよいよ笑点を切り盛りするのは俺たちの時代だ」って言ってるのにさ、「何それ?」って。
(松本明子)アハハハハハハハハッ!
(三遊亭好楽)あいつら、理解できないんだな。
(高田文夫)あいつらな。若いからまだダメだな。
(三遊亭好楽)ダメだな。
(高田文夫)宮治も一之輔もダメだよ。もう来ているんだよ。若者の時代が。3人の時代が(笑)。
(三遊亭好楽)なんか目は笑っているんだけどさ。「そういうの、失礼だよ、君?」っていう。
(高田文夫)目は笑っているけど、そうは思ってないだろう」っていう(笑)。
(三遊亭好楽)今日のゲスト、軽く扱っているね?
(高田文夫)いやいや、先輩として敬っていますから。2つ上じゃないですか。もういないんですから。上が。木久扇さんしか(笑)。
(三遊亭好楽)あの人、9つ上なんだから、すごいよね。
(松本明子)9つ上! ええっ?
(高田文夫)でも宮治・一之輔と2人、入ってさ、本当に若返った感じでさ。年寄りもいるし。ちょうどいい具合ですね。バランスが。よくなったね。活性化したしね。とてもいい作戦だったな。
(松本明子)それでは、今年の笑点事件簿、第2位は?
(三遊亭好楽)木久扇兄さんが……。
(高田文夫)出た。兄さん。唯一の兄さん。
(三遊亭好楽)私がね、昭和41年に林家に入門したら、木久扇兄さんがいたんですよ。三木助のところから来て。
(高田文夫)ああ、前の『芝浜』の三木助が。
(三遊亭好楽)亡くなって。たった1年だったよ。それで亡くなって、林家のところに来て。そしたら私が入ったら兄さんでいて。ずっと、57年間付き合ったよ。
(高田文夫)直接の兄貴分として木久扇さん。
(三遊亭好楽)そう。だから性格も何も全部、知ってるんですよ。だから、ほら。来年の3月で笑点を卒業するって。
(高田文夫)言ってましたね。あれ、どうなんですか?
(三遊亭好楽)発表しちゃったでしょう。だけど、私は信用しない。
(高田文夫)そうでしょう?
(三遊亭好楽)あの人さ、やめるなら……「兄さん、やめるなら今、やめなきゃダメだよ」って俺、小言を言ったんだよ。ポンと、もう男らしく。江戸っ子なんだから。なんで来年の3月なんだ?っていう。でも俺、わかってるんだよ。あの人の性格を。あの人ね、代々木にね、木久蔵ラーメンっていう店を出していたの。その店、閉店セールをね、34年やっていたんだよ。
(高田文夫)閉店セールを34年(笑)。
(三遊亭好楽)だから、信用しないのよ。
木久蔵ラーメンは閉店セール34年間
(高田文夫)「終わる、終わる」っつって。だから出演も3月いっぱいって言っているけれども……。
(三遊亭好楽)「えっ、もう3月かー? ああ、知らなかったな。来年の3月なんだけどなー」って。絶対に言いそうだよ。
(高田文夫)「もう少し、出よう」ってね。
(三遊亭好楽)そう。やめるわけないじゃない?
(高田文夫)そうだよね(笑)。でも、そうか。長いよね。木久蔵さんとはね。
(三遊亭好楽)長いですよ。
(高田文夫)林家正蔵、一番弟子が誰ですか?
(三遊亭好楽)柳朝。
(高田文夫)そうだ。小朝の師匠の柳朝ね。柳朝だもん。一番怖いよ。それで、柳朝さんがいて。
(三遊亭好楽)それで、紙切りの正楽さん。
(高田文夫)ああ、先代の。春日部の。
(三遊亭好楽)それで、3番目が文蔵兄さん。
(高田文夫)ああ、文蔵さん。
(三遊亭好楽)それで枝二さん……栄枝さんになった。
(高田文夫)「枝二さん、ドジ」っていう洒落があったでしょ(笑)。
(三遊亭好楽)その後が木久扇兄さん。それで亡くなった林蔵さん。それから春輔さん。それで私。
(高田文夫)九蔵さん。そうか。個性的な人がいっぱいいるね。
(三遊亭好楽)そうだね。
(高田文夫)でも柳朝は怖かったでしょう?
(三遊亭好楽)全然怖くない。私にはすごく優しいの。要するに、一朝も小朝もまだ入ってない時だから。もう、おかみさんが大好きで、おかみさんといつも飲んでいるんだよ。そしたら師匠がさ、「おい、うちのかかあをお壇にするんじゃねえ」っていう(笑)。だって俺、みんな連れてっちゃうんだよ。近所にカドっていう焼きとん屋があるんだよ。そこでワーッと7、8人で飲んで。みんな食べて飲み終わったらおかみさんに電話して。「おかみさん、来ましたよ」っつったらおかみさん、こんなでっかい財布を持って。ハル坊っていうんだけども。「ハル坊、いくらだい? 九坊の飲んだやつは」って。全部払ってくれて。それから2、3軒行って。豪快な人で。
(高田文夫)すごいね! おかみさんが払ってくれる。師匠じゃなくてね。すごいんだよ。
(三遊亭好楽)だから「お壇にするな」ってね。
(高田文夫)ねえ。でも柳朝って怖かったんだから。談志が怖がったんだから(笑)。
(三遊亭好楽)おかみさんがね、なんていうのかな? 苦味ばしった女かな?(笑)。
(高田文夫)「苦味ばしった女」って(笑)。おかみさん(笑)。さあ、1位に行くぞ?
(松本明子)今年の笑点事件簿第1位は?
(三遊亭好楽)司会の昇太が……。
(高田文夫)どうしました? 昇太がまた。
(三遊亭好楽)私を無視する。
(松本明子)フハハハハハハハハッ!
(三遊亭好楽)司会者なのに。俺が手を上げているのにさ、「はい、宮治くん」とかさ。
(高田文夫)当ててくれないの? 死角に入っちゃってるんじゃない?
(三遊亭好楽)で、カンペを出すじゃない? 昇太さんに「好楽さん」って。
(高田文夫)「好楽さんを指してください」と。
(三遊亭好楽)それでもね、こうやって手を上げてもね。
(高田文夫)無視するの? なんか俺、見ていて「回答数が少ないな」と思ってたんだよ。いつもいつも。好楽さん、回答数少ないなって。
(三遊亭好楽)この間ね、20回ぐらい答えるののね、3回しか映ってなかったよ。マジで、マジで。もうね、ディレクターもプロデューサーもね、「師匠はなんにも答えなくていいです」って。もう、諦めたのね。「湯呑、置いておきます。これ、お茶だと思って飲んでください。酒が入ってますよ」って。
(高田文夫)それで釣っているんだ(笑)。
(三遊亭好楽)「それでやってください」って。「もう師匠は何をやってもいい。いるだけでいい」って。
(高田文夫)そうだよね。もうキャラクターでね。
(三遊亭好楽)「遅刻してもいい」っていう。
(高田文夫)そうそう。早退けしてもいいんだよ。
(三遊亭好楽)そう。座布団があって。「あれ? なんでいないのかな?」って思っていたら「ああ、ごめんごめん」って。
(高田文夫)二問目で入ってきて。あれ、面白いよね。
(三遊亭好楽)で、三問目の途中で「じゃあ、帰るんで」って(笑)。
(高田文夫)「あ、帰っちゃった! あの人、自由だな!」っていうの、面白いね。
自由すぎるキャラクター
(三遊亭好楽)それをプロデューサーもディレクターも本当に言うんだよ。そういう風に言うんですよ。ということは、私をバカにしているんだよ(笑)。存在がないんだよ。
(高田文夫)自由なキャラクターですから。いいんじゃないですか?
(三遊亭好楽)よくねえよ(笑)。「いいんじゃないですか?」なんて、そんな言葉、かけるもんじゃないよ(笑)。
(高田文夫)CMです(笑)。
#高田文夫 と #松本明子 の
ラジオビバリー昼ズ????
お聴きいただきありがとうございました????ゲストは #三遊亭好楽 さんでした!
タイムフリーはこちらから????????https://t.co/0mmLvbd0beそして今週の木曜ビバリーは
清水さんお休みで高田先生出演????#ビバリー昼ズ pic.twitter.com/h0C4gfJm2C— ラジオビバリー昼ズ (@hills1242) November 20, 2023
<書き起こしおわり>