オードリー若林『審査委員長・松本人志』最終審査ギャンブルを語る

オードリー若林『審査委員長・松本人志』最終審査ギャンブルを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年6月11日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『審査委員長・松本人志』の最後の審査でギャンブルをしたことについて話していました。

(若林正恭)今日、オンエアーされたんですけども。ゴールデンでね。『審査員長・松本人志』っていう、松本さんとやってる番組なんですけど。

(春日俊彰)もう何回目ですか?

(若林正恭)もう第3弾かな? 結構やっているんですよ。で、審査員を松本さんがやられることが多くて。松本さん審査って、重いし価値があるじゃない? ということをコンセプトにした番組で。いろんな発明品とか、そういうものが出てきて。いろんな技術とか、あと特技とかも出てきて。いろんなジャンルをパネラーの人たちと審査していくっていう番組なんですよ。

でね、四つのジャンルをやるっていうことで収録をしたんですね。で、まずひとつのジャンルが終わって。松本さんとかIKKOさん、ファーストサマー・ウイカ、劇団ひとりさんとかがいらっしゃる中で、本番前に「同点になったら……3票・3票とか4票・4票みたいになったら、どうします?」って話になって。「その場合はもう若林さんの独断と偏見で、若林さんが札を出して優勝を決めましょう。でもまあ、ならないと思いますけどね」みたいになっていて。そんなことがあって。松本さんはね、審査委員長だから2票、持っているの。他の人は1票だけなんだけど。

(春日俊彰)なるへそ。

(若林正恭)で、最初のジャンルの審査でいきなり、3票・3票の同点になっちゃったんだよ。それで、「えっ、こうなったら、どうなんの?」ってなって。「はい。こうなった場合は僭越ながら私、若林が決めさせていただきます」って言って。それで俺が出すんだけど……これ、「どうしようかな?」って。なんか、松本さんに寄せているっていうのもちょっと見てる人は違うと思うし。逆張りするのも違うし。でもまあ、自分がいいと思ったのを上げようと思って、上げたんですよ。それで、優勝が決まって。二つ目のジャンルの投票しますってなったら、また3対3で割れたのよ。2回連続で。そしたら「どうなるの?」ってなって「僭越ながら、若林正恭が決めさせていただきます」ってなったら松本さんが「いや、審査委員長、お前やないか!」って(笑)。

(春日俊彰)たしかにそうだね(笑)。審査委員長の役目だもんね。最後の決断を下すのって(笑)。

(若林正恭)『審査委員長・松本人志』っていうことで2票、持っていて。「まつもトロフィー」とか言ってるけども。「審査委員長・若林やないかい!」ってなって。まあ、それも別に忖度なしで自分がいいと思ったのを上げようと思って。二つとも、松本さんが上げたやつじゃなくなったんですよね。優勝が。まあ、俺のさじ加減っていうか、俺が正直に出して。それで、3個目のジャンルはすんなり決まったんですよ。投票で。

で、最後の四つ目になった時にまた、3対3対2で割れたのよ。で、「同点になりました」ってなって。そしたらもう松本さんも「この場合、どうなるの?」ってなって。「僭越ながら私、若林が決めさせていただきます」「いや、審査委員長、お前やないか!」ってなったのよ。で、四ジャンルあるうちの三つのジャンルのが松本さんが上げたやつが優勝してないのよ(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! まあ、しょうがないよね。たまたま、ねえ。

(若林正恭)しょうがないし。で、二つも松本さんが上げたやつじゃないのを上げたから。「これ、さすがに最後の四つ目は松本さんが上げたやつに上げよう」って思ったんだけど……「そういう決め方はよくないな」っていう思いもあるよね?

(春日俊彰)はいはい。別に流れで……とかじゃなくてね。

(若林正恭)そしたら松本さん、本当に優しくて。すごい小声で「もうこれ、若林がいいと思ったんでええで。自分が、若林がええと思ったのでええよ」ってなんか、言ってくれてたの。それで「3対3対2で松本さんのに上げて。松本さん、最後はようやく優勝っていうのも、うん。きれいかな。違う方に上げる。全部松本さんが上げたのにならないじゃないかっていうオチもまあ、あるけど……でもゴールデンか」とか思って。

「いや、待てよ? 3対3対2で2票のところに俺が上げた場合、3対3対3になる。それにして、話し合いにして。で、『ここはやっぱり審査委員長・松本人志ですから松本さんが上げたのを優勝にしましょう』と話し合いのゴールを持っていくエンディング。エンドロールがいいかな?」と思ったの。

(春日俊彰)はいはい。なるへそ。

「3対3対3」にするべきか?

(若林正恭)だから3対3対2の「2」のやつに俺が上げようとしているんだけど……俺がMCをやっていて。でも、なんかメンバー的に吉村、澤部、田中さんとかがいてくれたら「若林! お前、なにやってんだよ! ややこしくなるだろ! お前、そういうことするよな! かき混ぜんなよ!」って突っ込んでくれるし。「そういうことをやりそう」って知ってくれてる人……そういう人がパネラーにはいない感じだったのよ(笑)。

(春日俊彰)はいはい。関係性的にね。

(若林正恭)関係性的に。うん。

(春日俊彰)距離感的に。はいはい。

(若林正恭)で、松本さんも今まで絡んできた感じだと「春日の相方。春日の面倒を見てる若林くん」みたいな感じが多いのよ。なんかゴリゴリにいじられたりしないっていうか。たとえばだけど、南原さんとか上田さんなら「そういうことをやりかねない」って知っててもらえてる感じ。それはなんか、俺の頑張りも足りないからそうなってるんだけども。だから、「どうなるかな?」って思ったのよ。その「2」の方に上げるっていうのは。

(春日俊彰)まあどう転がるか、予想がつかないっていう。

(若林正恭)で、どう思う? 俺の立場だったら。3対3対2を3対3対3にするっていう最後。

(春日俊彰)いやー……?

(若林正恭)やっぱりどっちかの「3」に上げる?

(春日俊彰)難しいね。でも、どうだろうな? うーん。その「2」のところに上げるっていうのは、やらないかもな?

(若林正恭)ギャンブルだよな。張る感じだよな。でも俺は「いや、行ってみよう!」って思ったの。で、3対3対2の「2」の方のやつを「優勝は、こちらです!」って上げたの。そしたら本当に……「はあ?」みたいな(笑)。

(春日俊彰)うわっ!

(若林正恭)ねえ、ダイスケね(笑)。で、なんか松本さんが春日とかバイきんぐ西村さんとかに言う感じの「なにしてんの?」って。フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! なるへそ!

(若林正恭)「若林、なにしてんの?」っていう感じで。それはなんか、ツッコミとして。「なにしてんの? 若林、気づいてないけど……なにしてんの?」っていう感じだったのよ。で、ファーストサマー・ウイカとかIKKOさんとかゆうちゃみとかも、「えっ?」みたいな。劇団ひとりさんとか小峠さんも「えっ、若林、わかってないのかな?」みたいな。でも、「ああ、そうか」って。いきなり「なにやってんだよ!」って来るっていう可能性も、もうフィフティ・フィフティでやったの。でも完全にでっかいクエスチョンマークがスタジオについて。「はあ? なにしてんの?」って。で、俺はもうこれは大げさにやんなきゃなと思って。「ああっ! 3対3対2の『2』の方を上げたら、3対3対3で並んじゃうか!」って。そう言っても「ああ、そうやで?」みたいな(笑)。

(春日俊彰)なるほどね(笑)。

(若林正恭)それでちょっと遅れてひとりさんが「いや、ややこしくなるだろ!」って。なんか気づいてくれたのかどうか、わかんないけど、そう言ってくれたの。で、俺はここからよね。3・3・3で並んで、エンディングだから。

(春日俊彰)もう出しちゃったわけだからね。

(若林正恭)そうそう。でも、腹もくくってるの。で、「さあ、話し合いしましょう!」って。で、話し合いの結果、1回「じゃあIKKOさんに決めてもらいましょうか?」とか寄り道するか、「やっぱり審査員長ですから、審査員長が上げたのにしましょう」ってエンディングかなって思ってたら……やっぱりさすが松本さんで。その前に出てた……クイズで本当にマジで5分ぐらいのために来てくれてたサンシャイン池崎がいて。なんか松本さんが「池崎、まだいる?」って呼んで。「最後、池崎に決めてもらおう」って松本さんがおっしゃったの。

そしたらサンシャイン池崎がスタジオに大急ぎで戻ってきて。サンシャインブレードを担ぎながら「審査員・池崎です」って戻ってきたの(笑)。

(春日俊彰)おお、いいね(笑)。

(若林正恭)で、もう俺の心の中は「頼むから松本さんが上げたやつに上げてくれ!」っていう。ね? もうそれだけじゃん? それで収録はきれいに終わるから。そしたら池崎さんが本当に……あれ、自分がやったやつでもなかったよね? 自分がやったクイズのやつでもなく、松本さんが上げたやつでもない、本当にVを見ていいと思ったやつを上げたのよ。松本さんじゃないやつを上げて。でも、それはしょうがない。俺は「おい、お前!」とは思ったけども(笑)。

まさか、来るとは思ってないからしょうがないんだけど。それで、終わったのよ。で、収録が終わりました。その後、なんか「YouTubeの広告の2人のトーク、撮ります」ってなった時にちょっと、YouTube用のセッティングに若干間ができるから。でも、なんか松本さんに……「たぶん天然と思われてる可能性は高いな」とは思っていて。でも、なんかそれを自分から、「計算です」とはもちろん言わないし。「終わり方、あれでよかったですかね?」とかも、なんか……なんだろうな? ちょっと違うよね。恐れ多い。

(春日俊彰)まあ、そうだね。

(若林正恭)まあ、ダサいよね。もう、やったんだから。そう思って。自分から言うのは粋じゃないなと思って。で、YouTubeの動画も撮って。全部終わりって。「OKです」ってなって、ピンマイクを外して。松本さんも外して。で、松本さんがスタジオを出られて。プロデューサーの坂本さんよ。『体育会TV』もやっている。坂本さんと松本さんが並びながら通路を歩く。その後ろを俺は、なんていうんだろう? 「盗み聞きしてますよ」っていう距離でもないし、なんだろう? ギリギリ聞こえるぐらいの間を空けて、ついて行ったのよ(笑)。

(春日俊彰)それ、「聞きたい」っていう気持ちがあってっていうことね?

(若林正恭)そう。それで本当にうっすら……うっすらよ? なんか「あれ、天然かな? 計算かな? 計算か……?」みたいなのが。「若林」とは聞こえないんだけども。「天然かな? 計算かな? 計算か……」みたいな声が聞こえてきたの。そしたら、坂本さんに「行け、行け、行け……」って思うじゃない? 俺は。「若林くんだから、計算じゃないですか?」って。やっぱり松本さんにさ、そう思われたいじゃない? そしたら、聞こえないんだけど。「どっちっすかね?」って言ってる感じだったんだよ(笑)。

(春日俊彰)なるへそ(笑)。

(若林正恭)そうそう。それで俺もめっちゃ気になるんだけど、楽屋に帰って来てから着替え途中にダイスケとか岡田にさ、「あれ、松本さん、天然と思ってたかな? 計算と思っていたかな?」って聞いてもさ、なんていうの? 面倒くさいタレントじゃん。

(春日俊彰)まあ、そうだね。答えは出ないしね。

(若林正恭)で、なんか帰りに……そこでさ、俺がさ、通路の後ろから「松本さん、計算なんすよ」って言うタイプにも見えてないじゃん?

(春日俊彰)そうだね(笑)。

(若林正恭)じゃないし。で、「うーん……」って思ってたのよ。できれば計算と思っていただいてたら……嬉しいじゃない?

(春日俊彰)まあ、そうだね。

松本さんには「計算」と思われたい

(若林正恭)そっちの方がいいじゃない? 俺は。それで実は岡田とかダイスケとかに対しても「気にしてないよ」みたいな感じを出して過ごしてたんだよ(笑)。気持ち、わかるでしょう?

(春日俊彰)はいはいはい。わかる(笑)。

(若林正恭)でね、話が変わるんだけども。『しくじり先生』にね、新内眞衣さんが来てくれて。で、撮り終わったの。撮り終わった後に楽屋にいたら「コンコン……」って来て。開けたら新内さんだったのね。そしたら新内さんが「すいません。あの最初のオープニングのところ、なんか割って入っちゃって……」みたいな感じのことをおっしゃったのかな? 俺、それを全く覚えてなかったし、たぶん全くおかしくなかったんだと思うの。流れ的にも。でも、なんかわかるじゃん? 気にするのって。

(春日俊彰)ご本人はね、ちょっとね。

(若林正恭)それで「全然気にしないでくださいね」って言って。「お疲れ様でした」って。まあ、新内さん、真面目なんだろうね。ってなったのよ。そこで結構、後輩からしたら「大丈夫だったかな、あれ?」とは思うけど。実は先輩も「後輩、のびのびできたかな?」って気にするから。後輩が「あれ、先輩的になしだったかな」って思うよりも、先輩はそうは思わない。先輩も後輩がやりやすいように……南原さんも『ヒルナンデス』でみんながのびのびできるようにってこと考えてるから。なんか先輩で「あいつのあそこ、ないな」とかはあんまり思わないじゃない?

(春日俊彰)ああ、まあよっぽどぶち壊すとかじゃない限りね。

(若林正恭)まあ春日はね、そういうのを思う方だと思うけど。楽屋でも言うし。

(春日俊彰)言わないわ!(笑)。「あいつは……」みたいな?

(若林正恭)大概、逆に「大丈夫だった?」って聞く人とかいるし。

(春日俊彰)はいはい。先輩もね。

(若林正恭)だから、「たぶん松本さんもお忙しい中の1個の仕事だから。俺が天然か計算かなんかもう、忘れてるし。気にもしてないだろうな」って新内さんが挨拶に来てくれたことで思えたんだよね。

(春日俊彰)ああ、なるへそ。

(若林正恭)だからなんか、そういった意味じゃあ、自分が思ってるより心広い人ばっかりだから。全くもう気にしてない。うん。その松本さんがどう思われていたかって。で、『体育会TV』で、春日、収録で坂本さんといつも会う?

(春日俊彰)まあ、大概会うよね。

(若林正恭)そしたらあの、その松本さんに「あれは計算だった」って言ってもらえるように、お願いしといてもらっていい?

(春日俊彰)いや、気にしてんじゃないのよ? めちゃくちゃ気にしてんじゃない……で、変だよ。たぶん私が坂本さんに(笑)。

(若林正恭)いや、もうお前しかいないのよ。頼みの綱が。

(春日俊彰)いやいや、それは変だって。それはなんか、「すごい気にしてる」っていう風な印象になっちゃうよ。若林さんが。

(若林正恭)それを何とかうまく、俺がお願いしたとか、春日がお願いしたとかじゃなくて、坂本さんから「そういえばオンエアーを見たけど。若林さん、あれは計算でしたね」って言うように……「そう言っておいてください」って坂本さんにお願いしてほしいのよ。

(春日俊彰)いや、難しいよ。それ、言い方が。「坂本さん発」っていうことでしょう?

(若林正恭)で、俺はもう気にしてないけど。ねえ。

(春日俊彰)じゃあ、いいじゃん。気にしてないんだったら、いいじゃん。

(若林正恭)いやいや、そこはさ……ああ、これは本当に今のお前の態度で確信した。本当にお前は俺に「クラゲに刺されればいい」と思ってるよ。

(春日俊彰)いやいや、そんなことないよ(笑)。

(若林正恭)なんかもうだから……もう、キツいわ。ラジオが。

(春日俊彰)なにがですか?

(若林正恭)うーん……9月で辞めたいかもしれない。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! いやいや、それは変だって。辞める理由がよくわからないよ。

(若林正恭)「クラゲに刺されればいい。松本さんに天然と思われればいい」って思っている相方とやっているの、つらいよ(笑)。

(春日俊彰)いやいや(笑)。

<書き起こしおわり>

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